3) 瀧樹神社(土山町前野) : 2020年3月15日 ユキワリイチゲ、ミヤマカタバミ 2020年花・鳥・その他に戻る
 瀧樹神社は、滋賀県の神社庁によれば、御祭神は速秋津日子神、 速秋津比賣神である。川田神社として地主神を祭ったのが始まりである。仁和元年に、滝原宮より速秋津日子神、速秋津比賣命の二柱を地主神の城内に合祀し、これをきっかけに社号を川田神社滝大明神とした。郷中の総社とし、応永年中、地頭岩室主馬頭橘家後が樹の文字を加へて滝樹大明神と改めた。本殿、拝殿がある。天満宮も置かれている。主な祭礼は、ケンケト踊(町指定、祭礼日は5月3日)で、甲賀市の観光案内によれば、室町時代から始まった田楽踊りが現在に伝承されていると云われている。小学生の男子が孔雀などの羽を付けた飾りを頭に被り、袴に振袖姿で太鼓などを打ち鳴らし棒振り2人が踊る。宿から踊り場までは大人に肩車され移動する。また花蓋に沢山の金封や景品が取り付けられた造花が差し込まれておりこれを若者たちが激しく奪い合う。(県下の花奪神事の中でも一番激しいといわれる奪い合いである)。ユキワリイチゲのあたりには2本の目を引く大木がある。一つは天狗杉で、杉の前にある「御神木」の石碑に幹周は6.82mと書かれている。もう一つは、ムクノキで天狗杉の近くにある。樹名がかかれた案内板がある。いずれも周囲はユキワリイチゲの群落があり保護区にされ、立ち入り禁止となっている。

 那須ヶ原山登山終了後−道の駅・あいの土山−5分弱―瀧樹神社(30分程度の立ち寄り、見学)−守山駅解散〜自宅

今年は雪も少なく、暖冬である。この神社のユキワリイチゲは、3月20日が見頃だそうである。那須ヶ原山に登った帰りに立ち寄った。すぐ近くにある道の駅あいの土山に立ち寄った後、瀧樹神社に向かった。写真スポットでよく知られ、駐車場にはたくさんの車があった。鳥居を抜け、燈籠の立ち並ぶ参道を進めば本殿横に出る。ウメの花が咲く神社で早々にお参りをする。境内から、野洲川に面したところに進む。道沿いには群落が見られるれ。やや時期が早いのか、気温が十分に上がっていないのか、半開きの花が多い。もっとも群落の多いところは、神社の看板、ご神木の天狗杉のあるところである。幹回り 6.8m、見上げるほどの大木である。その足元にはお目当てのユキワリイチゲの群落にある。薄紫の上品な花が咲いている。完全に開花しているものは少ないが、圧倒される。一回りするような設定でぐるりと見学する。ミヤマカタバミの白い花もそこそこ見られる。サクラの開花はまだ先である。

ユキワリイチゲ ユキワリイチゲ ユキワリイチゲ
瀧樹神社 神社内のウメ

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作成日: 2020年3月22日