2)湖北町野鳥センター&三島池 : 2008年1月5日 2008年の花・鳥・その他に戻る 湖北町水鳥公園内にあり、展望窓からフィールドスコープや双眼鏡を使って珍しいコハクチョウやオオヒシクイなど琵琶湖の水鳥の観察ができる。パネル、標本や水槽の中に飼育されたびわ湖の魚や水草を使って、公園一帯の自然について説明されているので、目で見て自然を学ぶことができ、大人から子供まで楽しめる。自然や水鳥に関する図書や資料ビデオも用意されているほか、近くに葛籠尾崎湖底遺跡(つづらおざきこていいせき)の資料室(尾上公民館内)もある。湖北野鳥センターは、琵琶湖岸に多い水鳥の生態を学び、多くの人に野鳥に対して関心を持ってもらい、水鳥を保護を啓発することが目的で、1988年11月18日に開設された。展示コーナーには、コハクチョウやオオヒシクイをはじめたくさんの鳥のはく製(65種類86点)がある。 湖北町水鳥公園は日本でもっとも広大で、しかも500万年という世界で三番目に古い歴史を持つ琵琶湖は、水生生物の宝庫であり、1000種以上の生物が棲息している。水鳥たちにとってもここは繁殖に適した楽園といえる。 なかでも、湖北町尾上(おのえ)の湖岸は、今もヨシ原が多く残り、しかも前方の葛籠尾崎(つづらおざき)に向かって約500mの沖合が、水深2mから3mの遠浅になっていて、たくさんの水鳥が集まる。 昭和63年、この尾上から海老江にかけて湖岸約2.5kmを水鳥公園として整備された。 野鳥センター(2階建の観察施設)や観察小屋、観察路などの設備を利用すれば、誰でも気軽にバード・ウォッチングが楽しめる。オオヨシキリがヨシ原のあちこちで「ギョギョシ、ギョギョシ」と鳴く夏、春秋の渡りの季節、ガンやカモの仲間が越冬する冬、鳥たちは、四季それぞれに異なった生態を見せてくれる。国の天然記念物・オオヒシクイや公園の女王・コハクチョウ、県の鳥・カイツブリを筆頭に、これまで38科160種の野鳥が確認されている。 また、山本山にいるオオワシはセンターに備え付けのスコープで確認できる。
三島池 湖北野鳥センターの近くには、三島池があり、こちらは渡り鳥がすぐ目の前で観察できる。三島池は、背景に伊吹山があり、運が良ければ池にその山容を映す。 三島池は米原市池下にある貯水池。姉川の伏流水を利用して灌漑用に作られた。別名は、比夜叉池と呼ばれる。2010年(平成22年)3月25日に農林水産省のため池百選に選定された。また「滋賀のため池50選」にも選定されている。
2008年の花・鳥・その他に戻る 作成日: 2014年1月2日 |
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