4)松島(宮城県) : 2008年5月19日 2008年の花・鳥・その他に戻る 前日の船形山登山の翌日、午前中松島観光に出かけた。午後からの本来に仕事があるため、朝一番、駆け足の観光となった。松島の島々を見る前に、伊達政宗の菩提寺である瑞巌寺、隣の円通院、などを観光した。遅い東北の春、花も咲き、新緑とも相まって素晴らしい1日だった。 青竜山瑞巌寺 天長5年(828年)、慈覚大師によって創建されたと伝えられる。「瑞巌寺」は奥州随一の禅寺で、伊達政宗の菩提寺である。現在の建物は慶長14年(1609年)政宗が桃山様式の粋をつくし、5年の歳月をかけて完成させたもので、政宗が心血を注いだ荘厳な大伽藍といえる。松島海岸駅から徒歩5分にある。高木の杉林が本堂へ続き、木漏れ日が石畳を撫でる。もう一つの歩道には苔むした洞穴と石像群があり、目に新鮮にとびこんでくる。その静寂かつ厳粛な雰囲気に身も心も洗われるようである。(観光案内から)
円通院 瑞巌寺の西隣にある円通院は、伊達家二代藩主忠宗の次男である光宗の墓所(県重要文化財)である。光宗は、文武両道に長じていたため、外様大名から名君が出ることを警戒していた幕府から恐れられ、毒殺されたというのが定説となっている。その死をいたんで建立された御霊屋(三慧殿)は支倉常長がヨーロッパから伝えた西洋文明の影響が強く、厨子(ずし)の右扉の内部には、日本最古といわれる西洋バラの絵が描かれている。この絵は、金箔の地に白、赤、緑の三色を用い、緑青やサンゴなどを使っているため、永久に変色しない。円通院がバラ寺の愛称で親しまれていたのは、扉のバラにヒントを得た天野明道住職が、院内六千平方メートル一帯に、色とりどりのバラを植え込んで一般に開放したためである。
松島 松島は、遠く平安の昔からその美しさを誇り、現在、国特別名勝、県立自然公園に指定されている。 この地を訪れる多くの人々は、あまりの美しさに感嘆し、その姿を絵やら詩にしたためて讃美した。 東西南北、 四ヵ所の展望地からの眺めは四大観と呼ばれ、それぞれに風景の異なる美しさを楽しませてくれる。 そして緑の松が織りなす色彩のコントラストと、 広い海に浮かぶ小さな島々がつくりだす造形美が絶妙なバランスで保たれ、 どの方向から眺めてもその美しさは変わらない。高台に立ち、この絶景を眺めればきっと多くの人が感じたであろう、 胸のときめく感動が伝わってくるということのようだ。長い歴史を背景とし、つくりだされた自然美を心ゆくまで満喫できる景勝の地が松島である。旅心を誘う風がとてもすがすがしいところである。クル−ジングの船着場からすぐにある五大堂はその象徴である。ここから見る松島の島々や、五大堂を入れた松島の風景は観光スポットである。
花々
2008年の花・鳥・その他に戻る 作成日: 2014年1月2日 |
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