157、158、159)北アルプス(五竜岳2814m〜鹿島槍ヶ岳2889m〜爺ヶ岳2670m) : 2002年9月14日〜9月16日 3百名山に戻る
1)五竜岳
五竜岳(ごりゅうだけ)は、飛騨山脈(北アルプス)後立山連峰にある標高2,814 mの山。山体は富山県黒部市と長野県大町市にまたがり、山頂部は富山県側に位置する。男性的な山容で、日本百名山の一つ。「竜」のみを旧字体にして五龍岳と表記されることもある。旧字体による表記は「五龍嶽」。JR東日本大糸線神城駅の西8.4 kmに位置し、中部山岳国立公園内にある。鹿島槍ヶ岳と並んで、後立山連峰の主要峰の一つである。両山は丁度吊橋の支柱の様に日本三大キレットの一つである八峰キレットを挟む形で鎮座している。両山はそれぞれ逆側(鹿島槍ヶ岳は南側から、五竜岳は北側から)からは登りやすいが、両山を縦走するためには、難所である八峰キレットを通過しなければならない。山頂部は濃飛流紋岩型の溶結凝灰岩、山腹は黒雲母花崗岩からなる。山頂部は森林限界を越える高山帯で、1952年(昭和27年)に多くの高山植物が自生している南斜面は白馬岳周辺の山域と共に白馬連山高山植物帯の特別天然記念物に指定された。コケ植物のナンジャモンジャゴケが、1951年(昭和26年)初めて五竜岳で採取された。イワヒバリ、カヤクグリ、コマドリなどの亜高山帯の鳥が生息している。山頂の北西2.0 kmの餓鬼谷上流部の左岸斜面には、1906年(明治39年)に発見され翌年から鉱山の操業が行われた「大黒銅山跡」がある。そこで精錬された銅は牛により唐松岳と八方尾根を経由して運ばれ1918年(大正7年)に閉鎖された。
五竜岳山頂部東面の武田菱の雪形については、古く越中側では餓鬼ヶ岳と呼ばれていたことが、1700年(元禄13年)に奥山廻り御用によって作られた『奥山御境目見通絵圖』に記されている。また同じ頃の絵図には「後立山(ごりゅうざん)」という山名も見られ近代登山界でも論争された。「ごりゅう」が「五竜」に通じることから、今日の「五竜岳」であろうとする説が大勢を占めたが、のちにそれが「鹿島槍ヶ岳」であることがほぼ確定した。1908年(明治41年)7月に三枝威之助が初登頂して、「五竜」という当て字を行った。一方、信州側ではこの地域が戦国時代に武田氏の版図にあり、「菱形」の雪形が武田家の紋章に通じることから、「御菱(ごりょう)」と呼んだ。この「ごりょう」が「ごりゅう」に転訛したという説もある。白馬山麓では「割菱ノ頭」と呼ばれていた。1970年(昭和45年)に第22回読売文学賞の詩歌俳句賞を受賞した野澤節子が、「落日の岳残雪の武田菱」の句を詠んでいる。
白馬五竜高山植物園につぃては、後立山連峰の稜線に自生する高山植物のコマクサ五竜岳の登山口でもある白馬五竜スキー場のアルプス展望ペアリフトの下部(標高1,500-1,600 m)には、2001年(平成13年)に開設された白馬五竜高山植物園がある。コマクサ、タカネナデシコ、ニッコウキスゲなど200種以上100万株の高山植物の花々が初夏から秋を通じて見られる。ヒマラヤの青いケシやエーデルワイスのなどの世界の高山植物が見られる。開園期間は6月下旬から9月上旬まで、冬期は豪雪地帯のため雪に埋もれる。
登山ルートであるが、@八方尾根からのルート:八方尾根スキー場 - うさぎだいら - 八方池山荘 - 八方池 - 唐松岳頂上山荘 - 大黒岳 - 白岳 - 五竜山荘 - 五竜岳、A後立山連峰縦走路:親不知が起点となる白馬岳方面 - 杓子岳 - 鑓ヶ岳 - 天狗山荘 - 不帰嶮 - 唐松岳 - 唐松岳頂上山荘 - 大黒岳 - 白岳 - 五竜山荘 - 五竜岳 - キレット小屋 - 鹿島槍ヶ岳 - 冷池山荘 - 爺ヶ岳 - 種池山荘 - 岩小屋沢岳 - 新越山荘 - 鳴沢岳 - 赤沢岳 - スバリ岳 - 針ノ木岳 - 針ノ木峠(針ノ木小屋)へ続く(北アルプスの主稜線の縦走路は槍ヶ岳を経由して焼岳へと続く)、がある。
2)鹿島槍ヶ岳
鹿島槍ヶ岳(かしまやりがたけ)は、富山県黒部市、中新川郡立山町および長野県大町市にまたがる後立山連峰(飛騨山脈)の標高2,889 mの山。中部山岳国立公園内にある。後立山連峰の盟主とされる。山頂は南峰(標高2,889 m)と北峰(標高2,842 m)からなる双耳峰であり、吊尾根と呼ばれるなだらかな稜線で繋がっている。山頂部は森林限界を越える高山帯で、1922年(大正11年)10月12日に多くの高山植物が自生している白馬岳や五竜岳を含む周辺の西面は「白馬連山高山植物帯」の特別天然記念物に指定された。日本百名山、花の百名山、新・花の百名山の一つに選定されている。旧北安曇郡にあった旧美麻村(現在は大町市に合併)を代表する山として鹿島槍ヶ岳の眺望が『信州ふるさと120山』のひとつに選定されている。フォッサマグナに西縁に位置し、隆起により山脈が形成された。山頂部はアダメロ斑岩からなり、大部分の山体は角閃石黒雲母花崗岩からなる。東面は日本海の北西から季節風により大量の積雪があり、氷河期の氷河により氷食作用で急峻な斜面が形成された。西面は東面と比較するとならだかで非対称山稜となっている。北峰から延びる天狗尾根の北側の鹿島川の支流である大川沢源流部のカクネ里には万年雪が見られる。カクネ里に氷河が現存するのか立山カルデラ砂防博物館の研究員により調査が行われている。山の上部は森林限界のハイマツ帯で、オヤマノエンドウ、シナノキンバイ、タカネツメクサ、タカネマツムシソウ、タカネミミナグサ、チングルマ、トウヤクリンドウ、ハクサンフウロなどの多くの高山植物が自生し、ライチョウやホシガラスなどが生息している。周辺は豪雪地帯であり、東側にはいくつかのスキー場がある。
登山ルートであるが、@後立連峰の主稜線縦走路:白馬岳 - 唐松岳 - 五竜岳 - 鹿島槍ヶ岳 - 爺ヶ岳 - 針ノ木岳、A柏原新道:扇沢 - (柏原新道) - 種池山荘 - 爺ヶ岳 - 鹿島槍ヶ岳が一般的である。稜線上の布引山と爺ヶ岳との鞍部付近に冷池山荘がある。五竜岳と鹿島槍ヶ岳の間の八峰キレットは後立山連峰の登山道(一般ルート)で最も難所とされていて、鎖や梯子のかけられている岩場であり通過には十分注意が必要である。大キレット(南岳と北穂高岳との間)と不帰キレット(鑓ヶ岳と唐松岳の間)とともに「日本三大キレット」とされている。山頂から西に延びる牛首尾根には登山道はなく、松本清張の小説『遭難』で遭難ルートのモチーフとされた。
3)爺ヶ岳
爺ヶ岳(じいがたけ)は、富山県中新川郡立山町と長野県大町市にまたがる、飛騨山脈(北アルプス)・後立山連峰南部の標高2,670 mの山。山名は長野県側では「じいがたけ」と頭高型アクセントで発音される。また栂山・栂谷ノ峯・後立山・五六ヶ岳・爺岳・爺子岳の別称を持つ。北峰(標高2,630 m)・本峰(中央峰)・南峰(標高2,660 m)の3峰からなり、女性的な山容である。南下してきた稜線は、ここで西に向きを変えている。南峰と本峰の間の白沢の上部には、春に種蒔きをする老爺の雪形が見られ、農耕の目安に利用されてきた。この雪形が山名の由来である。中部山岳国立公園内にあり、山頂部がその特別保護地区、東山腹の一部地域がその特別地域と普通地域に指定されている。さらに日本三百名山、新日本百名山、花の百名山の一つに選定されている。白沢天狗尾根の南東山腹には爺ヶ岳スキー場がある。山体は溶結凝灰岩などで構成される。南峰の西側には3本の線状凹地があり、多重稜線となっている。その周辺には「種池」と呼ばれる池塘があり、クロサンショウウオやルリボシヤンマなどが生息する。山頂部は森林限界の高山帯であり、ハイマツやウサギギク、カライトソウ、コバイケイソウ、コマクサ、トウヤクリンドウ、チングルマ、ミヤマリンドウなどの高山植物が自生している。中腹の亜高山帯にはコメツガ、オオシラビソ、クロベなどの針葉樹や、ダケカンバ、ハンノキなどの落葉広葉樹が分布している。ニホンカモシカ、ホンドギツネ、ホンドテン、イワヒバリ、ホシガラス、ライチョウ、コマドリ、ミヤマモンキチョウなどが生息している。(ウイキペディアより)
コース
@2002年8月14日
白馬五竜テレキャビン駅〜アルプス平〜地蔵の頭〜小遠見山〜大遠見山〜五竜山荘(泊) 
A2002年8月15日
五竜山荘〜白岳〜五竜岳〜キレット小屋〜 鹿島槍ヶ岳〜 冷池山荘(泊)
B2002年8月16日
冷池山荘〜爺ヶ岳〜種池山荘〜扇沢分岐〜柏原新道〜扇沢

@2008年8月14日

8月13日
大津駅(22:20、急行ちくま)−松本(4:14、4:20急行アルプス)−信濃大町(5:08、5:10)−神城(5:33)〜テレキャビン駅
滋賀県を前夜出発、急行を乗り継ぎ信濃大町に出る。神城までは接続が良く、早朝に着く。テレキャビンの動くまで長い時間が必要である。
8月14日
白馬五竜テレキャビン駅(8:18)−アルプス平(8:25、8:28)−地蔵の頭(8:49〜8:54)−一ノ背(9:28)−二ノ背(9:44)−小遠見山(9:58〜10:10)−大遠見山(11:03〜11:43、昼食)−西遠見山(12:10〜12:20)−白岳- (縦走路合流)−五竜山荘(13:47、泊)

 白馬五竜テレキャビンの終点駅であるアルプス平で降り、地蔵ケルンの立つ地蔵ノ頭を目指す。時間に余裕がある時には、白馬五竜高山植物園で高山植物を観察するのも良い。遊歩道が整備され、6月から10月にかけ、白馬連山の300種類以上の花を、生育地に近い環境で見られる。地蔵の頭にある地蔵ケルン、内部はくり抜かれ、上部に鐘が釣り下げられている。下部には風切地蔵が祀られている。地蔵ノ頭から遊歩道を少し進むと、「見返り坂」と標識にある場所に着き、振り返ると八方尾根の先に白馬三山が姿を見せる。冬のスキーで来たことがあり(2013年)、素晴らしい眺望に出会っている。見返り坂から展望の効く稜線上の遊歩道を1時間ほど歩くと小遠見山です。山頂からは、五竜岳から南側に続く稜線の先に鋭く尖った鹿島槍ヶ岳が望める。ここまで足元には花が楽しめるが、どうしても眺望に気をとられてしまう。この山頂からは鹿島槍ヶ岳の双耳峰は確認できない。ここから先は、本格的な登山エリアになる。足元の花を楽しみながら、展望の効く稜線をアップダウンを繰り返しながら、中遠見山、大遠見山へと進む。大遠見山からは鹿島槍ヶ岳の山腹にわずかに残るカクネ里雪渓の眺めが美しい。山岳写真家の間では、北アルプスの代表的な撮影ポイントとして知られている。少し早目の昼食タイムにする。眺めが眺めだけにお昼もことのほか美味しい。長めの休みをとり、灌木帯の尾根道を進む。大遠見山から下りた所は、小さな池のある「大遠見」と呼ばれる場所で、灌木と草地に囲まれている。休憩の最適地となっているが、次回に来たときはここで休憩だ。この場所からは鹿島槍ヶ岳の双耳峰が確認できる。大遠見から徐々に高度を上げ、池のある「西遠見」と呼ばれる場所を通過し、少し登った所が西遠見山である。このあたり、ダケカンバの巨木が目立つ。山頂には「ここから細尾根 荒れ道、ザレ場・鎖場、よそ見・踏み外し、足元注意」と書かれた注意を促す看板がある。西遠見山からは白岳(しらたけ)と五竜岳との鞍部に建つ五竜山荘が見える。今日の宿泊小屋だ。白岳まで四ヶ所の鎖場、ハシゴを通る。白岳の遠見尾根分岐まで来ると、すぐ下に赤い屋根の五竜山荘が見え、その先に、五竜岳が雄大に構えている。しばらく眺望を楽しんだ後、小屋に入った。あたりはお花畑だが、時期的にはやや遅い。夕食は2回目、17:40からであった。

     
 万年雪渓か  地蔵の頭、さあスタート  

A8月15日
五竜山荘(6:36) - 五竜岳(7:35〜7:45) - G5−北尾根の頭(9:36〜9:46)−口ノ沢のコル(10:06)−キレット小屋(11:17〜11:50、昼食) - 北峰(13:20〜13:25)−吊尾根分岐−鹿島槍ヶ岳(南峰)(14:05〜14:25) -布引岳(15:00)− 冷池山荘(15:45)

朝食を取り、五竜山荘を出発する。高度差300m、岩場が待っている。傾斜は次第に急になる。露岩の斜面で注意が必要である。山頂直下は岩壁で、左から取り付く。ペンキ印に従って一歩一歩進む。クサリ場を越え、山頂への分岐に出る。少し奥にあり、すぐに五竜岳山頂に着く。ちょうど1時間、岩場とガレ場が続くなかなかの登りだった。三角点は、道から奥に入ったところに設置されている。早朝、ガスがかかり見通しはイマイチである。晴れあがるのも待っていられないのでそこそこで出発する。稜線は雲海は稜線で分かれ、なかなかの景観である。下りも岩場の厳しい登山道である。いたるところにクサリがかかっている。G5までは特に厳しい。北尾根の頭からは八峰キレット〜鹿島槍ヶ岳の双耳峰が圧倒的な姿で見える。剱岳、立山連峰も良い姿で見えている。G5付近〜北尾根の頭は縦走路でもっとも難易度が高い場所になっている。岩場、ザレ場の登山道である。振り返れば五竜岳の大きな山容は迫力があう。口の沢のコルに降り立つ。先にはキレット付近からガスが上昇して、鹿島槍ヶ岳にまとわりついている。キレット小屋から五竜岳間の最低部にあたる。ここからの眺めも圧倒的で、鹿島槍や剱岳が雄姿を見せる。ハイマツの中を進み、口の沢のコルから1時間余り、五竜岳山頂から3時間30分でキレット小屋に到着する。登りだと辛い行程になる。キレット小屋はまさしく切れ落ちたキレットのど真ん中にあり、迫力満点の小屋である。小屋までの後半は緩やかなアップダウンで助かった。昼食で元気をつけ、北峰までの登りを開始する。標高差400m以上、急勾配になる。八峰キレットは岩場の連続ではあるが、思ったほど危険な感じではなかった。なおも登り、1時間39分で北峰に到着する。殺風景な山頂である。山頂はガスがかかり、見通しもイマイチであった。早々に本山を目指す。こちらもガスがかかり、劔や立山は見えないままであった。切れ間から山々が時折見える。長めの休みをとり、後立山の勇に登れた感慨にふける。鹿島槍ヶ岳からの下りは一転して歩きやすい。ハイマツの中、稜線を行く。次のピーク、布引山(2663m)に到着する。鹿島槍ヶ岳南峰まで1.5kmの表示で、35分で来たことになる。更に冷池山荘まで45分、樹林も見え、夕立の来そうな中を急ぎ足で進んだ。2泊目の小屋はなかなか立派だった。

     
 五竜岳、朝早く  鹿島槍ヶ岳が行く先に  岩場の急坂
     
 鹿島槍ヶ岳山頂    

B8月16日
冷池山荘(5:25) - 赤岩尾根分岐冷乗越−爺ヶ岳北峰−爺ヶ岳中央峰最高峰(6:50〜7:00)−南峰 - 種池山荘(7:25) −石畳〜柏原新道〜柏原新道登山口(11:35)−扇沢(9:25)

朝食を済ませ、早々に出発する。天気は良いがひっきりなしにガスがかかる。上の雲が切れ青空が顔を出す。左手は切り立った稜線を進む。右手は黒部渓谷、ダムと立山連峰が続く。大谷原からの赤岩尾根分岐点の冷乗越に到着する。カラフルな加工石が印象的である。次のピークが爺ヶ岳北峰で、写真を撮って早々に本峰に進む。この北峰、現在は自然保護の為、登れ亡くなっている。中央峰で撮影、10分の休みを取る。南峰からは、南方向に、針ノ木岳〜スバリ岳〜赤沢岳〜鳴沢岳〜岩小屋沢岳、手前に種池山荘、東方向には、立山〜剱岳が時折うっすらと見える。槍〜穂高は確認できずじまいだった。南峰はケルンや三角点も設置され、爺ヶ岳の中では見晴らしの良いピークである。南峰から種池山荘へは東方向になり、緩やから広い稜線を進む。ハイマツをはじめ、緑も多い。時折、クサモミジになりかけの草原も出てきて楽しい気分になる。種池山荘からは、蓮華岳・針ノ木岳方面を眺めながら、左手に分け、扇沢に下る。「富士見坂」からは急な下りになる。「アザミ沢」、〜「包優峠」〜「水平道」〜「石畳」と続く。石畳は夏時なら、お花畑で華やかのところだ。緩やかな道を進み、やがて、ケルンが現れる。蓮華岳〜針ノ木岳〜赤沢岳等の山並みに別れを告げるころ、眼下に扇沢ターミナル駅が小さく見えてくる。ケルンを過ぎ、更に柏原新道を歩く。八ッ見ベンチを過ぎ、歩きやすい道を柏原新道登山口にでて、1qほど登る格好で扇沢ターミナルに戻る。タクシーが待ち構え、定員になるように知らない者同士が乗り込む。華師の湯で汗を流し、信濃大町に出た。特急しなの米原に戻り、在来線で最寄りの駅に戻った。3日間の縦走を無事終えた。

 
爺ヶ岳 種池山荘が見えて  

行程マップ
アルプス平〜鹿島槍ヶ岳


鹿島槍ヶ岳〜種池小屋


種池小屋〜扇沢


(国土地理院の地図を引用)
 
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作成日: 2015年12月3日