2)羅臼岳 1,961m 百名山: 2004年9月22日、 日本三百名山に戻る 日本でもっとも絶滅の危機にある蝶と言われるヒョウモンモドキの撮影に、広島の世羅町まで出かけた。 現在では、広島県中部にのみ 生息し、地域の保護活動によって生息が維持され、最近はその成果が上がりつつある。今回は、観察会に加え、せら夢公園内の自然観察園内で、飼育されているヒョウモンモドキを見学させてもらった。勿論、保護活動の一助ということで、2時間以上の作業を実施したうえでのことである。ウスイロヒョウモンモドキは、昨年と数年前に観察会に参加させてもらっているが、ヒョウモンモドキは一回り大きく、じっくりと撮影できた。 羅臼岳(らうすだけ)は、知床半島にある火山群の主峰及び最高峰で標高1,661m。古くはアイヌ語でチャチャヌプリ、また良牛岳と記されたこともある。1964年(昭和39年)6月1日に知床国立公園に指定され、2005年7月にこの山域を含む知床半島が知床 (世界遺産)に正式登録された。日本百名山、花の百名山に選ばれている。 登山口は、羅臼町からは羅臼温泉付近から、斜里町からは岩尾別温泉付近から登山道が整備されている。所要時間は後者の方が短い。知床五湖にの遊歩道から、知床連山を望むことができる。登山ルートは傾斜がきつく岩質がもろい状態で、厳しい気象条件下にある。ヒグマが頻繁に出没する地域である。(ウィキペデイアより 登山口木下小屋(6:17)−オホーツク展望台−650m岩峰(6:50〜7:05)−弥三吉水山頂5q表示(7:21)−仙人坂(7:45、3q表示)−銀冷水(7:57)−大沢口(8:07)−羅臼平(8:30〜8:40)−山頂(9:23〜9:45)−羅臼平(10:23)−大沢口(10:47)−銀冷水(10:55)−仙人坂(11:07)−極楽平(11:24)−弥三吉水(11:27)−650m岩峰(11:41〜11:48)−登山口(12:17) 歩行時間:5時間20分 標高差1430m Y君との北海道遠征もいよいよ終盤に差しかかる。前日のウトロの夕焼けは本当に素晴らしかった。この山は、岩尾別温泉から更に入った木下小屋が出発点だ。すぐに遠音別神社の祠がある。原生林の中をつづら折りに高度を稼ぐ。オホーツク展望台、650m岩峰を過ぎ、トラバース気味に平坦な道を進むと弥三吉水に着く。山頂まで5q表示が出てくる。平坦な道くらいから黄葉が目立つようになる。その後、ダケカンバが広がる極楽坂、急な仙人坂を登りきると水場の銀冷水だ。生水は飲む気にならない。10分ほどでひらけた大沢口を過ぎ、ここを登りきると、知床連山の主稜線である羅臼平に到着する。右手にこれから向かう羅臼岳、左手は三ツ峰がすぐ手前に見える。夏ならお花畑で賑わっているだろう。少し進み、右手に取って、ハイマツの中を山頂に進む。この頃になると山頂にはガスがかかりだした。山頂にはなお40分以上かかる。噴火のため、大きな岩が堆積したような様子だ。そのうちガスが晴れ視界が開けた。北東方向の知床連山が一望された。三ツ峰から遠く硫黄山まで遠望される。南からの雲の流れが良い雰囲気を出してくれる。晴れていれば国後島や斜里岳を見ることが出来ただろうにやや残念だ。この後は、元来た道を引き返した。羅臼岳、やっと登ることができた。今日は週日、曇り空で、さすがに登山者はなかった。
日本三百名山に戻る 作成日: 2015年3月19日 |
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