21)樽前山 1,041m 風不死岳1102m : 2007年6月17日、 日本三百名山に戻る 樽前山は、支笏湖の南側、苫小牧市と千歳市にまたがる活火山で、標高は最高点の樽前ドームで1,041m、一等三角点(点名「樽前岳」)の東山で1,022m、三等三角点(点名「樽前山」)の西山で994mとなっている。支笏洞爺国立公園に属し、風不死岳、恵庭岳とともに支笏三山の一つに数えられる。山名は、アイヌ語で「タオロマイ taor-oma-i」(川岸の高いところ・〈そこに〉ある・もの)に由来する。登山ルートは、一般的には国道276号から北海道道141号樽前錦岡線、林道を通り樽前山7合目登山口の駐車場から登るコースである。かつては支笏湖側から、苔の洞門と呼ばれる苔の密生した岩肌の間を通る登山道が存在したが、苔の保護及び崩落の恐れにより封鎖され、その後、旧登山道の一部は苔の洞門の観察を目的とした遊歩道、観覧台になっている(2014年9月の集中豪雨により苔の洞門の一部と遊歩道が崩落。当面の間、閉鎖)。(ウイキペディアより) 太平洋や支笏湖の眺望を気軽に楽しめる。活火山のため火口原には入れないが、溶岩ドームを周遊することができる。また風不死岳ロ組み合わせ、縦走気分を味わうことができる。 風不死岳は、隣接する樽前山とは対照的に急峻な円錐形で、深い谷を刻み、頂上は樹林に覆われている。アイヌ語でフプシヌプリ、「トドマツが群生している山」からその名がついた。東麓にモラップキャンプ場、西麓にシシャモナイ苔ノ洞門の散策コースがあり、夏季は大いににぎわう山である。登山道は樽前山7合目ヒュッテから樽前山の裾を西に踏み跡をたどる。樽前山と風不死岳の稜線上の中間地点のコルを目指すとコル上の932m峰で樽前山からのコースと合流する。砂礫帯から急登になり、鎖場や岩場のハシゴをたどる。高山植物の種類も多い。頂上付近まで約3時間。恵庭岳や樽前山が間近にそびえ、羊蹄山からホロホロ山、徳舜督山(とくしゆんべつやま)、そして日高山脈が望まれ、展望はこの上ない。 この山には、2006年、夕張岳や暑寒別岳のあと登っている。今回は、神威岳に行こうとしたが、林道が開いておらず急遽ここに変更した。風不死岳と組み合わせたが、素晴らしい好天に恵まれ、素晴らしい眺望を得た。 樽前山7合目ヒュッテ(10:00)−分岐(10:50)−風不死岳分岐(11:00)−風不死岳登山口(11:15)→風不死岳山頂(12:00〜12:30、昼食)→風不死岳登山口(13:11)−分岐(中断の道)(13:23)−下よりの分岐(932峯分岐)(13:26)−西山・東山分岐(13:46)−西山山頂(13:56〜14:03)−分岐(14:29)→東山山頂(14:34〜14:39)−東山分岐(14:44)−樽前山7合目(15:15) 風不死岳へは、駐車場から少し下ったところにある目立たない登山口から登り始める。背の低いダケカンバの樹林帯を抜けると、樽前山の大斜面が目の前に広がる。932m峰と、その右にはこれから向かう風不死岳が姿を見せる。コースが一望できる。イワヒゲ、イワブクロ(タルマイソウ)、マルバシモツケ、 イソツツジが見られ、ウコンウツギの黄色が鮮やかだ。登りきると、樽前山から932峰の下をトラバースしてくる道と合流する。風不死岳に向う。 急登を過ぎて、 少し平坦な場所に出ると、 風不死岳登山口の看板に出会う。この看板を過ぎると、山の様子はが らりと変わり、樹林帯も中を歩くことに なる。急登が何度か出てくる。ロープが張られている岩場もある。 笹藪を越えて頂上にでる。ホロホロ山や徳舜瞥岳、羊蹄山とその左手に尻別岳が親子のように並んでいる。支笏湖と、湖畔の恵庭岳が印象的な姿を見せる。素晴らしい眺望に見とれながら昼食とする。30分ほどつかった後、元来た道をたどる。先ほどの分岐から直進し、932m峰の下をトラバースする。緩やかな登りを進み、樽前山の西山と東山の分岐に出る。先ほどのぼった風不死岳が良い山容を見せている。この高低差は約200mになる。樽前山の外輪山は、岩がゴロゴロとした風景だが、花も少しではあるが楽しめる。特徴的なドームを左手に見て、ぐるりと周遊する。西山、神社、さらに進んで下山分岐を少し進んだところが、東山になる。火山活動が活発になっていて勿論ドームは論外である。写真を撮り、少し戻って分岐から更に30分かけて駐車場まで戻った。神威の代わりは十分できた。
チョウはコツバメ、クロヒカゲ、サトキマダラヒカゲ、ミヤマカラスアゲハ等
神威岳への林道。優駿の地でもある。 ルートマップ |