23)ニセコアンヌプリ 1,308m : 1999年7月10日、 日本三百名山に戻る
ニセコアンヌプリとは、後志総合振興局かつニセコ積丹小樽海岸国定公園内にある標高1,308.2mの活火山である。ニセコ火山群に属しニセコ連峰の主峰である。西側にはイワオヌプリ、ニトヌプリ、チセヌプリなどの山々、北側にはワイスホルンがある。尻別川を挟んで羊蹄山の向かいにあり、世界的なスキー場のある山としても有名である。日本三百名山である。山頂には一等三角点(点名「似古安岳」)が設置されている。
 ニセコアンヌプリはアイヌ語でnisey-ko-an-nupuri(絶壁に向かってある山)を意味し、明治時代の北海道庁の発行した地図に既にその名があるが、この山の南西斜面を下るニセコアンベツ川の水源によることから和人がアイヌ語風に作り上げた「幽霊アイヌ語地名」と言われており、「絶壁に向かってある山」状ではない。本来のニセコアンヌプリを指すアイヌ語地名は、チセネシリcise-ne-sir(家<等脚台形>のようである山)となる。周辺にはニセコマウンテンリゾート グラン・ヒラフ、ニセコ東山スキー場、ニセコアンヌプリ国際スキー場、ニセコモイワスキー場がある。また周辺はニセコ温泉郷を形成しており、五色温泉、昆布温泉などの温泉も数多く存在する。
2013年、61歳から始めたスキーで、念願のニセコマウンテンリゾート グラン・ヒラフを訪れパウダースノーを味わった。登山の記憶ととっくに色あせていた。

五色温泉登山口15:25−山頂(16:10〜16:30)−五色温泉登山口登山口 (17:05)

羊蹄山の後、次のニセコアンヌプリに向かった。バスから下りたニセコ駅前の店で買い物をすると、滋賀県愛知川出身ということで快く五色温泉まで送ってくれた。ありがたかった。山の家に無駄な荷物を預け、早々に出発する。登山口には看板が立っており、500mおきに標識がある。山頂まで45分、あっという間の登りだが、しばらく樹林の中を歩き、見返坂との分岐を通過する。山頂まで2500mの道標、2000m標識を越えると、両脇は笹に囲まれた道となる。ニセコの山々や、五色温泉周辺の建物や駐車場が小さく見えてくる。左手に視界が開けてくるとケルンがある。隣のイワオヌプリの山頂が良く見える位置まで登ったところが、残り1500m標識になる。正面に続く尾根上の道の先に山頂が見えてくる。山頂は奥になる。ガレ場が山頂まで続き、高度があがるにつれ、明日予定のイワオヌプリとチセヌプリが見える。道にはいろいろな花が咲いている。エゾゼンテイカのお花畑が黄色で綺麗だ。山頂に到着すると、正面に後方羊蹄山が綺麗な円錐形の姿を見せる。山頂の奥には避難小屋がある。登山道の反対がスキー場で、すぐ近くまでリフトが来ている。スキーシーズンは、リフトからの山頂登山は禁止されている。 20分ほど休憩し、元来た道を引き返す。下りは35分、17:05の到着だった。山荘で温泉に入り体をねぎらう。食事も大変に良かった。
イワオヌプリ、ニトヌプリ
     
 稜線にでてイワオヌプリ他の山々 山頂まで一息   翌日のニトヌプリから見た後方に羊蹄山

行程マップ(次の日のイワオヌプリ、ニトヌプリも記載)
(国土地理院の地図を引用)
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作成日: 2015年4月25日