28)岩木山 1,624m : 1998年8月21日、 日本三百名山に戻る
岩木山は弘前市および西津軽郡鰺ヶ沢町に位置する火山である。標高は1,625 mで、青森県の最高峰である。日本百名山および新日本百名山に選定されている。津軽富士とも呼ばれるほか、「お」をつけて「お岩木(山)」あるいは「お岩木様」とも呼ばれる。円錐形の成層火山(コニーデ型)で、山頂は三つの峰にわかれており、弘前側からみた右が巌鬼山(岩鬼山)、左が鳥海山とされるが、これらは火山活動により生じた外輪山の一部である。三峰の中心にある岩木山は、鐘状型の中央火口丘であり、山頂に一等三角点が設置されている。気象庁によると、もともと山頂にあった直径800mの破壊された火口に溶岩ドームが生じて、現在の三峰のもとになった。溶岩ドームは1万年より新しいとされている。岩木山の西麓や南麓にも3個の側火山があり、他にも山腹に多数の爆裂火口がみられる。また、 山頂から北東にある赤倉沢の馬蹄形火口は大規模な山体崩壊を示しており、北東山麓の岩屑なだれ堆積物には、かつての崩壊の影響による、多数の流れ山地形がみられる。なお、岩木山の地質は安山岩からなる。津軽富士とも呼ばれている郷土富士で、太宰治はその山容を「十二単を拡げたようで、透き通るくらいに嬋娟たる美女」と喩えている。比較的新しい火山のため、高山帯と広葉樹林帯の間に針葉樹林帯が見られず、ダケカンバがそのまま矮小化していく特異な光景が見られる。特産種であるミチノクコザクラ(ハクサンコザクラに近縁種で花がより大型である)と、本州では数少ないエゾノツガザクラなどの高山植物が自生している。岩木山は富士山と同様に、古くから山岳信仰の対象とされ、山頂には岩木山神社の奥宮が置かれた。江戸時代には弘前藩の鎮守の山とされ、歴代の藩主が岩木山神社に寄進を行ったため、その社殿は荘厳なものとなり、「奥の日光」とも呼ばれた。山域は1975年(昭和50年3月31日)に、津軽国定公園に指定され、南麓に広がる2,587 haの高原は青森県の岩木高原県立自然公園に指定されている。(ウイキペディアより)

弘前駅(8:06)−バス−岩木山神社前(8:40)−七曲り(9:08)−焼止りヒュッテ(10:16)−鳳鳴ヒュッテ(11:11〜11:16)−岩木山山頂(11:33〜12:10)−8合目(12:45)−ブナの泉(13:10)−小休止(13:25、5分)−羽黒分岐−登山口(14:06)−嶽温泉(14:15、14:25バス)−弘前駅(15:20)
  歩行時間: 5時間26分 (休憩時間を含む)

弘前駅からバスに乗り、岩木山神社前でおりる。境内に入り拝殿の左手階段から登りだす。杉の森から桜林公園を抜け、百沢スキー場ゲレンデ横を左手に雑木林に入る。丸太橋を渡り急坂を登り、緩やかな七曲りになる。林の中、高度を上げ、姥石を越し、急坂をもうしばらく行くと山腹を横切る水平道に出ると焼止避難小屋だ。沢に出て、涸沢をあがる。錫杖清水を過ぎ、更に沢を行く。種蒔苗代、一の御美坂の草斜面で鳳鳴ヒュッテに着く。もう一登りで山頂だ。岩礫の急坂を登り、ガレ場を過ぎると岩が重なった山頂である。南側の一角に岩木山神社の奥宮が鎮座している。北は北海道松前の山々、七里長浜の眺望も目を引く。下山は、鳳鳴ヒュッテから鳥ノ海噴火口口に沿って、火山砂礫の急坂を慎重に下りる。8合目に到着、先のブナの泉で小休止する。その名の通り、休むにい良いところだ。ここから50分の下りで登山口に着く。嶽温泉のバス停をめざし、10分後に、弘前行のバスに乗った。

   
 山頂写真  岩木山
行程MAP
(国土地理院の地図を引用)
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作成日: 2015年5月2日