31)早池峰山 1,917m : 2002年10月6日、 日本三百名山に戻る
 早池峰山(はやちねさん)は岩手県にある標高1,917mの山。北上山地の最高峰で日本百名山、新日本百名山、花の百名山、新・花の百名山及び一等三角点百名山に選定されている。六角牛山、石上山と共に「遠野三山」と呼ばれる。山頂は宮古市、遠野市、花巻市の3つの市の境界となっている。全山が超塩基性岩のかんらん岩や蛇紋岩でできているため、ハヤチネウスユキソウやナンブトラノオ、ナンブイヌナズナ、ナンブトウウチソウなどを代表とする、蛇紋岩地帯の植生であり、非常に狭い地域であるにもかかわらず山域の固有種率(亜種、変種を含む)が非常に高い。そのため高山植物の好きな人には憧れの山となっている。ハヤチネウスユキソウなどの高山植物などが生育する植物群落とその南側の薬師岳の森林植物群落は「早池峰山および薬師岳の高山帯・森林植物群落」として国の特別天然記念物に指定されている。また、本州で唯一、アカエゾマツが自生している山であることでも知られており、「早池峰山のアカエゾマツ自生南限地」として国の天然記念物に指定されている。これらの珍しい植物があるため、早池峰山北斜面の1,370haは「早池峰自然環境保全地域」として1975年 (昭和50年)5月17日に指定され、全域が特別地区に、一部地区が野生動植物保護地区に指定されている山頂と麓の岳集落には早池峰神社があり、神仏習合の時代から山岳信仰が盛んな場所であった。麓の岳集落で伝承される刀を手に勇壮に踊る早池峰神楽が知られている。岳集落には民宿が3軒あり、登山の起点ともなっている。(ウイキペディアより)

河原坊(05:37)−頭垢離(06:29)−御座走り(07:02)−打石(07:10)−早池峰山頂(7:38〜8:03)ー鉄梯子−5合目御金蔵−1合目(8:45)−小田越(09:05)−河原坊(09:26、9:37出発)−25号(すごい峠)〜396号〜盛岡駅(10:57、11:07新幹線)

 昨日の岩手山から入り、宿坊の峰南荘に宿泊した。宿を5:22に出て、15分で河原坊登山口に着く。早々に出発する。花の時期はとっくに過ぎ、紅葉の時期ゆえ、足元に注意を払う必要も少ない。コメガモリ沢沿いに緩やかな登りが始まる。途中に沢を4回渡り、50分程で最後の水場の頭垢離に着く。夏の高山植物の時期であれば、ここから様々なお花が咲き、登山客の目を楽しませてくれるところであるが何とも致し方ない。緩やかな登りからやや急な登りに変わり、御神坂の谷坂を抜け、御座走り岩から急登になり高度をかせぐ。ポコンと不思議に立っている打石を見て、千丈ケ岩を過ぎると20分程で山頂に到着する。山頂で、早池峰神社の奥宮と若宮に参拝し、景色を楽しむ。やや長めの25分休憩となる。十分休んだ後、山頂を出発、御田植場の木道を歩き、剣が峰分岐点の標識を分け、下りの道になる。岩場を慎重にいくが、8合目のクサリ場が待っている。急な下りを進む。クサリをつかみ、更に鉄梯子を乗り切ると、ハイマツ地帯の龍ケ馬場に到着する。気持ち良い道になる。御金蔵・5合目、4合目付近の御鉢廻岩を過ぎ2合目あたりから急な下りがまた始まる。下りるほうは楽である。とは言うものの、蛇紋岩は滑りやすいので1歩1歩しっかりと歩く必要がある。樹林帯が現れると1合目で、この先は樹林帯の中を進む。振り返れば、雄大な蛇紋岩群の早池峰の山容が望まれ、目の前に大きい三角形薬師岳がそびえている。樹林帯はゆるやかな下りで今までの疲れをいやしながら森林浴といったところで進む。20分で小田越に着き、更に20分で出発の河原坊に戻る。
     
 河原坊からの早池峰山  山頂スナップ  下山口の小田越口
行程マップ
(登山案内より)

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作成日: 2015年5月6日