23)鳥海山 2,236m : 2001年9月29日、 日本三百名山に戻る 鳥海山は、山形県と秋田県に跨がる標高2,236mの活火山。山頂に雪が積もった姿が富士山にそっくりなため、出羽富士とも呼ばれ親しまれている。秋田県では秋田富士とも呼ばれている。古くからの名では鳥見山という。鳥海国定公園に属する。日本百名山・日本百景の一つ。2007年に日本の地質百選に選定された。東北地方では燧ヶ岳(標高2,356m)に次いで2番目に標高が高く、中腹には秋田県の最高地点(標高1,775m)がある。山頂からは、北方に白神山地や岩手山、南方に佐渡島、東方に太平洋を臨むことができる。山の南側には夏、「心」の字の形に雪が残る「心字雪渓」がある。山頂付近には夏場も溶けない万年雪(小氷河と表現されることがある)が存在することや、氷河の痕跡として特徴的なカール地形が存在することから、かつて氷河が形成されていたという説がある。このため、山麓の市町村では「氷河」を冠した特産品が見受けられる。鳥海山の固有種としてはチョウカイアザミやチョウカイフスマがある。鳥海山は日本海に裾野を浸した秀麗な山容を持つためか、古くから山岳信仰の対象となり、山頂と、麓の吹浦(山形県遊佐町)と蕨岡(山形県遊佐町)には大物忌神社が祀られ、出羽国一宮として崇められてきた。日本海に浮かぶ酒田市の飛島には、鳥海山の山頂部が吹き飛んできて出来た、あるいは鳥海に住む鬼が神罰を受けた際に飛んだ首によって出来たという伝承があり、それが島の名前の由来になっているという。また、飛島に祀られた小物忌神社は鳥海山の大物忌神社と対をなしているとされる。()ウイキペディアより JR象潟駅(7:25)−鉾立バス停(8:25、8:30出発)−賽の河原6合目(9:25)−御浜小屋7合目(9:50〜9:55)−御田ヶ原(10:03)−七五三掛(10:25〜10:30)−(千蛇ヶ谷)−頂上御室(大物忌神社)11:08−鳥海山(新山)(11:20〜11:33)−七高山(11:51〜12:12、昼食)−(外輪山)−七五三掛(13:24〜13:40)−御浜小屋7合目(14:13〜14:20)−賽の河原6合目(14:40)−鉾立バス停(15:25、16:20出発)−JR象潟駅(16:57、17:57秋田へ) 歩行時間:5時間48分 今日が今年の最後だというバスに乗り、登山口の鉾立バス停で下りる。乗客は私1人、意外だった。皆、車利用だろう。広大な駐車場があり、そちらが便利だ。快晴、期待が高まる。鉾立は、鳥海ブルーラインで最も高い位置にあり、大駐車場を中心に見学施設ビジターセンター、休憩施設稲倉山荘や鳥海山、奈曽(なそ)渓谷、日本海を望める展望台などがあり、シーズン中は多くの人で賑わいをみせるという。ここから展望台までは舗装道路で、奈曽渓谷、白糸の滝は目を楽しませてくれる。黄葉が出会始めこちらも良い。ここから、登山道は奈曽渓谷の尾根沿いの石段を歩き、秋田・山形の県境を過ぎたあたりでチシマザサの河原沿いに出る。6合目の賽の河原に出る。先にはわずかに雪渓が残っている。登山口から続いた石段は、一旦途切れ、しばらくしてまた始まる。この付近から、夏季には高山植物が咲き乱れ、8月まで雪渓が残るそうだ。石段を登り切ると草地のガレ場に着く。眺めは素晴らしい。緩やかな上り坂の上に、7合目の御浜神社の鳥居が見えてくる。御浜神社で、吹浦口、長坂道の登山道と合流する。脇には、カルデラの鳥海湖があり、雄々しい新山や七高山、その外輪山が目の前に広がり、絶景となる。、御浜周辺は高山植物の群生地で、ハクサンイチゲ・ニッコウキスゲの群落など花の楽園だが、今の時期は名残りもない。休憩をとり、御浜から東、岩の尾根道をたどり扇子森、さらに上の御田ヶ原に向かう。歩きは、正面に新山を望みながら一旦下り、鞍部の御田ヶ原分岐で鳥海湖の南岸からくる道と合流する。ここから、少しきつい登りの八丁坂になる。八丁坂を過ぎ、七五三掛(しめかけ)に出る。大きな広場になっている。またここは、千蛇谷コースと外輪山コースの分岐点になる。登りは、千蛇谷コース、下りは外輪山コースに決め、千蛇谷へ下りる。右手に外輪山の絶壁、左手に新山ドーム、正面は緩やかに左に弧を描く千蛇谷の展望が開ける。7月には雪渓が残っているが今の時期はほんの少しだ。残った雪渓を渡り、新山ドーム側の谷に沿って進む。ひたすら登りになるが、あの絶壁の外輪山の尾根がなくなり、最後に溶岩のジグザグ道を一頑張りで、頂上御室小屋へ到着する。御室小屋の奥には、鳥海山大物忌神社(おおものいみじんじゃ)御本社、背後に新山ドームがそびえる。新山の山頂へは溶岩の岩山をよじ登る。矢印に従い、岩と岩を縫うように進む。新山の山頂に立つ。登山口から2時間40分の歩きだった。山頂で眺望を満喫する。昼食には早いので、新山から、七高山に向かう。新山ドームやあたりの眺望を満喫しながらの昼食になる。この後は、右手に千蛇谷、左手に広がる外輪山のすそ野を楽しみながら、行者岳を過ぎ、伏拝岳(ふしおがみだけ)で湯ノ台登山道と合流、更に、文殊岳を通り、分岐の七五三掛に戻った。ここからは同じ道を登山口の鉾立に戻った。少々急いだせいか、1時間弱のバス待ちになった。 秋田に出て翌日は八甲田山になる。こちらは紅葉の時期がピタリとあたり素晴らしい景観を味わった。
行程MAP (国土地理院の地図を引用) (にかほ市の鳥海山登山案内図から引用) 日本三百名山に戻る 作成日: 2015年5月30日 |