44)泉ヶ岳 1,175m : 2005年5月29日、 日本三百名山に戻る
泉ヶ岳(いずみがたけ)は、仙台市泉区の北西部に位置し、「宮城県立自然公園船形連峰」内にある標高1175m(三角点は1,172.18mの山である。七北田川の源流ともなっている。日帰り登山やハイキングが盛んであり、初心者からベテランまで楽しめる山である。春の桜や秋の紅葉の見物、山菜採りのために入山する者も多い。登山道は、七北田川支流のヒザ川畔を遡り水神碑を経由する「水神コース」、最も眺望がよい「滑降コース」、兎平までリフト利用可能な「かもしかコース」、古来からの自然度の高いコース「表コース」、水神コースから分岐して、北泉ヶ岳との鞍部に回り込んで登る「北泉コース」の5つがある。
今回は、登りはスキー場の駐車場からゲレンデ横を登るカモシカコースにし、下りは三叉路から水神を経由するコースにした。花が多く、目を楽しませてくれた。ロッジ前でコシアブラが売っており購入した。その日のうちに大阪に戻った。

泉ヶ岳ロッジ(スキー場)駐車場(9:15、9:20出発)−(スキーゲレンデ直登、カモシカコース)−兎平(9:32)−岡沼−泉ヶ岳山頂(11:10〜11:30、昼食)−三叉路−お花畑−水神(12:50)−泉ヶ岳青年の家(13:52)
   歩行時間:4時間10分 
泉岳少年自然の家は,平成26年7月12日で終了し、泉岳自然ふれあい館に引き継がれている。

 Eさんとの登山になった。駐車場付近はヤエザクラやヤマザクラが美しい。ロッジからスキー場左手のゲレンデを直登する。リフト下り場を過ぎ、ゲレンデの上を通過する。 水神コースと分岐を分け、ゲレンデが終わると兎平に着く。150mくらいの大きな草原になっている。植生保護のためロープが張られている。ここからは泉ヶ岳が良く見える。白樺が少し見える。兎平出口には標識があり、少し高度を上げたところが 岡沼で、標高765mになる。兎平からはスミレ、岡沼からは足元にチゴユリ、目の位置にはツツジが咲いている。すぐに分岐が出てくるが直進する。カラ松,ブナ,クヌギの混交林になり、良い雰囲気となる。滑降コースの合流点に出ると視界が開け、振り返れば登ってきた登山道、駐車場、岡沼が見える。少しの登りで山頂に到着する。山頂には結構、登山者がる。少し早いが、昼食にする。出発時にはガスがかかっていた山頂もすっかり晴れあがり、船形山連峰が見える。さらに雲海の上に蔵王や鳥海山(?)が見える。下りは三叉路に出る。下りだしてすぐ、シラネアオイが美しい姿を見せる。ショウジョバカマ,カタクリも見ることができた。三叉路付近でサンカヨウもある。北泉ヶ岳を右手に分け、水神に向かう。ニリンソウが群生するお花畑が現れる。足元の花を見ながら、1時間20分で水神に着く。ここからも花が多い。川越しでは湧水が出ている。更に1時間で登山口に戻った。他の花は、エンレイソウ、サラサドウダン、フデリンドウ、ユキザサ、マイズルソウ、タケシマラン、スミレサイシン、ナナカマド、ヒメイチゲ、タニウツギ等たくさんあった。
     
 船形山  山頂スナップ  シラネアオイ
     
 ニリンソウの群落  シロヤシオ  タケシマラン

行程MAP
(国土地理院の地図を引用)

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作成日: 2015年6月1日