46)蔵王山(蔵王連峰) 1,841m : 2001年9月22日、日本三百名山に戻る

蔵王連峰は、東北地方の中央を南北に連なる奥羽山脈において、宮城県と山形県の両県南部の県境に位置する連峰である。主峰は山形県側に位置する熊野岳(1,841m)である。玄武岩、安山岩の成層火山群の活火山であり、常時観測対象の47火山に含まれる。火口湖の御釜や噴気口が見られ(いずれも宮城県側)、火山の恩恵である温泉が両県の裾野に数多く存在し、スキー場も多く設置されている。両県における主要観光地の1つとなっている。冬の樹氷はあまりにも有名で、ロープウェイを利用し、手軽に楽しむことができる。(ウイキペディアより)

白石蔵王(9:24着、9:35バス乗車)−バス−大黒天弁天(11:02)−刈田岳(11:34)−馬ノ背−熊野岳(12:10〜12:40、昼食)−イロハ沼分岐(13:05)−林道−樹氷高原駅(13:50)−蔵王ロープウェイ山麓駅(13:57)−バス停(14:07、15:40バス乗車)日帰り温泉開始

天気は快晴だったが、風が強く冷たい1日だった。東京から新幹線で、白石蔵王で下車する。バスで大黒天まで行き、刈田山に向け出発する。白は晴れ渡り、素晴らしい眺望が広がる。ゆっくりとガレた登山道を進み、右手に待ち構える五色岳とその前の御釜を期待する。30分ほどで刈田山に着く。馬ノ背の前方には、熊野岳とそれに続く蔵王連峰が見渡せる。右手には五色岳と御釜が見える。360度のパンラマを楽しみなから、荒涼とした火山裸地の馬ノ背を進む。御釜のエメラルドグリーンが何とも言えない色合いでこの山のシンボルを堪能する。避難小屋への道を分け、熊のだけを目指す。山頂はかなり広い溶岩台地になっており、熊野神社の立派な社が建っている。展望はますます良くなり、斎藤茂吉の『みちのくをふたわけざまにそびえたまう蔵王の山の雲のなかにたつ』そのものである。景色を眺めながらの昼食はなかなかに豪華なものだ。山頂からは、四方に登山道が出ている。北西に向け、樹氷高原駅を目指す。テレビで何時も出てくる樹氷が見られる高原地帯である。晴天とはゆえ、風が強く、季節以上の冷え込みになった。比較的緩やかな坂を、右手に地蔵岳を見ながら下る。十字路に出、すぐの林道終点から、イロハ沼に向かう。林道は閉鎖されている。山道は林道に沿う格好で続き、樹海の中を通り抜ければ蔵王ロープウェイ樹氷高原駅だ。6分ほどで山麓駅に着く。バス停まで歩き、すぐのバスを見送り、温泉に入る。強酸性の肌を突き刺す刺激は八甲田の酸ヶ湯温泉と同じだ。この後は、山形に出て宿泊、翌日に月山を登った。

     
 五色岳と御釜  エメラルドグリーンの御釜  熊野岳山頂
     
 山頂から延びる縦走路  樹氷高原からの熊野岳  

行程マップ
(国土地理院の地図を引用)

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作成日: 2015年6月20日