47)月山 1,984m : 2001年9月23日、 日本三百名山に戻る

月山は、山形県の中央部にあり、出羽丘陵の南部に位置する標高1,984mの火山。山域は磐梯朝日国立公園の特別区域に指定され、日本百名山、新日本百名山、花の百名山及び新・花の百名山に選定されている。また、山麓は月山山麓湧水群として名水百選、月山行人清水の森として水源の森百選にも選定されている。標高1,500mの湯殿山、418mの羽黒山とともに出羽三山のひとつに数えられ、修験者の山岳信仰の山として知られる。山頂には月山神社が鎮座し、多くの修験者や参拝者が訪れる。蜂子皇子が開山したと伝えられる。古くからの名では犂牛山(くろうしのやま)という。山体の姿は山形盆地、庄内平野、最上地方からよく見える。置賜地方であっても天候が良ければ望める。豊富な残雪のため、国内では乗鞍岳や立山と共に夏スキーが可能な山としても知られる。また、山形県のスポーツ県民歌に登場し、県を代表し親しまれている山である。月山には万年雪および、梅雨時の大量の雪解け水が火山噴出物に大量に浸透し、山麓の多数のブナに代表される広葉樹林帯が水源林の役目を負つて滞留時間400年とも言われる天然のダムを形成している。山麓には多くの湧水があり、山麓の上水道灌漑用水の水源となっており、山形県立自然博物園で月山の自然や湧水の見学などが出来る。月山では高層湿原や高山植物、亜高山帯針葉樹林等の高山に見られる特殊な植物が多く見られる。スイレン科のオゼコウホネ、キク科のウサギギク等の高山性の植物や、オコジョ、イワヒバリ等の珍しい動物が確認されており、天然記念物の天然保護区域に指定されている。

山形山交バスターミナル(8:20)−バス−月山口(9:16、9:31)−町営バス−姥沢バス停(9:51)−月山リフト下駅(9:59、10:00)−月山リフト上駅(10:14〜10:17)−牛首(10:44)−月山神社−月山山頂(10:16〜10:44)−牛首(12:10)−分岐(12:20)−姥沢小屋バス停(13:05、バス14:05)

山形からバスを乗り継ぎ、リフトを利用して上まで行った。素晴らしい眺めを満喫してのリフトも良いものである。下り場はもう森林限界を越えている。1510mの地点だ。なだらかな山容の月山と姥ヶ岳が目前に見える。姥ヶ岳を巻いて牛首まで木道、草原のコースを進む。夏の季節であればたくさんのお花を楽しむことができる道である。途中、姥沢小屋からのコースが合流する。高原歩きの素晴らしさを味わう。緩やかな道で気持ち良い。牛首まで30分弱、ここから先は、勾配が急になる。雰囲気も岩塊が集まったところが出てくる。鍛冶小屋で広い台地に乗り上げるような状態になる。先には、頂上小屋と月山神社が見える。その少し奥の盛り上がりが山頂で、青空を背景に見える。山頂まで牛首から32分、気持ち良く歩くことができた。山頂で少しお腹にいれ、鳥海山や朝日連峰をみて満喫する。少々長めの滞在の後、元来た道を引き返す。途中、朝日連峰を背景に、木道の上で横になって写真を撮る。牛首から先の分岐で左手に分け、下の姥沢小屋間で歩いた。下りてからも結構時間があり、のんびりとバスを待った。帰りも山形に出て、福島経由、黒磯に向かった。明日の那須山が待っている。

     
 緩やかな登山道、先に山頂が  頂上小屋と月山神社を背景に  木道が続く
     
 後方に朝日連峰の絶好地で撮影  堂々たる山容の朝日連峰  
行程MAP
(国土地理院の地図を引用)
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作成日: 2015年6月13日