56)西吾妻山 1,547m 百名山: 2000年10月21日、 日本三百名山に戻る

吾妻山(あづまやま、あづまさん)もしくは吾妻連峰(あづまれんぽう)は、山形県と福島県の県境に沿って東西に伸びる火山群・山塊の総称である。最高峰の西吾妻山(2,035メートル)は山形県米沢市と福島県耶麻郡北塩原村の境界に位置し、磐梯朝日国立公園に属する。 日本百名山やうつくしま百名山にもあげられている。
吾妻連峰は、福島県福島市西部から山形県米沢市南部の天元台にかけて、東西およそ20キロメートル、南北およそ10キロメートルにわたって標高2,000メートル級の火山が連なる山脈である。福島市外から見て西側に吾妻連峰の最東部の吾妻小富士(1,705メートル)、東吾妻山(1,975メートル)、一切経山(1,949メートル)がある。一切経山と吾妻小富士に囲まれた平坦地が浄土平(1,580メートル)である。中央部には東大巓(1,928メートル)、中吾妻山(1,931メートル)、最西部には中大巓(1,964メートル)、西吾妻山(2,035メートル)、西大巓(1,982メートル)などの山々がゆるやかに盛り上がっている。
西吾妻山山頂に三角点は無く、樹林に囲まれ、眺望はきかない 古くから信仰の対象の山であり、山頂北側の天狗岩には吾妻明神の吾妻神社が祀られ、修験道の山とされた。江戸時代の文化年間に編纂された『新編会津風土記』には、「吾妻山 ‥東吾妻・中吾妻・西吾妻トテ三山相並ヒ、西吾妻ハ檜原村ニ属セリ、昔日本武尊ヲ祭レル社アリ、故ニ名ケリト云、・・」とある。(ウイキペディアより)
登山コースは、天元台スキー場のロープウェーとリフトを 利用すれば比較的手軽に登ることが出来る。コースは他に、グランデコ スキーリゾートからのコース、白布峠からのコース、早稲沢温泉からの コース、東大巓方面からの縦走コースなどがあり、体力や時間に応じて 選択できる。 今回は、安達太良山をスタートに、磐梯山に繋ぎ、西吾妻山を登るため、裏磐梯で、檜原湖畔の早稲沢温泉から西大嶺経由のコースを取った。コースタイムは山頂まで3時間40分である。下りは、白布湯本に下山した。この時期、リフトは動いておらず、歩きになった。

早稲沢温泉民宿(6:40)-早稲沢登山口(6:52)-布滝(7:12)-三合目(7:20)-六合目(8:00)-八合目(826)-西大嶺(8:56~9:01)-西吾妻山(9:32~9:40)-天狗岩-梵天岩(10:00)-大クボ(10:15~10:20)-かもしか展望台(10:35~10:40)-北望台(10:50)-天元台(11:40~11:50)-新高湯温泉(12:07)-白布湯元駅(12:30)~バス(13:10)~米沢(13:55、14:07特急乗車)

温泉民宿に宿泊し、早稲沢登山口まで送ってもらった。登山口にはトイレがあり渓流沿いの遊歩道を進む。橋を渡り、左に渓流を見ながら登る。デコ平と布滝の分岐が出てくる。分岐を布滝に取るとすぐに滝に出る。なかなかに見ごたえのある滝だ。布滝を過ぎ、少し戻って滝を左に見ながらの急登になり、滝の上に出る。ここからは尾根を登り、トラバースして沢に出、また山腹を登ると五合目の標識に出る。沢に出て、沢を右に横断する所で最後の水場になる。ブナからアオモリトドマツの樹林帯に入り、六合目、七合目を過ぎる。あまり休みをとらず進む。沢の源流のようで石がごろごろした登山道で歩きにくい急登き2時間ほどで西大巓に着く。小休止する。天気もそこそこで見晴らしを期待していたが、前方はガス模様だ。西大嶺は結構広く石がごろごろしている。山腹はガスがかかっている。ここからは高原状の道が続き雰囲気は良い。西吾妻山方向も見渡せる。オオシラビソの樹林のなかを道が続く。西吾妻避難小屋を過ぎ、西吾妻山までは30分で着くが、山頂はオオシラビソで囲まれ展望はない。少し多めの休みを取り、天狗岩、凡天岩に向かう。ガスは深く、絶好の展望を期待できる凡天岩はガスの中だった。巨岩の中でしばし佇んだ。ここからは池塘のある草原状のオオクボを進み、スキー場の上のかもしか展望台に向かう。様子は写真の通りである。リフトの最上、北望台まで行くが、この時期リフトは休み。ゲレンデのなかを下る。天元台スキー場から、新高湯温泉に向かい、沢ぞいをロープウエイの白布湯元駅に出た。バスまでのしばらくの時間帯を楽しみ、米沢に出た。
安達太良山、磐梯山、西吾妻山の百名山遠征を無事終えることができた。早稲沢からの登山客は少なく、西大嶺までの道すがらすれ違う人のみだった。グランデロからの登山客であったのだろうか。

     
 布滝  西大嶺  西吾妻山へ続く稜線
     
 西吾妻山  梵天岩  下山道の様子


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作成日: 2015年8月20日