58)磐梯山 1,816m 百名山: 2000年11月4日、 日本三百名山に戻る

 磐梯山(ばんだいさん)は東北地方、福島県耶麻郡の猪苗代町・磐梯町・北塩原村の3町村にまたがる山である。会津富士(あいづふじ)、会津磐梯山(あいづばんだいさん)とも呼ばれている。日本百名山に選定されており、福島県のシンボルの一つとされている。猪苗代湖の北にそびえる活火山(成層火山)で、標高は1904年(明治37年)に設置された三角点「磐梯」の1,818.61mを公式に用いていたが、同点が侵食されて消失したため2010年(平成22年)10月に同じ場所に新設して計測し直し、同年12月27日に1,816.29mに改められた。広義的には、主峰磐梯山のほか、赤埴山(1,430m)、櫛ヶ峰(1,636m)を含めて「磐梯山」ともしている。磐梯高原を含めて磐梯朝日国立公園に属する。元は『いわはしやま』と読み、『天に掛かる岩の梯子』を意味する。磐梯山の麓は南が表磐梯、北が裏磐梯と呼ばれる。表磐梯から見る山体は整った形をしているように見えるが、裏磐梯から見ると、一変して山体崩壊の跡の荒々しい姿を見せる。2007年(平成19年)には日本の地質百選に選定された。また、2011年(平成23年)には日本ジオパークに認定された。現在も沼ノ平火口内と1888年火口壁と数か所で小規模な噴気活動は継続している。1888年の噴火から100年を経た1988年には多面的に精力的な噴火像の調査が行われ、噴火直後の関谷清景らの報告資料には記載されていない事実も明らかとなった。
磐梯山の登山コースは、八方台登山口、猪苗代登山口、翁島登山口、裏磐梯登山口A、裏磐梯登山口B、川上登山口、等の6つである。(ウイキペディアより)
 今回は裏磐梯、磐梯高原駅、スキー場口からの裏磐梯スキー場→銅沼→中ノ湯跡→弘法清水→山頂に至るコースとした。天気に恵まれ、、猪苗代湖や檜原湖の眺望を得た。

宿泊地(6:45)−車送−磐梯高原駅ゲート(6:55)−裏磐梯スキー場入口(7:20)−銅沼(銅沼)分岐(7:40)−中ノ湯跡(8:26)−途中10分休憩−弘法清水(9:26)−磐梯山頂(9:50〜10:13)−弘法清水(10:25)−中ノ湯跡(10:31)−銅沼分岐(11:10〜11:25、昼食)−磐梯高原駅(12:16) 

 スキーの時期でもなく、夏のリゾートというわけでもなく、ゲートは締まっていて宿の送りもここまでだった(時間が早いことでもあったのか?)。スキー場まで25分の歩きになる。紅葉の時期で磐梯山ほかの山々を見ながらの歩きになる。スキー場から銅沼までも平坦で直ぐに着く。ゲレンデそばを登るのだが見晴らしは良い。この銅沼からの山の様子もなかなかに良い。これから登るんだという気持ちになってくる。中ノ湯跡までは、樹林帯でブナの木が目立つ。途中と中ノ湯跡への最後に少し勾配があるがつらいほどではない。中ノ湯はところどころ泥沼のようで、硫黄臭のする火山性ガスがボコボコ出ている。温泉地によく見られる様子である。ここからから弘法清水までは尾根を歩く1.7kmのコースとなる。コースからは裏磐梯の湖沼や西吾妻などを眺めることができる。足元は岩混じりの急坂だが、景色を楽しみながらの歩きで幾分かは緩和される。やがて裏磐梯が見えなくなり、樹林帯の中をひたすら歩く。途中、休憩を入れ、弘法清水に着く。弘法清水下にはお花畑があって、春にはミヤマキンバイ、夏にはマルバシモツケなどが花を咲かせのだが、今の紅葉もなかなかである。弘法清水は標高1,630mで、山頂には高度差180m少々となる。小屋があり、飲み物や軽食を買うことができる。小屋からはまた樹林帯で見通しはない。25分ほどで山頂に着く。山頂は岩肌の荒々しいようすが見られるが、展望はすこぶる良い。吾妻連峰、猪苗代湖と桧原湖が対象をなし、沼が多く見られる。360度のパノラマを満喫し、元来た道を引き返した。銅沼分岐で昼食を取り、磐梯高原駅に出た。バスを利用して戻り、五色沼、弁天沼、青沼などの湖沼を見て回った。弁天沼からは西吾妻山、瑠璃沼からは磐梯山が見え、五色沼は紅葉に映えていた。最後には、明日の西吾妻山のため、早稲沢に向かった。

     
 銅沼付近から磐梯山  山道より  山頂写真
     
 山頂から桧原湖  山頂から猪苗代湖  瑠璃沼から磐梯山

行程マップ
(国土地理院の地図を引用)

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作成日: 2015年8月20日