65)会津駒ヶ岳 2,133m : 2003年9月6日、 日本三百名山に戻る 会津駒ヶ岳(あいづこまがだけ)は、福島県南会津郡檜枝岐村にある標高2,133mの山である。日本百名山の一つ。一等三角点「岩駒ケ岳」(標高2,132.4m)設置。会津駒(あいづこま)の略称で親しまれている。単に「駒ヶ岳」と呼ばれることも多い。頂上とその稜線は草原のようになっており、木道の敷設されている場所もある。山頂から北北西の中門岳方面への稜線には池塘が多く、高山植物が多い。南東に田代山、帝釈山、女峰山、男体山。南に日光白根山。南西に燧ヶ岳、至仏山、平ヶ岳。西に中ノ岳、越後駒ヶ岳。北に丸山岳、会津朝日岳が見渡せる。田中澄江により花の百名山及び新・花の百名山に選定されている。 アズマシャクナゲ、イワイチョウ、ハクサンシャクナゲ、チングルマ、ハクサンコザクラ、タテヤマリンドウ、ワタスゲ、コバイケイソウ、キンコウカ、イワショウブ、ミヤマキンポウゲなどの花が見られる。冬季には山スキーのメッカとなる。2007年(平成19年)8月30日、尾瀬国立公園の一部として新たに国立公園に指定された。古くから信仰の対象の山であり、檜枝岐村、南会津町伊南地域には駒嶽神社がある。 登山コースは、@滝沢登山口:檜枝岐村内の国道352号から林道に分岐し、林道を約1.9km進んだ登山口から駒ノ大池を経由して山頂まで約5.3km、約3時間30分。Aキリンテ登山口:キリンテの国道352号から大津岐峠を経由し、稜線を縦走、山頂まで約7.8km、約5時間。B御池登山口:尾瀬入口の御池近くの国道352号から大杉岳、大津岐峠を経由し、稜線を縦走、山頂まで約10.5km、約6時間。(ウイキペディアより) 今回は、滝沢登山口まで宿の車で送ってもらい、キリンテ登山口に下りるコース設定とした。 駒ケ岳登山口− 滝沢登山口(林道終点)(6:30)− 水場(7:27〜7:32)−駒の小屋(8:25〜8:30)−会津駒ヶ岳山頂(8:40〜8:50)−中門岳(9:14〜9:20)− 駒の小屋(9:50〜10:20)−大津岐峠(11:00)−キリンテ登山口(12:11)−檜枝岐燧の湯() 宿は温泉のついた民宿で、比較的若い夫婦がやっている。親切で温かい雰囲気を味わえた。朝は、林道終点の滝沢登山口まで送ってもらった。滝沢登山口までは舗装された林道で、国道の駒ケ岳登山口から登る場合には直当の短縮コースがある。滝沢登山口からの取り付きは木段で、その後はつづら折りが続く道である。樹林帯の登山道は、笹があるが、よく整備されている。それほど急坂でなく、多少の段差程度である。途中からは木道や木の段で歩きやすい。登山道はブナ林が続き、笹が茂っている。1時間弱で樹林帯の中の水場に着く。清水がある。山頂まで2.7kmの表示も出ている。5分の休憩を取る。水場から先は少し緩やかになり、石が敷き詰められた木段になる。木々の間からは、なだらかな山頂部分が見え隠れする様になり、標高があがるにつれ、シラビソ等の針葉樹帯で、やがて樹木もまばらになり、尾根筋に出て稜線歩きになる。高原の様子が強くなると、駒の小屋が現れる。湿原を登りきると駒ノ小屋(2,070m)の建つ駒ノ大池のほとりに出ます ベンチが設置され休憩広場になっています。登山口から2時間10分で到着しましたので、大きな池塘が目を引く。その先の高原は、湿原や池塘も混じり素晴らしい景観となる。会津駒ヶ岳、中門岳に至る稜線が見える高山帯は、夏の時期には高山植物で覆われるだろう。チングルマ、ハクサンコザクラなど、白や紫が鮮やかだろう。駒の小屋にはベンチがあって休息ポイントだ。一休みした後、会津駒ヶ岳山頂に向かう。湿原の中の木道歩きから、多少斜度がある中の木道なのでに変わる。振り返ると駒の小屋が見え、その向こうに燧ヶ岳や至仏山、奥日光も見える。山頂付近は平端で狭く、樹林が邪魔をして眺望は良くないが、一等三角点が設置されていて、燧ケ岳を望むことが出来る。山頂から中門岳まではなだらかな稜線をゆっくり下る約1時間のコースになる。この木道歩きの稜線は、池塘が点在する高層湿地帯で稜線上、3qに及ぶ湿原で、チングルマ、ハクサンコザクラ、コバイケイソウが見られる、天空の楽園と呼ばれ、泥炭層の湿原を構成し、中門岳のある中門大池はその象徴でもある。秋には草紅葉が素晴らしい光景を示す。稜線上からは、燧ヶ岳、至仏山、北関東の山々が手に取るように眺められる。やがて、中門大池のある中門岳に着く。山頂表示が出ているが、山の山頂といった風情ではない。何とか持った天気もやがてガスがかかり、会津駒ヶ岳山頂に戻り、駒の小屋に戻った際には小雨になった。燧ヶ岳方向の霞が雨で、みるみる近ずいてきた。小屋で30分ほど待ち、ようやく出発した。ガスは晴れやまず、大津岐峠への富士見林道の木道を慎重に行く。稜線は急な斜面で始まる。東側は笹に覆われ、天気なれば遠くに那須の山々、前方には燧ヶ岳、西側は樹林帯で、同じく越後駒や平ケ岳の好展望が期待できるところだ。ガレたところや幅狭い箇所もあるが、やがて湿原になっていて木道歩きになる。 大津岐峠は広く場所になっている。ここから、左折し、キリンテの登山口に進む。シラビソの木がある笹の中を進む。緩やかな斜面が続く。下るにつれて 傾斜も大きくなり、つづら折りが続く。道は落葉の腐葉が敷き詰められた歩くに良い道である。峠から1時間10分でキリンテ登山口に到着した。最後は、沢沿いになる。檜枝岐方面に国道を戻り、檜枝岐燧の湯(単純硫黄泉)で汗を流した。この後、14:55のバスで会津高原駅に戻り、下市、x日光に出て、中禅寺温泉に宿泊した。明日は日光白根山である。
(国土地理院の地図を引用) 日本三百名山に戻る 更新日:2015年8月29日 |