68)筑波山 877m: 1999年12月17日   日本三百名山に戻る
 筑波山(つくばさん)は関東地方東部、茨城県つくば市北端にある標高877mの山。西側の男体山(標高871m)と東側の女体山(標高877m)からなる。雅称は紫峰(しほう)。筑波嶺(つくばね)とも言い、茨城県のシンボルの一つとされている。富士山と対比して「西の富士、東の筑波」と称される。茨城県の県西地方からの眺めが美しいとされる。全域が水郷筑波国定公園に指定された保護エリアであり、中腹から山頂付近は特別保護地区(自然公園法)に指定され、樹木および木竹以外の植物の損傷・植栽、動植物の捕獲・採取、たき火などの行為が禁止される。『万葉集日本百名山、日本百景の一つとされる。百名山では最も標高が低く、開聞岳(標高924m)とともに1000m未満の山。独立峰にみえるが、実際には八溝山地最南端の筑波山塊に位置する。火山と誤解されることもあるが、実際には火山ではなく、隆起した深成岩(花崗岩)が風雨で削られて形成されたとされる。なお、山頂部分は斑れい岩からなる。高さは長らく876mとされていたが、1999年に最高点の877mに変更された。筑波山は石岡市および桜川市にもまたがる。男体山・女体山山頂には筑波山神社の本殿があり、山腹には拝殿がある。『常陸国風土記』には筑波山の神が登場する。筑波山神社拝殿には坂東三十三箇所25番札所の筑波山大御堂(中禅寺)が隣接する。筑波山は、ガマの油売りの口上などでも知られる。山中には巨石、奇石、名石、が、数多く散在し、それぞれに名前がつけられ、多くの伝説を生み、それらに対する信仰が今日でも受け継がれ、山そのものが「神域」として崇められている(県指定遺跡)。開山以来、「結界」が張られており、荒れた時代もあったが、現在でも「霊山」であり山の万物が「神体」とされている。「夜間は男体・女体の神々が御幸ヶ原に出現する」ため「二人の遊楽を妨げてはならず入山しない」とする文化がある。(ウイキペディアより)

筑波山神社(7:53)−ケーブル駅御幸ヶ原(8:45)−男体山871m(8:55〜9:00)−御幸ヶ原(9:09)ー女体山(920)−弁慶茶屋跡分岐−つつじヶ丘(9:30)−筑波山神社(9:48)−筑波駅(10:30、10:55)〜バス〜土浦駅
                歩行時間:2時間37分 (休憩時間含む15分程度)
 筑波山神社からケーブルカー乗り場へ向かう途中、「是より男體山」の道標石のある鳥居が登山口になる。樹林帯の中を進み、標高が上がるにつれ、スダジイからモミ、アカガシ、ミズナラ、ブナと木が変化していく。ケーブルカーのすれ違いが見られる広場がほぼ中間地点になる。ケーブルカーのトンネルを越えた標高610m付近は、男女川(みなのがわ)の上流である。小倉百人一首の陽成院の歌「筑波嶺の 峯より落つる みなの川 恋ぞつもりて 淵となりぬる」で有名である。男女川源流の湧水付近にかけての一帯には、樹齢数百年とみられる、直径1mを越えるスギの巨木が多く立ち並び、その壮大さに圧倒される。最後の登りは丸太の階段が延々と続き、登り切ったところが、ケーブルカー筑波山頂駅がある御幸ヶ原である。ここからは、関東平野が一望できる。御幸ヶ原から男体山頂へ約15分、岩場のある比較的急な道に、ツツジが多くあり、初夏には花でにぎわう。男体山頂には、筑波山でしか見られないホシザキユキノシタが自生している。標高は871m、徳川幕府の守護山としてもあがめられていた筑波山の男体山御本殿は、江戸城の方向を向いている。同じ道を戻り、ケーブル駅から、女体山頂に向う。こちらは岩場もあるが、比較的緩やかである。春先にはカタクリの群生地は見事だそうだ。途中、筑波山の奇岩・怪石の中でも有名な「ガマ石」にであう。口の中に石を投げいれるとお金持ちになれると言われている。877mの女体山山頂には10分程度だった。切り立った山頂からは360度のパノラマを楽しむことができる。女体山の御本殿は男体山御本殿の方を向いているそうだ。
ここからつつじヶ丘経由で戻る。白雲橋コースに入る。北斗岩、弁慶七戻りなど、次々に現れる奇岩・怪石を楽しむ。急な坂の岩場の道が続く。おたつ石コースとの分岐点である弁慶茶屋跡に到着する。ベンチもあり、女体山頂を望みながら休憩ができる。つつじヶ丘方面へ道を取る。階段道をアカガシ、ブナの自然林を通り、ヒノキの植林帯を抜け、丸太と石の階段をおりると、ベンチとあずまやがあるつつじヶ丘高原である。更に樹林帯を歩き、もと来た筑波山神社にでる。ここから更にバス停のある筑波駅まで歩く。バスで土浦駅に出て、明日の予定の両神山のふもと両神荘を目指した。
男体山を見る 女体山を見る 筑波山山容

行程MAP
(国土地理院の地図を引用)
 

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作成日: 2015年10月24日