7)大雪山 御鉢めぐり 北海岳、北鎮岳 他 : 2006年7月14日、 日本三百名山に戻る
大雪山の御鉢めぐりは天空の散歩道である。雄大な風景、どこまでも広がる眺望、足元には数多くの高山植物、今期の遠征でもとっておきのコースである。夕張の後、暑寒別岳への移動の中間ということになった。
大雪山の説明は、別の機会のサイトで確認してほしい。
 
黒岳ロープウェイ(7:50)→黒岳7合目 登山口(8:31)−黒岳(9:41〜9:50)−石室(9:54)−北鎮分岐(10:41)−中岳(10;58)−間宮・裾合分岐(11:07)−間宮岳(11:21)−分岐(11:24)−タカネスミレ大群落−北海岳(12:00)−イワブクロ群生地(12:34〜12:45、昼食)−石室(13:21)−ナキウサギ遭遇−黒岳(13:43〜13:48)−黒岳7合目登山口(14:29)

夕張岳登山の後、富良野を経由し、層雲峡のYHへ入った。一緒のYさんは、黒岳で済ませるとのことで、一人での周遊になった。今回の御鉢周りは、数々の高山植物と大群落を十分に楽しむことができた。高山蝶、アサヒヒョウモンとダイセツタカネヒカゲにも出会えた。

雲海の上には、ニセイカウシュッペ山 、平山、武華岳や遠くは、天塩岳の姿 も望むことができる。 ロープウエイと、リフトを乗り継ぎ、黒岳へ向かう。ロープウエイを下りたところは高山植物が植えてあり結構楽しめる。リフトの下にも花々が楽しめる。リフトを降りたところが7合目で、シマリスに挨拶をし(ここのマスコット)、頂上へ向かう。登山道には結構な数の花が咲き、これからが楽しみになる。上空はやや雲がかかっているが、次第に回復傾向で楽しみだ。撮影にも忙しい。マネキ岩が見えてくれば、頂上はもうすぐである。 頂上は、これからまわる周遊コースが眺望できる。しばらく休み、石室に向かう。周辺はツガザクラやアオノツガザクラなどがびっしりと敷き詰められている。今回は反時計回り、北鎮岳へ向かう。振り返ると、黒岳と桂月岳が並んで見え、 雲ノ平もチングルマを始め、沢山の花々が満開だ。急な登りを少しのぼれば、お鉢平への淵になり、足元の視界が広がる。小雪渓を通過し
、北鎮岳の分岐に来る。中岳、裾合平への分岐を過ぎ、間宮岳に来る。この頃になれば青空も見えだす。御鉢も存在感を増す。旭岳へは寄らず、御鉢周りに決めてします。間宮岳から北海岳はお花畑が広がる。タカネキスミレの圧巻である。足元には黄色のじゅうたんが敷き詰めらていれる。空は青空が澄みわたり、、充実感もある。期待のダイセツタカネヒカゲに出会う。北海岳で休み、黒岳へと向かう。ハイマツ帯の少し前は、イワブクロがたくさんある。特に白いイワブクロがあり、念入りに撮影する。ここだけで見たイワブクロだった。アサヒヒョウモンが現れ、目の前でとまる。北海沢の大きな雪渓を横切るとお花畑が現れる。エゾコザクラの群落は見事なものだった。石室に戻り、お花を楽しむ。黒岳への登り、岩が露出したところで腰を下ろすと、足元の穴から、ナキウサギ(子供)が顔をだした。気にすることなく、辺りをうろうろする。目の前のナキウサギの写真も初めてだった。愛くるしい様子に感激した。黒岳に戻り、7合目に戻る。道中、写真の追加をしながら、Yさんの待つ、層雲峡の戻った。なかなかの充実登山だった。
黒岳からの眺望
右から北鎮岳〜間宮岳〜北海岳

     
 マネキ岩  エゾノツガザクラとチングルマの大群落  北海岳山頂
     
 後方は北海岳、タカネスミレの群落  御鉢の左手にチングルマ群落  左北鎮岳、右、黒岳
     
 北海沢  北海沢近くのエゾコザクラ群生地  黒岳からニセイカウシュッペ山、天塩岳方向

花々
     
 白のイワブクロ(貴重)  タカネスミレの群落  カラマツソウとチシマノキンバイソウのお花畑

         
 ウコンウツギの群落  チシマノキンバイソウ  クロユリ  トカチフウロ  メアカンキンバイ
         
 イワギキョウ  タカネキスミレ  クモマユキノシタ  チシマクモマグサ  エゾゼンテイカ
         
 ミヤマオダマキ  エゾイワツメクサ  タカネバラ  チシマキンレイカ  コマクサ
         
 ツガザクラ  エゾノハクサンイチゲ  キバナノコマノツメ  コケモモ  イワブクロ
         
 ヨツバシオガマ  エゾコザクラ  イワウメ  イワヒゲ  
         
 キバナシャクナゲ  チングルマ      

高山チョウ2種とナキウサギ
     
 ダイセツタカネヒカゲ  アサヒヒョウモン  ナキウサギ

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作成日: 2015年4月25日