80)武尊山 2158m: 2002年7月21日   日本三百名山に戻る
 武尊山(ほたかやま)は、群馬県利根郡みなかみ町、川場村、片品村の境にある標高2,158mの成層火山である。北アルプスの穂高岳と区別するため、上州武尊山とも呼ばれる。日本百名山及び新・花の百名山に選定されている山である。山名の由来は、日本武尊(やまとたけるのみこと)の東征の故事によるものとされている。山名に日本武尊の「武尊」の字をあてるようになったのは、江戸時代と考えられている。山麓に点在する約30の神社の名が「武尊」表記となったのは明治以降である。日本武尊伝説は近世になってホタカ山の修験者が語りはじめたものと推測される。寛政年間に江戸八丁堀の行者たちが修験道を開設し、山岳信仰の霊場となっていた。 1850年(嘉永3年)に、前武尊に日本武尊の像が建立された。登山1990年(平成2年)から毎年秋期、郷土の登山家山田昇・三枝照雄を称えた登山大会、山田昇記念杯登山競争大会が開催されている。各方面からの登山道がある。中ノ岳付近の山腹には「笹清水」と呼ばれる水場と「凰池」と呼ばれる窪地がある。(ウイキペディアより)
今回は、裏見の滝から谷沿いを詰め、剣ガ峰山に登った後、武尊山山頂に至り、手小屋沢避難小屋から稜線を離れ、下山、元来た道に合流した。時々晴れ間が見られたが、山頂付近はガスがかかって、遠くの眺望は望めなかった。

ロッジ青水沢(5:30)−車−裏見の滝駐車場(5:53、5:58出発)−須原尾根分岐(6:32)−武尊沢渡渉点1.7q地点(7:02)−1.2q地点(716〜7:21)−剣ガ峰山(8:13〜8:32)−武尊山山頂(沖武尊)(9:28〜9:53)−分岐(手小屋沢避難小屋)(10:53〜10:58)−須原尾根分岐(11:24)−駐車場(11:59、12:05出発)−上毛高原(12:43、13:04新幹線)−東京駅
               歩行時間:5時間2分(休憩時間54分含まず)

ロッジ青水沢を出発し、裏見の滝駐車場には20分強で着く。武尊神社が少し上に立っており、林道を進む。川沿いの道で、武尊沢林道と呼ばれ、34分で終点に着く。ここは、須原尾根への分岐点になる。下山はこちらになるが、直進する。樹林帯の道で、急な坂道を登ったところが武尊沢渡渉点で山頂まで1.7q地点になる。ここからは急坂で、剣ガ峰山の分岐まで続く。1.2q地点からは更に急勾配で、からは木の根っこや岩角につかまりながら登って行く。渡渉点からたっぷりの1時間を要し、分岐から痩せ尾根を少し登ると剣ガ峰山に到着する。武尊山から須原尾根の山容が眺望できる。長めの休憩を取り、武尊山に向かう。ハイマツや灌木が茂り、視界も広がる。雲の所々で青空が見られるが、ガスで遠くは視界が限られる。気持ちの良い歩きだ。1時間弱の結構な歩きで、登り切ったところで山頂に着く。山頂には、一等三角点と方位盤があり、周囲の山々を示している。天気が良ければ、谷川連峰、尾瀬の至仏山や燧ヶ岳、平ヶ岳や巻機山、日光白根山、浅間山など、360度の展望が待っている。残念ながら今日はガスがかかり、縦走路の尾根が見える程度である。お腹を満たし、25分の休憩を取る。下りは須原尾根にする。ハイマツ帯をしばらく行くと藤原武尊峰に着き、ここからは急坂で、4つの岩場になる。クサリやロープが張られている。注意深く下り、更に針葉樹林帯の急な道を下ると、手小屋沢避難小屋に前から、武尊沢に下る分岐に出る。ここまで1時間間結構な下りだった。更に30分弱ほど樹林帯を下ると先の林道終点の合流点に着く。後は、同じ林道を戻る。車で上毛高原に戻り、新幹線で東京駅にでた。


 
   
     
     

行程MAP
(国土地理院の地図を引用)

日本三百名山に戻る

作成日: 2015年11月15日