82)谷川岳 1977m: 2002年7月20日   日本三百名山に戻る
 谷川岳(たにがわだけ)は群馬・新潟の県境にある三国山脈の山である。日本百名山のひとつ。周囲の万太郎山・仙ノ倉山・茂倉岳などを総じて谷川連峰という。頂部は二峰に分かれており、それぞれトマノ耳(標高1,963m)、オキノ耳(標高1,977m)と呼ばれる。元来この山はトマ・オキの二つ耳と呼ばれ、谷川岳の名は隣の俎嵒(マナイタグラ)に与えられていた。しかし、国土地理院の5万分の1地図の誤記のために、トマ・オキの二つ耳が谷川岳と呼ばれるようになってしまった。なお、トマの耳には薬師岳、オキの耳には谷川富士の別称がある。広義には、一ノ倉岳などの周囲の山域も含めて「谷川岳」と呼ぶこともある。一ノ倉沢などの谷川岳の岩場は、その険しさから剱岳・穂高岳とともに日本三大岩場の一つに数えられ、ロッククライミングのメッカとなっている。また、山麓はスキーのメッカでもあり、谷川岳天神平スキー場は関東でも有名なスキー場のひとつ。冬場はスキー客と登山客が同じゴンドラで天神平を目指すことも少なくない。谷川岳ロープウェイ・天神平駅のそばにはレストハウスがある。
 気象の厳しさから標高1,500m付近が森林限界となり、その上からは笹原が広がり視界が開ける。このため、比較的低い標高(特に稜線付近)でも高山植物が観察できる。首都圏から近いこともあって多くの登山者が訪れており、中には気軽に訪れる者も少なくない。遭難事故の多くは一般登山道から離れた一ノ倉沢周辺で発生しているが、最も登りやすいとされる天神尾根ルートでも急激な気象の変化や、砂利や岩による急斜面の続く箇所があり本格的な登山となるため、装備を整えてから挑むことが望ましい。森林限界から上では風が木々に遮られることもなくなるため、これにも注意を要する。こうしたところから、谷川岳は「魔の山」「人喰い山」「死の山」とも呼ばれる。遭難の防止のために群馬県谷川岳遭難防止条例が制定されている。
 登山コースであるが、大多数は、天神尾根ルート で、谷川岳ロープウェイの麓土合口駅から山頂天神平駅に上がったところが起点になる。ロープウェイを利用しない場合や営業時間外の際は、その下の田尻尾根を歩く。また、谷川連峰縦走路(平標山 - 仙ノ倉山 - 万太郎山 - 谷川岳)も魅力のあるコースである。他には、西黒尾根ルートや巌剛新道ルート、馬蹄形縦走路などがある。(ウイキペディアより)

上毛高原(7:55、8:01バス)−谷川岳ロープウェイ(8:48、8:51)−天狗平駅(9:01、9:08出発)−熊穴沢避難小屋(9:38)−肩の小屋(10:31)−トマノ耳(10:36)−山頂オキノ耳(10:49〜11:16)−トマノ耳(11:37〜11:42)〜西黒尾根〜巌剛新道分岐(12:20)−ロープウェイ駅(13:49、14:06バス)−上毛高原(14:50)
               歩行時間:4時間(休憩含まず43分)

梅雨明け第1日目だった。天気予報はあまり期待ができない予報だったが、実際には快晴、素晴らしい山並みに見とれてしまった。空前の人出で登山道は数珠つなぎ、更に山頂も一杯、場所の確保に苦労した。新幹線で上毛高原に到着、谷川岳ロープウェイ行きのバスに乗車する。ロープウェイで待つことなく天狗平にイッキに到着する。大変な混雑である。 谷を挟んで白毛門と笠ヶ岳が良く見える。スキーのリフトは天神峠へ出られる。まず、田尻尾根方面へ歩きだす。峠からの道と合流し、見晴らしの良い天神尾根沿いに進む。好天とも相まって気持ち良い歩きだ。アップダウンを繰り返す。熊穴沢避難小屋には30分で着く。ここから本格的な登りになる。しばらく行くと尾根東側に草原状の斜面が目を引く。斜面の端には天狗の腰掛岩があり、目を引く。ここからは、万太郎山、仙ノ倉山、平標山へと続く稜線が目の前に広がる。振り返れば天神尾根の先には赤城山や浅間山が眺望できる。急斜面を登り切ったところが先に見た肩の広場で、肩の小屋がある。下山予定の西黒尾根が合流し、トマノ耳はすぐ先になる。ハイマツが続く尾根上からは、越後三山、燧ヶ岳などの尾瀬、会津の山々が眺望できる。両方の耳とも登山客で一杯、順番を待って写真を撮る。オキノ耳でお腹を満たし、先ほどの方の小屋まで戻る。ここから、西黒尾根を下る。岩稜の登山道はそれなりに楽しい。クサリ場も結構あり結構スリリングなコースだ。ここからは、トマノ耳、オキノ耳の切り立った山容が見られる。巌剛新道を分け、やがて樹林帯に入る。次第に道は粘土状で歩きにくくなる。渓流沿いで立派な滝も現れ、長かった下山もやっと終わる。ロープウェイ駅に戻り、バスで上毛高原駅に戻る。明日は武尊山だ。レンタカーを借り、登山口の青水沢のロッジに向かった。長丁場が待っている。
〜白毛門、の後方に会津、尾瀬の山々が眺望〜


     
 天神尾根からオキノ耳、トマノ耳  トマノ耳  オキノ耳と続く稜線
     
 オキノ耳にて  万太郎山、仙ノ倉山、平標山へと続く稜線  天狗平駅とスキー場
     
 西黒尾根から谷川岳  下山道で滝に出会う  

行程MAP
(国土地理院の地図を引用) 

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作成日: 2015年11月15日