11)野坂岳 関西百名山 913m(2014年改訂) : 2001年6月3日  関西百名山に戻る

野坂岳(のさかだけ)は福井県敦賀市に聳える山塊である。野坂山(のさかやま)とも言う。敦賀市の最高峰であり「敦賀三山」(野坂岳、西方ヶ岳、岩籠山)の一つである。山頂には一等三角点が置かれ、標高は913m。2014年4月改訂前の標高では914mとされ、敦賀市の郵便番号の上三桁(914)に合わせ、俗に標高914mの山と覚えられていた。野坂岳は野坂山地に属し、同山地の主峰である。福井県敦賀市南西部にそびえていて、市内どこから見てもその姿を変えることがないことから自然のランドマークになっている。山頂付近は隣の三方郡美浜町との境界線付近に位置している。俗に「敦賀富士」とも呼ばれ、名勝柴田氏庭園ではその姿を借景されている。富士山を思わせる山容は、往来する人々にも強い印象を与えたようで、平重盛らが野坂岳について歌を詠んでいる。また、野坂岳は山岳信仰の対象となっていた時代があり、今も山頂には野坂権現の祠が祀られている。野坂山登山口は、ふもとに野坂少年自然の家があり、キャンプ場やハイキングコースなど多彩な自然と触れ合う体験が出来るようになっている。またモウセンゴケという食虫植物が自生しており、生態系の多彩さにも目を引く。中腹のキャンプ場まで自動車で登ることが出来るが、キャンプ場から道が途切れそこから登山道に入ることが出来る。(ウイキペディアより)
登山コースであるが、野坂岳は、別名「敦賀富士」ともよばれ、地元の人たちに親しまれている。山麓に、敦賀市立少年自然の家があり、登山口のある「野坂山いこいの森」にはバンガローや自然探勝路も設けられている。登山道も幅が広く、よく整備されている。コースは、山頂までほぼ直線的に延びているため、急勾配で、それが二の岳まで続く。コース中には、行者岩や一の岳など、敦賀市街が一望できるところがあり、急登坂の疲れを癒してくれる。山頂は、全方向に視界が開け、抜群の眺望である。山頂直下には、「野坂権現」が安置され、古くから信仰の山であることがわかる。下山は、行者岩まではもと来た道をもどり、東側のTV塔ルートも採用できる。ただ、このルートは非常に勾配が急で、一部登山道に不明確な所があり、ルート探索の知識や経験が必要である。


守山自宅(6:20)〜野坂少年自然の家−登山口P(7:55、8:00出発)−栃ノ木地蔵−分岐−行者岩−一の岳(8:37)−二の岳(8:52)−三の岳(8:57)−頂上(9:03〜9:15)−一の岳−登山口P(9:55) 
       歩行時間:1時間38分(休憩時間17分 含まず)

 敦賀市立少年自然の家を過ぎ、登山口駐車場に車を止める。ここからがメインルートである。キャンプ場、バンガローから登山道に入る。樹林帯、水量豊かな沢を渡りながら栃ノ本地蔵を過ぎて尾根沿いに入る。市街地が見えだすと展望台に着く。行者岩を過ぎ、一ノ岳の休憩所まで40分弱である。少し進むと稜線になり、豊かなブナ林となる。最後の坂を登り切り山頂に達する。山頂の小屋には野坂権現が置かれ、すぐ先に1等三角点がある。展望は360度、遮るもののない視界が広がる。野坂山系の山々、若狭湾が一望できる。遠くに白山、三十三間山、青葉山、赤坂山〜三国岳など、知った山々が広がっている。しばらく休み、下山した。この後は三十三間山に向かった。
     
 山頂からふもとの町  若狭湾と市街  山頂スナップ

ルートマップ

(国土地理院の地図を引用)

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作成日: 2016年5月31日