15)ヒメギフチョウ:   チョウの図鑑に戻る 
 日本にはギフチョウの他にもう1種類 ヒメギフチョウ(姫岐阜蝶、Luehdorfia puziloi)が分布する。ギフチョウによく似ているが、前翅のいちばん前方外
側の黄白色の斑紋がずれず、他の斑紋と曲線をなしている。また、尾状突起が短く、先がとがっている。生育環境も、より冷涼な山地を好む。中国東北
部、シベリア沿海州、朝鮮半島、日本にかけて広く分布する。日本では中部地方・関東地方の数県と東北地方、北海道に分布している。日本の個体群
のうち、本州産のものは亜種 L. p. inexpecta 、北海道のものは亜種 L. p. yessoensis とされている。新潟県糸魚川市大字小滝の『クモマツマキチョウ及
びヒメギフチョウ生息地』が県指定の天然記念物である。また群馬県で天然記念物に指定されている。幼虫はウマノスズクサ科のウスバサイシン、オク
エゾサイシンなどを食草とする。(ウイキペディアより)

 最初の出会いは2006年4月29日、長野県北安曇白馬村にある、白馬山麓植物園だった。2006年の連休期間に、トガクシショウマが咲いているというの
で訪れた。その時に、カタクリで吸蜜する瞬間を捉えた。思い出に残る写真である。


 2006年4月29日、安曇白馬村白馬山麓植物園

その後、2015年5月の長野県原村、2017年5月に北海道で撮影した。北海道ではピリカテール(注)を撮影する幸運に恵まれた。

   2015年5月8日の長野県原村

  
  2017年5月 北海道 ピリカテール                 2017年5月13日 北海道愛別

(注)ピリカテール
・北海道昆虫同好会の菱川会長が2003年発行の日本蝶類学会会誌に以下のように報告してる。
「後翅内縁肛角紋が高い確率で美しいオレンジイエロー色をしていることだ。この特徴は、誰言うとなく「美しい尾」「ピリカテイル」の名で呼ばれるようにな
った」

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作成日: 2017年6月13日