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北の道1 いざバルセロナへ
今年もサンチャゴ巡礼の季節がやってきました。2015年に完全無職になってから5年連続でイベリア半島を遊び歩いています。健康な体に産んでくれた親に感謝。それと好き放題やらせてくれる家族にも。
4/23
出発が再来週と迫ってきたので真面目に準備を始めました。今日は和風マリアカードの製作。これ第一回から持参して仲良くなった人に「サンタマリアデハポン」と言ってプレゼントしてますが、とても好評です。最初の2年間は作っているカルメル修道会から買えたけど販売が中止になってからは残ったカードをスキャンして手作りするようになりました。つるつるペーパーは百均だし出来上がりはともかく、安上りになってしまった。
裏面には私のメルアド、HPアドレス、フェイスブックアドレスを印刷してあるのでその後の繋がりに結び付きます。何かと便利です。
4/25
準備編その2、スティックの先端カバーを楽天で買いました。昨年スペインで新しいスティックを買ったけど、早々にカバーが1つ無くなってしまった。今年もポルトガルを歩くので、あそこって細かい石畳が延々と敷かれてるんですよね。その隙間が1cm、カバーがないとスティック先端が石畳の隙間にブスッと刺さってしまい、そのたんびに腕が後ろにぐいっと引っ張られて歩きにくいったらありません。スペアも1つ持って行きます。
5/2
準備編その3、今回リバデオと言う町から巡礼路を30数キロ回り道して「カテドラル海岸」という名所を見たいので、それ用の地図を作ってみました。暫く前にテレビで紹介していて、これは是非行って見たいと思いました。
でも実際に分かれ道まで行ったら面倒になって通常の巡礼路を歩いてしまうかも知れませんが(良くやる)。巡礼路には矢印や道標があるけど、カテドラル海岸を回るとそういうのはないのでmaps.me頼りに歩くことになります。
右の黄色い線がリバデオから続く巡礼路で上の緑の線が海岸を行く道です。中ほど上にある赤い丸がカテドラレス海岸。そこから真下に降りて青い線で巡礼路に復帰するか(山越え)、緑の線で大回りして左下の町ロウレンサでカミーノに合流するかになります。「カテドラル海岸」で検索するとすぐ見つかります。絶景です。これは何とかして行かねば。
5/11
出発まであと2日。そわそわしてる。荷物軽くしたいけどこれ以上減らせない。
5/13
とうとう出発の日がやってきました。前橋駅から電車に乗り、高崎駅で乗り換えて一路東京へ。浜松町でモノレールに乗り換えて羽田国際線ターミナルまで流れるように移動完了。国内ならどーにでもなります。
羽田なう。Wi-Fiが遅くて遅くてフェイスブックの更新がままなりません。うぶちゃんがくれたワンカップと吉田さんがくれた蛍イカで一杯やりました。日本最後の食事は吉野家の生姜焼き定食590円。前祝いに生ビールも飲みました。
飛行機は今回も安いカタール航空。カタールこれで3回目です。毎回ドーハで乗り継ぎだけど、直行便と比べて何万円も安いなら乗り継ぎなんか気になりません。乗り継ぎを時給に換算すれば1万円とか五千円です。それに昨年ツアーでスペイン直行のイベリア航空乗ったけどシートが狭かった気がする。
フライトは14日の深夜0:01って微妙な時間。チケットをネットで取ったときに、これ13日なのか14日なのか大いに悩んだ。羽田に行ったら一日違ってたなんてことになったら偉いこっちゃです。
※今回も時々「お役立ち情報」を挟もうと思ってます。
チケットは同じ便を「HIS、JTB、カタール」で比べました。JTBは泣く子も黙る大手旅行会社なので料金も高い印象を持っていて、過去3回はHISで買ってたけど今年は異常な高値だったので色々手を尽くしました。結果、JTBの方がどの便もHISより4,000円ほど安いのが判明。JTBで買いました。それでもマドリッド往復で12万ちょっとという超高値。昨年より4万、一昨年より6万円も高いです。
ちなみに、カタールはこの時セールをやっていたのでHPを覗いてみました。JTBより更に3,000円安かったけど、すべて英語でのやり取りが不安だったので日本語で買えるJTBにしました。それにJTBなら日本語でサポートもしてくれるし。
ゲートに移動してきたらベトナムのシスターがいたので片言英語ながら意気投合してフェイスブック友達になりました。シスターは羽田は乗り継ぎのために寄っただけで日本には入国しないようでした。
ドーハ到着。ドーハ乗り換えは初めてで戸惑っている二人の日本の女の子が居たのでちょっとサポートしたげました。二人とも空手の国際試合でイスタンブールへ行くようです。国際試合の実績を積んで東京オリンピックに出たいそうなので有望選手のようです。代表に選ばれてテレビで見られたら自慢するからと一緒に写真を撮らせてもらいました。頑張ってと声援を送ったけど「オス」とは返さなかったな。あとで写真を見たら顔がそっくり。もしかして姉妹だったのかも知れない。名前も教えて貰えば良かった。
5/14
バルセロナなう。預け荷物も無事に到着。長いスティックを仕舞うためにバックパックの中はぐちゃぐちゃなので全ての荷物を出してから丁寧にパッキングし直す。予約したオスタルへ行くのは後回しにして、明後日バス移動するためのチケットを買いにバスターミナルへ歩いて行く。
※お役立ち情報
バルセロナ飛行場から何でもいいから外に出るとエアポートバスがすぐ見つかると思います。終点のカタルーニャ広場まで5.9ユーロ。切符は運転手から直接買えます。
バルセロナからイルンへ行くにはサンツ駅と北駅からの二つの乗り場がある。北駅の方が何かと良いとネットで読んだので北駅へ歩いて移動。国際路線のバスターミナルなのにびっくりするほどこじんまりしている。窓口は軒を連ねていくつもあったので、ALSAバスかと思って最初にアルサの窓口に行ったらモンブスとのこと。紙に書いた「16/5 Irun」を見せるとパスポートを見せろと言う。何でかな?28.75ユーロで無事にチケットをゲットする。日本からネットで見た金額より千円以上安いので、これはどうもシニア割引にしてくれたようだ。それでパスポートか!これで北の道の出発点イルンまでの問題はクリアできたので気持ちが軽くなる。
※皆さん知ってると思うけど、海外での日付は日本と逆の順序です。「5月19日→19ー5」。私は乗り物チケットを買う時は必ず紙に書いたものを用意します。
さて、ターミナルからオスタルへはやっぱり歩いていく。明後日は逆にターミナルまでやって来なくてはならないので、所要時間もチェックチェック。凡そ25分と言う所か。予約したオスタルは3年前に4泊したオスタルの隣らしいので少しは土地勘が残っている。到着したら何てことない、名前が変わっていたけど同じオスタルだった。オーナーが代わったようだ。
オスタルにチェックインして靴下を脱いだら足首周辺が異様にアチコチ膨らんでいる!?ダニかと思ったけど飛行機の中で20時間も座り通しだったのでむくんだんかと結論づける。長時間の缶詰なのに今回は一切運動しなかったのでエコノミー症候群の一歩手前だったのかも知れない。今までは機内で少しばかり運動してたけど、今回は甘く見てズルけていたのが原因のようだ。やっぱり次からは気をつけて体を動かすようにした方が身のためだ。
バルセロナ2日目
5/15、今日は一日バルセロナ観光に当てる。元はと言えば荷物が行方不明になった時のためにバルセロナ2泊を入れたけど、バルセロナまで来て観光しない手はないので一石二鳥。
キッチンに下りて行って昨日の残りのチーズ、クロワッサン、ヨーグルト2で朝飯。ほかの宿泊者は殆どが若者で、同じ部屋のメンバーのみ年配者のようだ。同室のインド人は私の住んでいる前橋市を知っていて、群馬大学の先生に教わったと言い、もう一人のインド人の奥さんはインド人だが日本語の先生をしているそうだ。互いに遠く離れたバルセロナで滅多にいないインド人と日本人が出会ったのに何たる偶然。
水・カメラ・タブレットなど必要な物だけナップザックに移して観光開始。カサミラ、ランブラス通り、カサバトリョを経て(みんな外から見るだけ)モンジェイックの丘の上り口へ。途中まで歩きで上るが、うんざりした所にゴンドラ乗り場があったのでそれに乗って丘の上まで上がった以外はやたら歩き回る。モンジェイック城は5ユーロ。せっかくなので入ってみる。城には大砲が幾つも据えてあり、ここから遥か彼方の港までぶっ放す積りなのか!?あんな遠いのに当たるのかな?城の中庭のベンチで持参の食料で昼飯みたいなことをする。観光してても節約絶賛続行中。
丘を下りながら上って来た道を見つける。今度は港へ行ってみよう。途中にスーパーのDiaがあったので食料を仕入れる。お昼が軽かったので、港のベンチに座って仕入れたカステラとファンタで中途半端な食事みたいなことをする。ビールのおつまみは日本から持参のおかき。この缶ビール、日本円なら何と28円です。安いにも程があるほど安いスペインのビールばんざい。後ろに見えるのはコロンブスの塔です。
カテドラルに行こうとしたが迷って凱旋門に出てしまう。じゃぁと、そのままサグラダファミリアを目指す。ここは3年前に入ったので外から見るだけ。今日も周りは観光客でごった返している。日本語も聞こえるが声を掛けるほどでもないのでスルー。
宿に戻りシャワー。明日はイルンへ移動する日なので、慌てないようにバックパックのパッキングを出来る所まで進めておく。
夕飯には美味いパンが食べたくなったので、ベーカリーを探しに外へ出たら、通りの反対側にタイミング良くあった。ボカディージョとピザ1切れで6.19ユーロもした。予想の5割増し。近くの店で今度は1リットルビールを買ったらこれが1.8ユーロもした。都会は油断できない。でもピザは満足の美味さだったので許す。
北の道02へつづく
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