03,Villa HarteからConplejo Minas de Calatravero  山の一軒家
     (Alvergue de Poererinos Mina Guillermin-El Calatraveno)

4/14(日) Villa Harteのアルベルゲを7時に出発。前をヨレインが歩いてるが昨日の二の舞にならないように、ゆっくりゆっくり歩いていく。ふくらはぎがまだ突っ張っている感覚が残っているが、歩くには支障はないようなので良かった。


暫く歩いた先からは藪こぎが始まって、結局1時間ほど悪路を歩くことになった。モサラベの道は他のカミーノと比べて歩く人が極端に少ないので整備できない行程がいっぱいあります。藪こぎでもほんのり人が通った跡が確認できるのでまだ増しです。


広目の川に丸い飛び石が配置してあったので写真を撮っているとアカネちゃんのパパが自転車を担いで藪こぎしながらやって来た。ここまで徒歩でも険しい道だったのに、チャリを担いで来るとは大したもんだと目を丸くする。どうやって渡るのか見ていると、自分は飛び石を歩き自転車は横を転がして渡っていた。こういう所はチャリは歩きより大変だね。

また延々と登りが続き、頂上とおぼしき辺りで先輩に追いつく。昨日のアルベルゲで一緒だった(下段ベッドを取られた)ドイツ人もいたが、このドイツ人はここには泊まらずに一気に34キロを歩いてしまうようだ。欧米人の体力には舌を巻く。


今日は私営アルベルゲだけどwi-fiがありません。日本のテレビ番組「ぽつんと一軒家」に登場するような山の中にぽつんとあるアルベルゲです。wi-fiも無ければカードでの支払いも出来ません。勿論、付近に店なんかありません。このアルベルゲが取れなかったら山の中を34km歩かなくてはならなかったので本当に助かった。ここでもヨレインに感謝だ。


肝っ玉母さんのセニョーラが一人で頑張って運営してくれてるお陰で深い山の中でも泊まることが出来ました。感謝。お昼はここで食べさせて貰う。菜っ葉の炒め物にスペインオムレツ、唐揚げにパンと飲み物は何だったかな?田舎料理ぽいのが嬉しかった。夕飯はどうなるのか分からなかったが、結局、夕飯は無しだった。ワイン付きの夕飯を期待してたんだが。

肝っ玉母さんは帰ったらgronzeに良い口コミを入れてくれと言ってきました。そりゃぁこんな山の中のアルベルゲなんで毎日の客数は死活問題なんだろう。約束したとおり、帰ってからちゃんと良いコメントを入れて上げました。良い宿は本当のことだし。

私は今日、7時出発で12時に到着したけど奥さんが膝を故障したカナダの夫婦アラインとロセリンは6時半出発で炎天下3時半の到着!9時間の苦行で気の毒だった。思い返してみると、9日前にサンタクルスの早朝で会っていた夫婦だった。その時から奥さんは足を故障していて6キロほどしか歩かなかったので覚えている。それでもここまで歩いて来たんだなぁと感心する。明日は奥さんはタクシーで移動するけど旦那は歩くそうです。見上げたもんだよカナダ人。ちなみに奥さん73歳、旦那は私と同じ74歳でした。乾杯。

今日の歩数 62,727歩(二日分)

04,Conplejo Minas de CalatraveroからAlcaracejosへつづく