モサラベの道シメは フィステラ・ムシアそして帰国 1,フィステラ目指して サンチャゴからネグレイラへ 6月2日(日) サンチャゴを出発してフィステラへ向けて出発。このルートは6回目だけどそれなのに完璧に覚えてないのが私。ネグレイラ目指して最初の集落で既に迷いました。おっかしいなぁ、ここでこんな道になるかぁ?と言うような工事現場な道が現れました。いまいち分かりづらい道標に惑わされてウロチョロ。そこへ韓国のご婦人二人が現れて、力を合わせて正規の道を発見できました。やっぱり一人より二人、二人より三人で探した方が信頼性が高いです。 最後にサンチャゴカテドラルが見られる地点にやって来たので、みなさん申し合わせたように写真を撮り出しました。私もズームで撮りました。毎回まいかい同じように撮ってます。次の迷いやすい分岐では先ほどのコリアの二人は違う方に行ってしまったので声を掛けるも届かないで行ってしまった。少ししたら別のご婦人巡礼が間違いに気付いて戻ってきたので教えて上げられる。一応はこの道6回目なので少しは分かるのよ。 毎度のことながら、このルート最初に出てくるバルまでは遠かった。年々遠く感じるのは自分の体力が落ちているからなのか?多くの巡礼がここで休んで行きますが、元気な人は通り過ぎて行きます。私は必ずここでコラカオを飲むのを楽しみにしているので当然のごとく一息入れます。ここからカミーノは右に折れて村の中をぐねぐねと進みますが、私は既に経験済みなのでぐねぐね道は進まずに直線道路を行った先でカミーノに復帰。とっても無駄が多いカミーノと思います。 写真はこの行程の名所の滝です。左の建物は水車小屋らしく、NHKでも紹介されてたような?この滝が出てくればネグレイラの町はもうすぐです。もうすぐからが長いんだよね。 このルート、最初の町はネグレイラだけど、町の中には大きなスーパーがあります。時間に寄ってはこのスーパーで買い物してアルベルゲに向かう年もあったけど、今日は町に到着した時点で2時になっていたので既に受付の時間を過ぎています。まず1キロ先のアルベルゲに向かいます。買い物していてベッドにあぶれたんじゃ目も当てられませんから。 ベッド確保を優先したお陰でスーパーはシエスタに入ってしまいました。どうもいつものカミーノと違って具合が悪いな。仕方なく9年前に泊まった私営アルベルゲ・カルメン併設のバルで高いビールを飲んだついでにwi-fi接続しています。ビール2杯とうっすい卵焼きだけで10ユーロも取られました。どぶに金を捨てた気になりました。次は注意しよう。店主は終始表情を変えなくて、表情筋が欠落した可哀想な男らしい。こんなバルにはもう二度と来ないぞ。 シエスタが明ける時間まで待ったけど、結局スーパーは再開しなかったのでさあ大変。今日と明日の食料がありません。開いてる店を探して町を徘徊する途中に銀行があったので300ユーロをキャッシング。これでスペインに居る間は現金の心配はないでしょう。 子供相手の日本で言えば駄菓子屋みたいな店がやってました。お菓子ばかりだけど少しでも腹の足しになるようにとポテチを2種類とチョコパン。ジュースとビール2本。さすがスペイン、駄菓子屋でビール売ってました。さすがに子供は買わないと思うので引率の大人用でしょうか?千と千尋の神隠しに出てきそうなギャルっぽいおかみさんが店主で中々インパクトのあるご婦人でした。でも見た目と違って愛想が良く、ツーショットには乗り乗りで写ってくれました。 通りのベンチでポテチ肴に2本ともビールは飲みました。チョコパンは明日の朝食なので今は食べません。こんなんで山道を20kmも歩いてるんだから痩せる筈だよ。 アルベルゲに戻るとコリアの二人が到着し、一般のベッドはフルになっていたのでハンディキャップの方専用の部屋に通されました。結果的にラッキーになったねと伝えたら、ほんとにそうと言う顔をしてました。洗濯して外に干したらコリアの二人が地面にペタンと座ってたので翻訳でお喋り。良い話し相手を見つけました。 今日の歩数 39,351歩 2,ネグレイラからサンタ・マリーニャへ につづく |