5,セーからフェステラへ 5回目のマリア 6/6(木) セーからフィステラへ13.8kmの行程。キッチンで朝飯を食べてゆっくりと7:50に出発。すぐスティックを持っていないことに気付く!このアルベルゲの扉は自動ロックなのでピンチです。でも大丈夫、郵便受けの後ろには扉を解錠するボタンが隠されています。既に記憶していたので難なく開けられてスティックをゲットできました。こうじゃなかったら扉をドンドン叩いて中の誰かに開けて貰わなくちゃならない所でした(過去に経験有り)。 仲良くなったSさんは朝食抜きで30分前に出発したので朝ご飯を食べられそうな場所を教えてみました。海岸に出てみると最初の頃に歩いたカミーノとは大分違っているようで市内をグルグルと矢印はこねくり回しているが、私はそんなものには従わずに最短距離の海岸線を歩く。何で市内をやたら歩かせるようになったのだろう?見せたいモニュメントでもあるのかな? 海岸線の終点には早朝からやってるカフェが今年も店を開いていて巡礼が寛いでいるのが見えるが日本婦人の姿は外からは認められないので通過。町を抜ける迷路はこんな急坂だったかなぁ?しんどい記憶は楽しい記憶で上書きしてしまう典型例のようです。 民家の庭先でスタンプと水の補給場があったので両方利用させてもらいました。 しばらく行くと前方に見覚えのある赤いバックパックを発見。スティックも滅多にない色の黄色なのでSさん発見。今日も一緒にお喋りしながら歩くことが出来ました。 山道から海岸線の舗装路に出ると二通りの道があります。左の舗装路をこのまま行けば海岸線をずっと歩いてフィステラの町へ。右は坂の多い住宅街を行って途中は軽い山道があります。矢印は住宅街に続いているので、どっちにしますかと尋ねると、初めて歩く道なので矢印通りに行きたいとのこと。まぁそうでしょうね。 こっちの正規ルートの良いところはフィステラの町が遠くに見える最高のロケーションがあるところです。考えたらここを見せられて良かったかも知れない。写真を撮っていると後続の巡礼も到着してきたので、シャッターの押しっこをしました。 フィステラの町には11時前に到着。Sさんの予約した私営アルベルゲは通りにあるのでそこでバイバイ。自分は公営アルベルゲの順番待ちにバックパックを置いて(3番目)近くのバルでビールを一杯。そしてフィステラの道の最大イベント。5年ぶりにマリアとの再会。マリアがいる観光案内所に行くと調度Sさんも来ていて再会の場面が見たいと言ってるのは想定外。5年振りだけどマリアもすぐ気がついてくれてイベント成功。フィステラ到達証に今回もマリアのサインを頂いて、一緒に写真が撮りたいと言うとブースから出てきてくれて一緒に納まってくれました。写真もフェイスブックに載せていいと許可も貰いました。もう年を取ったので来年は来られないかも知れないと言うと、また来られるだろうと言ってくれたので期待に応えたいもんだけど、どうかな? 公営アルベルゲの隣にはスーパーがある理想的な立地です。カットスイカと冷凍チャーハン(かな?)を買ってきてお昼にしました。アルベルゲ前にお気に入りのレストランがあるのでランチにしたかったけど、そこは既に閉店していたので安上がりのランチにしました。ワインは紙パックの1リットルワインで、これたった1ユーロです。 フィステラに来たらフィステラ岬は外せません。町から片道3キロだけど今回も暑い中をフーフー言いながら往復しました。海岸では夕日を見ながらワインを楽しんでいた連中がいたのを思い出したので、私も飲み残しのワインを持って海岸で飲みました。コップはないから紙パックのラッパ飲みです。これも良い時間に思えたので、次回があるなら同じことをしたいと思いました。 フィステラルートで何度も一緒になっていたドイツのお嬢さんがいました。会うのはこれで4回目なので一緒に写真を撮らせて貰いました。こうやって写真に納めておかないと後で顔さえ思い出せないのです。彼女はフィステラの道だけを歩きに来ていて、アルベルゲには泊まらずに全ての宿をドイツから前もって予約しての巡礼とのこと。私は予約無しばっかだったけど、短期間の巡礼だとこういうパターンも有りなんですね。 帰りも暑い暑いと言いながらフィステラの町に戻って、明日の宿探しです。公営アルベルゲは基本的に1泊しか出来ないので連泊するなら私営に泊まらなくてはなりません。マドリッドのドミトリーの予約の日まで余裕があるので、フィステラでは二泊して日程調整します。公営アルベルゲは連泊出来ないので来る前から安い私営を何軒かピックアップしてあります。日本婦人も連泊なので同じアルベルゲでも良いようだけど、そこって18ユーロとフィステラにしては高いので別のを探します。 岬の帰り道に近いAlbergue-Pensión Finistellae13€をまず訪ねてみるとフルとのこと。 やっぱり安い所から埋まっていくようです。次は町外れのアルベルゲMar de Fora16ユーロへ。ここんちは34ベッドもあるし町外れと言うこともあって大丈夫でしょう。 中に入って待っていてもオーナーはやって来ませんでした。宿泊者のコリアの子がスペイン語でオーナーに電話してくれて予約オーケーになりました。電話を持っていない身としては色々な手段を講じます。これで明日の宿が決まったので一安心です。まぁフィステラには私営アルベルゲが山盛りあるので心配はしてなかったですが。 今日の歩数 36,167歩 6,フェステラ連泊へつづく |