16 Calzada de Valdensiel から Torrode Sabre

5/10(金) 6時起床。風邪を引くと汗をかく体質なので、夜中に濡れたTシャツを脱いでおいたら少し良くなった気がする。スペイン親父二人は6時半に出発して行き自分は6時50に出発する。ステファンはゆっくりしている。7年前はこのアルベルゲを出発して速攻でカミーノじゃない道を長いこと歩いてしまった嫌な経験があるので、今度はしっかりと前日にチェックしときました。大事なことだけど稀に手を抜いて失敗することがあります。


地味で歩きやすい土の道を歩き続ける。沼だか溜め池なのか、水蒸気で覆われた沼の後ろには朝焼けがあって中々の景色が現れる。こういう綺麗な景色を見ると早起きは三文の徳を思い出す。


さて問題の高架下の湿地帯が現れた。前に来たときはカミーノが水没していて歩けなかったが、今年は雨が降らなかったので通れるかも知れないと期待しながら進むと、やっぱり駄目だった。後戻りして大きく迂回することに。数日天気が良いのに水没したままなんじゃ、もうこの道は歩けないでしょう。橋を渡すとかしてくれないのかな?まぁ人頼みなので贅沢は言えないです。迂回路を丁寧に案内してくれてるだけで有りがたいと思いましょう。


12時前にTorre de Sabre アルベルゲに到着~。素泊まり18ユーロで夕食・朝食付けると35ユーロに跳ね上がる。なるべく安く上げたいので即答はしないでおく。この村で前に泊まったアルベルゲF&Mは閉鎖になってるが、同じ名前のティエンダがある筈なので探しに行ってみると同様に閉店になっていた。みんなコロナで持ちこたえられなかったんかなぁ?買い物が出来ないんじゃアルベルゲで食べるしかないので両方お願いする。

夕飯まで待てないのでレストランに入ってビールを飲もうとしたら、ここんちは食べる専門だからと別のバルを教えてくれたので移動。ビール大とセルベッサCONリモンを飲ませて貰い5ユーロ。今日は40ユーロをオーバーしてしまった。ホントに今年の巡礼は金が掛かる。しかも超が付く円安状態も続いているので帰ってからの収支計算が怖い。


写真はイギリス人のスティーブン。ここで初めて会った気がする。最初から好感の持てる男でこの後何日にも渡って一緒になりフェイスブックでも繋がることができました。この人は何処からスタートしたのか知らないが、サンチャゴまで歩いてからフランス人の道を逆に歩くのでした。このあと2ヶ月も歩き続けてSJPP到着するまでフェイスブックで応援してました。

夕飯はスペインにしては早い時間の7時半からだった。今日泊まっているほぼ全員が食堂に集合して、まず白ワインと野菜サラダにスープが出されたので腹ぺこの私は2,3杯飲ませて貰い、次は赤ワインと豚肉のゴロゴロしたのが出てきた。ワインはデカンタでテーブルごとに出してくれて、終わりそうになるとさっさとお代わりが出てくる。この村は El Cubo del Vino と言うくらいだから(Vinoはワイン)村にワイン工場があるのかもね。だからこんなにワインが贅沢に出てくるのかも知れないと思った。ありがたいありがたい。隣のオーストリアとスペイン親父は私以上にグビグビ飲んでいる。

今日の歩数 34,819歩

17 Torrode Sabre から サモラ へつづく