03,Alcuscal から Veldesalor

4/27(土) 今日はAlcuéscar から Valdesalor までの26.9kmを歩く。写真はValdesalor 村ではありません。途中にある町で、町を通り越した所に手頃な休憩所があります。
6:40,真っ暗な内から歩き出す。今日は流れで先輩とギエネクとの三人旅。


ギエネクの装備は本当にあり合わせと思わせるもので、リュックも我々のような本格的なバックパックでないので腰で背負えず、肩で背負うしかないので大変だと思うけど、ずっとそれで歩いているので気にならないのかな?リュックに入りきらない荷物は主婦の手提げ袋みたいのを手に持ったりリュックに縛り付けたりして凌いでいる。雨具もレインスーツやポンチョでなく、ただの四角いビニールを持ち歩いていて、雨が降り出すとそれをスッポリ被っている。驚くのは太陽光発電機を下げていること。持たせてもらったらズシリと重い。軽さ命の私からしたらとんでもない代物だ。アルベルゲにコンセントは必ずあることを知っていれば持ってこないだろう。でも、ギエネクこそが巡礼者の原点だと思う。中世の巡礼者だって着の身着のままでズタ袋を下げて水は瓢箪に入れGPSも地図もない中をサンチャゴまで命がけで歩いたのだ。ギエネクはとても信心深く、ギエネクこそは本物の巡礼者の気がする。

昨日のアルベルゲ Alcuéscar に泊まった巡礼の多くが手頃な距離にある Valdesalor を目指すだろう。Valdesalor のベッド数は2段が7台だけなので、Alcuéscarアルベルゲに泊まっている巡礼が全員泊まるようなら必然的にベッド難民が出ます !
元気な巡礼はひとつ先のカセレス迄行ってくれないかな。或いは手前にも公営アルベルゲがあるので、そこまでなら15.5kmなんだけど。って虫が良い?


私は休んだ村でカミーノを見失ってしまったので、ずっと舗装路を地味に歩いてValdesalor 村に到着。途中には城らしいのもあったし、こっちの道も悪くはなかったかな。村の中に入っていくと見覚えのあるバルはやっぱりアルベルゲの受付も兼ねた店でした。一泊6ユーロと言う安さです。7年前はバルだけだったけど、今はティエンダも兼ねてたので買い物もできます。ありがたいことに1リットルビールも冷えていました。アルベルゲに荷物を置いたらここにまた買い物に来よう。チェックインはオランダのチャリ兄ちゃんと一緒だったので、二人でアルベルゲへ。


アルベルゲのベッド数を心配してたけど、私が一番乗りでした。一番便利なベッドはコンセントが枕元にあるベッドです。一番乗りのアドバンテージを余すことなく使ってコンセント付きのベッドを探すのは言うまでもありません。カミーノを見失ったお陰で早く着いたようです。シャワーしてオランダの兄ちゃんに洗濯機の使い方を教わっていっぱい洗濯しました。洗剤がなかったので困っていると、オランダ兄ちゃんが食器洗いの洗剤があるよと教えてくれました。洗濯洗剤も食器用洗剤も汚れを落とすための物なので、それもそうだなと洗濯物を放り込んだドラムの中にボトルの洗剤をチューっとぶっ掛けてスイッチオン。普通に汚れが落ちた気がします。今日も疲れたけど終わりよければすべて良しです。


ティエンダから買ってきた食料で昼・夜兼用の食事は毎度のことです。1リットルビールも毎度のこと。歩き終えた一番の楽しみです。時々、写真のように買い物レシートを一緒に撮っています。この写真は縮小してるので文字は読めないけど実際の写真ではバッチリ文字が見えてるので読むことができます。

今日の歩数 42,241歩

04,Veldesalor から Caseres へつづく