05,アストリアノスからレケホへ 5月18日 早朝にアストリアノスの体育館併設のアルベルゲを出発。体育館は村外れですが、巡礼路も村外れを続いているので村内に入ることなくアストリアノス村を通り過ぎる。 レケホへの27.5kmの行程だけど、余りに巡礼路が酷いので泥だらけ。こんなの事前に知ってれば遠回りでも幹線路を歩いたのにな。最初に現れた村を通り越した所に舗装路が現れたので、これがN255だと勘違いして歩き続けるが、途中でどうも可笑しいことに気付いたのでタブレットを出して確認すると違う方向に歩き続けていた。タブレットを仕舞っていると向こうから来た車が停まって、お嬢さんがここはカミーノじゃないよと教えてくれる。はいはい今気が付いた所ですよとは言わないでお礼だけ言っておく。既に2,30分も歩いてきたので脱力感が半端無い。幸い登り坂だったので引き返すのは下りだからまだマシか。逆だったら更に気が滅入っただろう。 間違えた地点まで戻って、今度はちゃんとタブレットを見ながら間違えないように進む。大事な所では毎回これをやれば良いのだけど、バックパックを下ろさないとタブレットは出せないので億劫がってると同じ事をやります。今度はカミーノを歩くが、やっぱりぬかるみの道が出てくるので参る。右に左にぬかるみを避けながら歩かなくてはならないのでスピードが出ないし靴もズボンの裾も泥だらけ。 アストリアスの町が(アストリアノスとアストリアスは別物です)近づいた所で遠くに凄い雲が現れた。2,3キロ位離れてるかな?地上を丸ごと包んでいるのであんな雲の下に入ったらタダでは済まないだろう。こっちに来ませんように。 アストリアス村以降はN255を歩けました。正面に城が見えるバルで一休み。コラカオと安定のフォークぶっ刺しトルティージャ。日本の店じゃ絶対にやらないけど、これだとフォークがこぼれ落ちないので合理的です。この村に泊まる巡礼が4人もいるのが分かっているので、時間が遅くなるようならこの村に泊まるのも有りだなと思っていたが一休みできたので気力も回復したことだし、まだ11時半なので当初の目的地レケホまでは残り12キロなのでレケホを目指すことにする。 カミーノは城の中を見物するように設定されてるが、そんなのはいらないから城の外周を右に廻って進む。暫く行くと城見物のカミーノと合流したが、また川の畔を歩くように矢印が現れるが無視して幹線路を行くことにする。 レケホ3キロ手前でドイツの夫婦が前を歩いているのを発見する。追いついてやろうと思ってスピードアップしたが、夫婦は幹線路から離れて農道を歩き始めたので自分はそのまま幹線路を歩き続けてようやく14:30レケホに到着。レケホのアルベルゲに入る手前のティエンダで買い物しようと思っていたが、ティエンダは無くなっていた。じゃぁこの村にはもう店がないだろな。残念ながらレストランで食べるっきゃなさそうだ。 7年前はこのアルベルゲには小さなキッチンがあった筈だが、その部屋にはカギが掛かっていた。どっちみち食料は手に入らないのだからキッチンが無くても良い筈だが無いのは寂しい。 アルベルゲには20分遅れてドイツの夫婦もやって来た。夫婦が農道を歩いていた時に幹線路を歩く自分を見ていたそうだ。互いに300m位は離れていたが、私はオレンジ色の目立つカッパ姿なので分かったのだろう。こっちも見ていたよと伝えて笑い合う。今日のアルベルゲは昔と同じ5ユーロだったのでありがたい。シャワーしたけど雨が降っているので洗濯は無し。小雨の中を少し離れたレストランに行くとテレサが居た。テレサはレストラン併設のホテルに泊まっているそうだ。相変わらずアルベルゲには泊まらずに金の掛かるホテル住まいを繰り返しているようだ。 巡礼定食17ユーロ(高っ)とビール。ドイツの夫婦もやって来て同じテーブルに座ってくれて同じ定食を注文している。食事は高いけどお陰でwi-fiが使えてます。 今日の歩数 36,466歩 06,レケホからルビアンへつづく |