07,ルビアンからGuidinaへ イタリア娘との出会い

5/20(月) 今日はLubiánからA Gudiñaへの23.8km。ルビアンを7:10に出発。前に来たときは村内でいきなり道を間違えたので、今日はずっとカミーノを歩き続けることにする。


山の中の道が続き、酷いぬかるみと言うより川の中を歩くような所もあり沢登りそのもの。私にはかなりハード。ドイツの夫婦に続いてコナーもやって来たが、コナーは若いだけに馬力があってグイグイ登って行くので羨ましかった。最初の村は集落レベルなのでバルは無く、7年前にカミーノに復帰できた村にもバルはなかった。今日もバル難民。朝、出かける前にコーヒーとクロワッサン1個しか食べてないのでバルで何か食べたいとずっと思いながら歩いて来たが願い叶わず。


広目の川を何とか渡り終えたらここからのカミーノが分からなくなる。ドイツの夫婦とコナーの姿はとっくの昔に見えなくなってるし、矢印もない山の中なのでさあ困った。少し進んでは戻るを繰り返してやっとカミーノを見つけたときはホッとした。道があるような無いような所には何処でもいいから矢印を描いといてくれると助かるんだよね。


岩山ゾーンをチャリで越えようとしているイタリア夫婦がいた。奥さんは力が足りないので旦那の方が自分のチャリを上げてから戻って来て奥さんのチャリも運んでいる(写真)。こんなのを何度も繰り返しながら岩山ゾーンを越えていくようだ。こりゃ大変だね、ここはチャリで行くような道じゃないよ。奥さんが私をスマホで撮ったので、こちらからもパチリ。


カスティージャ・イ・レオン州に別れを告げて最後の州、ガリシア州に入りました。ガリシア州は勿論サンチャゴ デ コンポステラがあります。A Gudiñaのアルベルゲは7年前とは別の所になっていた。目立つ看板がある訳じゃないので地図を見てもどこにあるのか分からない。地元の人に教わってやっと分かったが、ご覧のように青い扉が幾つも続いている中にひとつだけ色違いがあって、それがアルベルゲだった。受付のお姉さんにガリシアWi-Fiのパスワードを尋ねるも門前払いに終わる。スマホ持ってない巡礼でも使えるように何とかしろガリシア州。

ここA Gudiñaの標高は約千メートルなので寒い筈だ。アルベルゲにはスチームストーブが点いてるのでやんわり温かく洗濯物も引っ掛けて置けます。明日は1,100mの山脈を越えると標高は徐々に下がるので少しは温かくなると期待してます。

ここ数日はずっとカッパを着て長ズボンスタイル。白い息を吐きながら歩いています。日本から持ってきた軍手もボロボロになったけど手離せません。雑貨屋で新しいのを買いたい。それとポーランドのギエネクに貰った中敷きもへたってきたので新しいのを買いたいです。

今日は距離の割に疲れがピークです。買い物難民のままで食べてないし山の中ばかりだったので、何か栄養のあるものを食べないとです。アイルランドのコナーと連れだってバルに寄ってから二度目の買い物に行く。今日は買い物できたけどこのまま明日はLazaまで行けるのかなぁ?中間にあるCampobecerros村のアルベルゲが閉鎖なのでLaza まで34kmを歩くしかないので2食分のパンとドーナツ、1リットルオレンジジュースにバナナ2本。インスタントスープの元までも買って臨戦態勢を敷きました。これだけあれば少なくとも食べ物では困らないだろう。下の写真は1回目に買ってきた物でお昼を食べるところです。


アルベルゲの食堂には地元の女性らしき二人組が大々的に食事を始めてました。巡礼には見えず、服装も垢抜け過ぎてます。なんだろなーと言うのが第一印象で、若くてオシャレなので近寄りがたかった。Lazaまで34キロの明日は中間にある村のペンションを予約してあると言ってるが、自分には無理な相談だろう。しかし、コナー交えて二人の娘さんとお喋りしている内に、ペンションに3人部屋があれば一緒に泊まるかと誘われる。えっ、そんな有りがたいことが可能なの?その場で電話してくれて、ツインルームにマットレスを入れて50ユーロらしい。Casa Nuñezと言う宿で一人だと35ユーロだが。二人の予約時ではひとり25ユーロらしかったが、3人で泊まっても50ユーロらしい(?)。それなら二人が15ずつで私が20ユーロでしょう。これで懸案の強行軍がなくなりました。意外な展開になったけど、まだ二人の名前さえ知りません。カミーノは本当に思いもよらない出来事が起こります。
明日は先に着いたら部屋に入らないで待っててと言うことのようです。やっぱり欧米人って部屋を見てから泊まるかどうか決めるのが習慣のようです。日本人はやらないけどね。

今日の歩数 41,679歩

08,GuidenaからCampo Becerrosへ 三人部屋の宿へつづく


今日の歩数 歩