14 オウレンセからCeaへ

5/27(月) 朝、キッチンに行くとナディアとエルビナが何故か口喧嘩をしている。言葉は分からないがどうやら朝食のことで言い争っているのは分かった。段々激しくなり最後にエルビナが泣き出したので肩を抱いて慰めてみるがいらないそうだ。
7時15、今日も一人でオウレンセをスタート。マヨール広場に行くと散水車が勢いよくゴミをすっ飛ばしていた。今日はオウレンセからCEAへの23km行程。手頃な距離かと甘くみたら罠がありました。ローマ橋を渡って市外へと進む途中で久し振りにふくらはぎが痛くなってきた。どうも昨晩珍しく足が吊ったのはこれの前兆だったのか。昨日は歩かなかったのに変だなと思ったけど、逆に、歩かなかったことで足が変化したのかも知れない。


休む度にボルタレンを塗り塗りしたけど、これ一度痛くなると一晩寝ないと改善しないんだよね。オウレンセ市内でもう痛くなったので、これで後20km歩くんかなぁと心配になるが行くっきゃない。足が痛いことだしカミーノじゃなく途中から幹線路を歩くが、罰が当たって道に迷いました。途中の村に矢印があったので、カミーノに復帰できたと喜んで歩き続けるとどうも目指す方向には進んでいないことに気付く。地元の人に尋ねると、ここはカミーノじゃないですと!?だって黄色い矢印があったんだよ?


どうやら矢印は何か別のものらしく、タブレットのGPSを頼りに本来のカミーノを探すことにする。これ以上迷いたくないので、こういう時はタブレットは手に持ったまま慎重に歩き続けます。気が滅入ってくるが歩かない事には1ミリも進展がありません。苦労の甲斐あってようやくカミーノに復帰。足が痛いのに余計に歩いてしまったよ。

ようやくCea 到着。痛くなり出した時はどうなるかと思ったが、やれば出来るもんだ。今日のオスピタレロはまともな人だった。て言うよりオウレンセのアホが異常。この人ならガリシアWi-Fiの面倒を見てくれるかもと思ったけど、そこまでは面倒は見ないようだ。ガリシアの方針なのか?過去の巡礼ではガリシアwi-fiの接続を3,4人のオスピタレロが面倒みてくれたんだがな。
と言うことでwi-fiがあっても使えません。メモだけしています。いつもアルベルゲでwi-fiが使えないので村のバルから慌ただしく接続しています。その為、フェイスブックで応援してくれてる皆さんには返事がおろそかになってます勘弁です。
シャワー、洗濯してスーパーが開く時間になったので買い物。帰ってくるとイタリア娘二人が調度到着して来たので買ってきたビールを飲ませたる。
今朝は大喧嘩していたのにすっかり仲直りしたようなので安心した。ベッドルームに行って二人の手を取って仲直りして嬉しいことを何となく伝える。


またドイツ親父が付いてきて、4人でバルへ行くと馴染みの巡礼が何人もいた。74才のオランダ夫婦も同じCeaに泊まっているが今日もホテル泊だった。金持ちなんか?日本に帰ってから写真を送る約束なので今回も撮っておきました。私のメールは日本に帰ってからも壊れたままでパソコンのメールでは送れなかったがタブレットからは送れるようにしたので、デジカメの写真は一端マイクロSDカードに入れてタブレットに移してから無事に約束を果たすことができました。めでたしめでたし。

バル後はエルビナと買い物に行って自分はシードルでエルビナはいっぱ買って合計20ユーロをオーバーしたが全部カードで払って上げる。いつもの感謝の印でいつかこうしたかった。エルビナは遠慮していたが私が押し切る。帰り道にエルビナは強い酒が飲みたいとバルに入って西部劇みたいにショットグラスで2杯、強いのをキューッと立て続けに飲んでいた。本当に飲み助なんだな。

今日の歩数 37,581歩

15 Ceaからオセイラ修道院へ つづく