15 Ceaからオセイラ修道院へ

5/28(火) 朝、何故かKがお金を出している。どうやら昨日の買い物でKはエルビナに自分の買い物を頼んだようで、昨日買った品物を手に持っている。その分の3ユーロをくれるらしい。Kなんかに奢ることはないので貰っておく。


今日は回り道してオセイラ修道院併設のアルベルゲに泊まりに行きます。Kもやっぱり付いてくるようで、アルベルゲの玄関でバックパックを横に置いて靴まで履いて二人がいつ出発しても付いて行けるようにスタンバイしてるのが丸出しです。その格好で1時間近く待ってたんじゃなかろうか。そこまでやるか!?段々図々しくなってきてるな。私はいつものように準備が出来た時点で一人で出発する。

普通の感覚として、女性に男性が付き添っていれば他の男は遠慮するもんだが、Kにはそれがなかった。今思えば二人のイタリア娘と毎日一緒に歩いていれば我々はチームなんだと主張できてKも遠慮した可能性があるが、私は一緒に歩くことはしなかったのでそれがKが入り込む隙になったんかもね?

町を出るときにMapsmeのお世話になる。7年前に一度オセイラへは歩いているが、町の外へ出るルートが分かりづらく、まったく道を覚えていなかった。本当にこれがなければ立ち往生の場面が沢山ある。


7年前にオセイラに行った時はこんなキツい道は覚えがないのだが、一緒に行動していたギャエレが楽なルートを選んでたのかな?それでも12:30オセイラ修道院到着。取りあえず修道院前のバルでビールを一杯いただく。後続のエルビナ、ナディアとドイツ親父はとうとう追い付かなかった。自分も右足がツルのでゆっくり歩いてたんだが、三人はよっぽどゆっくり歩いているようだ。そんなこんなで二人が歩いてる場面を一度も見てないが到着場面は何度も目にしてるので不思議なようだ。


バルには昨日のヒッピーが飯を食べていた。挨拶してもニコリともしない。欧米人はこのタイプがいるが、こいつは極端。ここに泊まるのかな?あにはからんや、ヒッピーがバルを出発する時にニコニコ顔で親しく話し掛けてきた。名前はステファン(イタリア)。ステファンって変わり者が多いのかな?今日は次の宿まで行くそうだ。ドソンのアルベルゲはやってないことを教えて一緒に写真を撮る。どうも先入観で人を見がちなのを反省しよう。

アルベルゲにチェックイン10ユーロ。シャワー洗濯しても後続が来ないのでバルへ行くと三人が外でビールを飲んでいた。バルの親父は愛想が悪いし定食15ユーロと高いので様子見にする。モナステリオの売店が3:30に再開されるので何を売っているのか見たい。食料買えたとしてもキッチンには何もないんだが。。。何も売ってなかった。

明日は長距離になるので、途中の町で泊まれるところがないかと探している。Kを遠ざけたいので、また3人部屋で泊まれば安いと提案すると乗ってきたが、残念ながらそこはフルだった。途中のドソンアルベルゲが閉鎖中なので周辺の宿が軒並みフルになるのだろう。

私の知らない小さな町にオスタルを見つけたらしく、二人はそこに泊まるようだ。Kももちろん付いていく。私はもうストーカーKの顔は見たくないので長距離を歩いて三人からは自分から離れることにした。そんなことは言えないので、単に長距離を歩くとだけ伝えると、やっぱり二人には長距離は無理だそうだ。二人と別れるのは寂しいけれど、もうKの顔を見るのはうんざり。


夕方、ナディアが明日の朝食を修道院の売店で予約受付してると言うので3ユーロを払ったが、何故か修道院ツアーに案内される。ナディアは参加しなかったがエルビナは参加したのでKも付いてくる。ここのツアーは7年前に見ているし、手違いで朝食代金をツアーと勘違いされたことに気付いたので途中から離脱する。アルベルゲに戻ってナディアに言ったら売店に連れてってくれて交渉した結果、2ユーロは朝食分で1ユーロを現金で返して貰えた。ナディアは凄いな。

夕方、修道院で素晴らしいコーラスが聴けると言うのでみんなで行ってみる。6人ほどの修道士が集まってきてコーラスが始まった。私は昔北海道のトラピスト修道院で聞いた素晴らしいのを想像してたけど、今日のは完成度が低く大したものではなかった。聞いといて悪いが時間の無駄だった。(こら)

今日の歩数 19,276歩

16 オセイラからLalinへ イタリア娘とお別れ へつづく