02 バイヨンヌからゲタリー 歩きのはじまり 5月16日 早朝5時半に準備を始めようとキッチンに行ったら、既にオスピタレロは朝食の準備を完了していた。コーヒーを淹れてくれたので出発準備しながら頂く。バゲットトースト2枚だけ頂いてみる。大量には焼いてないので遠慮しぃしぃ。 ![]() 親切なオスピタレロとツーショットしてマリアカードを進呈して6:20出発。道端の矢印は小さく数も少ない。北の道は今まで2回歩いているが、その頃はサンチャゴ巡礼のお助けサイトgronzeでもスタートはイルンしかなくてバイヨンヌは無かった。なのでバイヨンヌからイルンへの巡礼路はこれから整備されて行くのだろう。 川の巡礼路の内側を歩いてたら分岐があった。川側を歩いてた女性が、こっちだよと教えてくれて、次の分岐の所でも行くべき方向を教えてくれて本人はカミーノじゃない方へ行った。お仕事頑張ってね。 体の方は今のところ問題無さそうなので、これ最初に予定していた29km先のSaint-Jean-de-Luzまで行けるんじゃないか?と都合の良いことを考える。しかし2時間3時間立つ頃には無謀なのが分かってきた。座れる所もないので道端にペタンと座って地図を眺めていると隣に車が止まって、疲れているなら乗せてあげようと言っているようだが(フランス語)丁重にお断りする。それでも19km歩いて二番候補にしていたゲタリーまでヘロヘロ状態でたどり着ける。 ![]() ネットで見ていた時はワインの店でアルベルゲもやっているらしかったので、誰かいるのだろうと思っていたが無人だった。アルベルゲの前では昨日一緒だったヨアキムが電話で宿との交渉中だった。二人とも予約なしだが無事に泊まれることに決定。ヨアキムが電話でダイヤルキーの番号を入手し中に入れる。ヨアキムがいて良かった。すぐ予約済みのポルトガルのカルディナが到着。仲良く三人で下段ベッドを頂ける。 夕方5時にやっとオスピタレロが登場。40ユーロ!!今年の巡礼で一番の高額アルベルゲだった。フランスってアルベルゲまで高いんだ!オーナーは巡礼経験者なので色々話してくれるが殆ど分からない。ヨアキムは昨日はフランス人のオスピタレロと良く喋っていたのでフランス人かと思ってたがカタランだった。ソロで巡礼するような欧米人は英語やフランス語を喋れる人が多い。 ![]() ベッドも決まったことだしシャワーの前に買い出し。ミニマーケットのレジのおばちゃんが愛想良くて楽しかった。500ml缶ビール2本と冷凍ピザにポテチ、ヨーグルト4で12ユーロくらい。フランスの1リットルビールが有り得ない高さなんですけど?なので1.8ユーロの500mlを2本買ってきました。 ![]() 予約なしのカナダのソロおばちゃんがやって来る。もう下段ベッドはないけどノープロブレムだそうだ。 明日はSaint-Jean-de-Luzまでの7キロ程なので眠っていても辿り着けそう。今日のご褒美って言うか準休息日。佐藤夫婦もこの近くに宿を予約してあって明日がSaint-Jean-de-Luzらしい。自分で言うのも何だけど、健康なのにそれって近すぎない?何しろ明後日のイルンでは一緒の公営アルベルゲになるようです。 昨日のアルベルゲに日本のコンセントを繋ぐ小物を忘れたことに気づく。つい目立つコンセントだけ意識が行って埋め込まれてるようなCタイプの繋ぎ用を忘れがち。明日は最優先で買わなくては。 イルン以降は決まってません。いつもは(2回だけだけど)サン・セバスティアン途中のアルベルゲには泊まったことなくて通過してるのですが、足腰に問題を抱えている今は泊まってみたいです。と言うかそこまでしか歩けないんじゃないかな。 本日最後の巡礼は韓国からの夫婦。旦那の方は英語を良く喋ってるが奥さんは一言も発しないでいる。言葉って大事。 03 ゲタリーからSaint-Jean-de-Luz 楽しいスペイン夫婦に続く |