05 イルンからパサイア 渡し場のアルベルゲ![]() 5月19日 イルンのアルベルゲ。大勢が泊まってる宿なので早朝から活気があって素晴らしい。一昨日から一緒のスペイン夫婦に自分は長い距離を歩けないのでもう会えないだろうと伝えてお別れする。そう言えばイルンのアルベルゲに来ると言ってた佐藤夫婦は来なかったようだ。ちょっと楽しみだったんだが。 ![]() 朝食はドナなので少なくて悪いかと思いながら1ユーロをコトンと入れる。ここの朝食は質素なので良いだろう。先はもの凄く長いので(80数日)日々の節約は大切です。ここにあったのは面白いトースターで、網がゆっくり奥に動いていてパンを載せると赤く輝くニクロム線の間を通って焼き上がったパンが下からペッと排出される。これ初めて見た気がするが、あとになると同じスタイルのトースターを何度も見ました。スペインでは珍しい物でもないらしい。 7時ちょっとに出発。市街を抜けると登りが始まる。これでもかと言う登りがあってリハビリ中の私は体力を持ってかれる。やっとのことでグアダルペ教会に到達。何人もの顔見知り巡礼が休んでいて嬉しい。 ![]() 教会を出発したら先を行く仲間がこっちだと手招きしていて、イージーと言うので着いていく。どうやら2本あるカミーノの更に一本下の道らしい。確かに起伏がおとなしくイージーらしいが距離は同じなので今日もヘロヘロ。 終盤、二人の女子が楽しそうにお喋りしながら抜かしてったが、若いって凄いなと感心した。この行程がへっちゃらなんだ? 湾が眼下に見えるところで世話になったスペイングループ4人が追い付いてきたので記念写真の撮りっこをそれぞれのカメラで撮る。残念ながらSDカードを紛失したので、カメラで撮った全ての写真はありません(何度も言ってる)。 ![]() カナダのジョアンとパサイアのアルベルゲに行くと、さっきの女子二人と赤が好きなベラルーシ女子が待っていた。着ている物に靴までが赤で統一されている。赤が好きなんだねと言うと、自分の髪をさらっとなびかせて「髪も赤だから」と言っているようだ。赤毛のアンと言う物語があるが、日本人には馴染みがない赤髪なので、赤毛のアンは茶髪のことかなと思っている日本人は多いか知れないけど、欧米には本当に真赤な髪の子が時々います。 ジョアンは買い物に行ったようだが戻ってこなかった。買い物途中で別の宿を見つけたようだ。女子3人は戻ってきた。ベラルーシ女子がパンとチーズを食べさせてくれる。その前にクッキーを少しだけ上げたお礼なんかな? ![]() 雨の中を9人が濡れながら待っているので、やって来たオスピタレラが1時間早くチェックインさせてくれる。自分が一番で下段ベッド。その後の女性4人は若いので全員が上段ベッドになった。ここは上段下段は年齢で分けているようだ。 ![]() シャワーが動作しないので先に買い物に行く。ベラルーシ女子に聞いて離れたスーパーへ。もっと近いと思ったので小雨なのに合羽は着ないで出て失敗した。遠いし石段は長いし立地の悪いアルベルゲだな。 今日は疲れてるのでスタミナ付けるために定食を食べても良いと思ってたが結局スーパーから買ってきた食料になった。ハイネケン350ml、ファンタレモン、チョコパン4個入り、1ユーロのチョリソーに少しでも体力が付くようにプロテインも買ってみる。 ![]() このアルベルゲは小さいのでキッチンはなかった。食べられる所は唯一、オスピタレラが仕事している机だけ(上の写真)なので隣に座らせて貰って飲み食いさせて貰いました。愛想のない人かと思ったけど、話してみると良い人だった。多くの場合、話してみると良い人なのが分かります。 06 パサイアからサン・セバスティアン(ドノスティア)へ に続く |