11 Olabe から Gerekiz ピカソで有名になったゲルニカ![]() 5/25(日) 起床6:00位。昨夜はベッドカバー付きのベッドだったので、横着して寝袋ださずにカバーを掛けただけで寝たが、朝方は思ったより寒くてカバーを二重にしてみたり工夫してみるが温かくはならず。早めに起きて腰にミニホカロン当てて長ズボンジャージとフリースを着てみる。考えたら5月の山の中だもんね、そりゃ寒い筈だ。 朝食は7時だと思ったがまだ動きは見えないので階下は静まっている。そう、この部屋だけは2階でベッドも二段でなくホテルにあるようなでかいベッドだったのです。大きな部屋にドイツ親父と二人きり。 階段が昨日写真で見せた変ちょこりんな物なので上り下りが面倒くさい。コーヒーでも飲ませてくれるなら下りて行くのだが静かすぎるのでそれは無いだろう。結局、朝食は7時じゃなくて7時半だった。どうりで動きがない筈だ。 今日の行程はゲルニカを越えて5.5kmの山の中にあるGerekizのアルベルゲ。ここから14km程なので今までから見たら楽です。過去2回ではゲルニカの国民宿舎みたいなアルベルゲに泊まれたけど今年は閉鎖されてる。同じように3日後に到達するビルバオのアルベルゲにも2回泊まれたけど今年は同じように閉鎖されてるようだが定かでない。公営アルベルゲがないと金が余計に掛かって非常にしんどい。 山の中でスペイン親父が追い付いてきた。聞くと私と同い年だって。今年は不思議と同年輩と出会います。サングラスのツルが欠けてしまって難儀してたので、先日買った接着剤の出番が来ました。でも一時的に接着できても完全にはくっつきません。今晩は同じアルベルゲだそうなので、その時に再度やろうと提案する。 このスペイン親父、地元の会う人会う人に話しかけている。何を喋っているのか皆目分からないし時間の無駄に思えてくる。道案内なんて一度教えてもらえば大丈夫な気がするけど、なんで何度も同じ質問をするのか理解できない?馬鹿なの? ゲルニカのATMで今回初のキャッシングをしました。300ユーロゲットだぜ。なるべくカード支払いにしてるので、こんだけあれば暫くは持つ筈。懐が温かいのは精神的に楽です。 ![]() ピカソのゲルニカで有名なゲルニカのレプリカの前までやって来た。前々回はここに立てたけど、どういう訳か前回はこれが見られなかった。カミーノを辿って歩いている筈なのだが、どこでどう違うのか理解できない。今回は見られたからまぁいいや。 ゲルニカは山の中の小都市だったが、戦争で無差別爆撃されたのに怒ったピカソがゲルニカの大作を描いたために世界で有名になった。ゲルニカの人たちからしたら、有名になんかならなくて良いから平和が良かったと思ったことでしょう。ゲルニカと言う映画を見たことがありますが、スペイン内戦って同じ町村の人があっちとこっちに分かれて戦争すると言う、本当に複雑でひどいものでした。遠く離れた日本には知らない人が多いだろうけど。 ゲルニカの市民会館みたいな施設で親父はまた地元の人と長話をやりだしたので、メボイと言って先に進むことにした。いつまでも付き合ってらんない。ゲルニカ町外れのバルでエネルギー補給にノンアルコールビールとでかいチーズケーキ。金は掛るけど途中でのつまみ食いは楽しみだし歩き旅なのでエネルギー補給は大切です。 ゲルニカを出るとすんごい道になりました。これ本当に巡礼路と思わせるほど荒れ果てた凄い道です。バランス崩すと偉いこっちゃになります。事実、例のスペイン親父ネストルはここで肘を血だらけにしてタクシーでAlbergue Gerekizに到着してきました。どう言うわけか一緒に人相の悪い無傷の夫婦まで同乗しての到着です。アルベルゲの建物は昨日と同じデザインだったけど別モノです。 ![]() 約束どおりネストルのサングラス再修理にチャレンジです。一晩動かさないでと伝えたけど、ちゃんとくっつく保証はありません。まぁ日本製の接着剤じゃないのでダメでも日本の恥にはなりません。 ![]() アルベルゲは山の中の一軒家なので、外を散策しようにもあるのは森の他は何もありません。もちろん大好きなスーパーマーケットはおろかティエンダ(小さな店)の気配さえありません。食料品買出しが大好きな私には楽しみがありません。唯一のレジャーは金属製のカエルの口に金属製の石蹴り状のものを投げ込む遊びがありました。これスペインではメジャーな遊びなんですかね?みなさん楽しそうに興じています。でもカエルの口と石は同じサイズなので、入るのは至難の業でしょう。これもカメラに撮ったので見て貰いたいですが、撮った写真がパーになってます。 ![]() このアルベルゲは予約無しで到着した巡礼はみんな外のテント泊になるようです。室内泊まりが16ユーロで、テントで泊まっても7ユーロってどうなんですかね?トイレってどうすんの?どこでもトイレなの? 私は予約で泊まれるので室内で一泊16、夕食13、朝食6ユーロで合計35ユーロ。昨日のアルベルゲと同じです。高い缶ビール2ユーロも飲んでしまいました。テント泊の人たちもみんな夕食食べにやって来て賑やかな夕食になりました。 何故か片言の日本語を喋る人が出現。なんと船橋のNOVAで英語の先生をしていたんだそう!!️自分を安藤と紹介してたが勿論にた名前の外国名があります。安藤さんで覚えたので呼びかける時は安藤さんです。本名は聞き逃したけど安藤と言う所をみるとアンドリューとかアンドレアとか? 12 Gerekizからララベツ フルでも受け入れるアルベルゲ に続く |