17 Castro UrdialesからIslares アホらしい待ち時間 5/31(土) 満員のアルベルゲで粗末な朝飯。モロッコ男が茹で玉子をくれたので日本から持参のスティックコーヒーをあげる。日本のか?と聞くのでメイドインジャパンだと答えると嬉しそう。 昨日のバゲットと一緒にモソモソ食べるとコーヒーが飲み終わってしまったので、買っておいた1リットル白ワインをコップに注いでパンを食べると悪くはなかった。少しでも重くなるのは嫌だが、持っていると便利をする時があります。 ![]() 宮嶋先輩はラレド行きなので早めに出発していったが自分は途中のイスラレスなのでゆっくりの7:50に出発する。表には韓国グループが出発準備を終えてるが、何故か歩くのが遅い私が抜かれることがなかった?別ルートでもあったのか?海岸沿いのカミーノには牛と山羊の放牧場があって、牛が道を塞いでいます。牛も山羊も大人しい動物なのでよっぽどのことでもない限り暴れたりはしないので刺激しないように隣を歩かせて貰います。でもいつも牛の目の前を通る時は緊張する。なにせ、あの巨体で角がありますからね。 ![]() 9年前はここに来るまでに自然のアスレチックがあったが、それは余りに危険なのでカミーノが変更になったと思われます。不気味な廃トンネルを通ったり、落ちたら死んでしまうような所をビクビクしながら歩いたり両手を使って急坂を上ったりしたけど、あれはあれで北の道の名物と思っていたがルート変更になって良かったのか惜しかったのか。上の写真がその危険ルートの一部です。 ![]() 遠くに突き出た半島が見えて来たので、あれが本日のゴールIsraresだろう。景色の良い道がずっと続くが大量の動物の糞がなければ安心して歩けるのでもっと楽しいだろな。 ![]() イスラレスのホステル9:50到着。たった2時間しか歩いてないのでさすがに早すぎて今回は疲れなしだった。あと10kmは行けそうだが次にアルベルゲがあるのはラレドまで15km歩かないとならない。今日は調子良く歩けたので行けた可能性があるが、予約したのが足かせになって自由に歩けないデメリットがある。 昔に泊まったときよりぐっと奇麗にリニューアルされていた。民間が公営アルベルゲを買い取って奇麗にして値段もそれなりに生まれ変わったようだ。まだ中には入れないが外観を見ただけで奇麗になったのが分かる。この前にミニ公園があって遊具があるので座って待つことができたので良かった。手持ちの食料とワインをぐびぐび。 Islaresはネストルが予約してくれた筈だが、奴さんは私には翻訳で伝えてくれることがないので一抹の不安がある。このまま1時まで3時間も待った挙げ句に予約してないなんてことにはならないだろな?管理人かネストルが来るまで不安だ。 昨日、ネストルが予約している様子を見ていたが、ここに直接電話をするのじゃなくて誰か中間に入れて予約しているようだった。何でそんな回りくどい事をするのか謎だが、電話をし終わると自信たっぷりに予約が取れたと言うので安心してたんだがな。ネストルには誰か巡礼をサポートしてくれる人がいるんかな? 明日はLaredoの公営アルベルゲの一択なので一生懸命歩くだけだ。二日後は名物アルベルゲのグエメスまで約25kmあるので、またネストルは中間で泊まる提案をしてきそうな気がするが自分はグエメスまで歩こうと思うので、そこでネストルとは1日あいだが空くかもね。 意外に早く管理人のセニョーラが車でやって来たので早速どうなってるのか聞いてみると予約はされてないらしい。でも泊まるのはOKで宿賃は25ユーロ必要とのこと。昔はここに5ユーロで泊まれたけど私営になったから高いのは仕方ない。バックパックは外の倉庫に置かせてくれたが本当のチェックインは1時だそうなので、やっぱりあと1時間半は外で待たないとならない。周りには何もない一軒家なのでバックパックを倉庫にしまうメリットがないが親切にそう言ってくれるので素直に従う。 待っている間にティエンダに買い物にでも行こうかと思うがこの小さな村には無さそう。12時近くになってスタンプだけ貰いに寄ったおばちゃん巡礼二人がやって来た。これからラレドまで行くと言うので、こんな所で何時間も待っている自分がアホらしくなってきた。明後日の行程でネストルがグエメスまでの中間地点を提案してきても振り切ってグエメスまで行こう。 オープン30分前になるとパラパラと泊まる予定の巡礼が集まりだしてきた。みんな若そうで最年長でも60そこそこだろう。この人たちは雰囲気から同じグループらしいのが分かった。最初から待っていたのを主張してバックパックを最前列に置き直しておく。 やっとこさ受付開始、管理者のおばさまは私が長い間待っていたのを知っているので一番に受付してくれる。一見愛想が無さそうだがスマホでいちいち日本語に翻訳して説明してくれるので困ることはなかった。ベッドは以前とは段違いで、一部屋に二段ベッドが二台だけでカーテンまで付いている。マットも安っぽいビニール製じゃなかった。こりゃリニューアルに相当金掛けたね。恐怖の三段ベッドは勿論なくなっていた。 ![]() 何か聞きたいことはあるかと言ってくれるので、入り口の解錠コードとティエンダを教えてもらえたので買い物に出かける。途中に9年前に定食を食べた田舎レストランがあったので覗いてみる。中にいた女店員さんに定食は?と聞くと壁に貼り出された張り紙を指差すので見たら定食20ユーロなので黙って出てくる。 ![]() 管理人さんに教わったガソリンスタンドは歩いて10分ほどだった。GSの中の小さな販売コーナーでチンして食べる肉団子とバゲットに缶ビールを買ってアルベルゲの食堂で食べる。合計6.5ユーロと格安。 夕方5時になってもネストルはやって来ないのでIsraresじゃなくて別のホステルを予約したのか?それとも出発前にトイレから中々出てこなかったので何かあったのかも。軽い不調なら良いけど、どちらにしてもネストルとの縁は切れたのだろう。 18 Islaresからラレド 楽しいオランダチームだった へ続く |