18 Islaresからラレド オランダチームだった![]() 6月1日(日) Islares アルベルゲを7:10に出発。前を数人の巡礼が出発したがみるみる離されるが追わないて言うか足が鈍いので追えない。キレイな所では写真を撮るので尚更距離が開く。怪我人の自覚があるので一緒に歩けるとは思えないから一人歩きになっても残念ではないです。 ![]() 6年前に覚えがある橋の上に出た。カナダ系アメリカ女子が、こっちはイージーウェイと教えてくれた場所だ。しかしその先を覚えてないしカミーノを外れるので案内板等はまったくない。mapsmeで確認して、ラレドは左方向なのでこを曲るんだろうと思って×印方向へ進む。20分歩いた所に地元のお婆さんがいたのでラレドの方向を聞くと反対を指す。カミーノは?と聞くとまた反対を指す。おかしいなと思い次の角でGPSを確認するとお婆さんが正解だった!往復で50分のムダ。腐っても戻るしかないが、こう言うのが一番モチベーションが下がる。 次からは角があるたんびにタブレットで方向を確認して歩く。カミーノを外れるとこう言うのが面倒だが、やらないともっと面倒なことになる。こっちの道は本ルートから外れているので巡礼はやって来ないが珍しくフランス三人組がやって来た。イージーウェイを知っているのか。次は親父チャリと男女ペア。どうやらIslares 向こうのカストロウルディアレス出発組が近づいてきたようだ。 歩き疲れて腹も減ってきたのでバルを期待しながら歩いてると、おあつらえ向きのバルが出現したので、コラカオとトルティージャで小腹を満たす。久し振りに現れたバルなので数人の巡礼も休んでいる。休んでいると雨足が強くなってきたのでザックカバーとレインウェアを装着して出発。ずっと雨が降らなかったので、まともな雨は初めてかも。 同じタイミングでソロの兄ちゃんが出発したが、ラレドが近づいた所でカミーノを外れて行った。矢印が確認できるのに別方向に行くと言うのは何か目的があるのだろう。声をかけずに自分は矢印に従う。 ![]() 13:20 ラレドのアルベルゲ到着。自分は10番目で殆どが昨日のアルベルゲで一緒だったIslares組。カストロウルディアレス組はまだ殆ど到着してないらしい。Islaresとカストロウルディアレスとの差は9キロなので、簡単には追い付かれなかったってことか。 ![]() アルベルゲへの扉はご覧のように歴史を感じさせるものです。その前で雨に濡れた巡礼が何人も待っている光景はちょっとシュールだ。チェックインは2時からなので私は40分待つだけだったけど、先頭は何時に到着したのだろう? ![]() やがて時間になったので人数を区切って中に入ることができる。左側が受付のテーブルで、一人一人順番に椅子に座って丁寧にチェックインして、他の人たちは大人しく右側で待ってます。ひととおり最初のグループが受付を済ませると、グループごとに部屋に案内されました。前回泊まった時は普通のベッドルームだったが、今回はいかにも修道院の中と言う感じの歴史ある廊下を歩いた先にある部屋で、廊下はいちいち施錠してるし迷路みたいだし、これ明日出発の時に迷いそうだなと心配になる。 ![]() 自分たちのグループは同じベッドルームになるので婆ちゃんは真剣だった。部屋には二段と平ベッドが一台あったが唯一の平ベッドを自分のにしていいかと聞いてくるから常識ある大人だ。自分は無事に下段を取れて上段にはオランダとインドネシアとのハーフ美人が入る。隣の部屋には残りのチームが全員入ったようだ。この頃になってようやく全員が同じグループなのが分かった。つまり7人グループの中に私一人が異分子として混ざっているという訳だ。すいませんね。 後で考えるとこの人たちは昨日のIslaresで一緒だった人たちだ。Islaresに泊まった人たちは一枚も撮ってなかったので確認はできないが大勢のグループが一部屋になったのでこの人たち以外には考えられない。と言うか間違いなくこの人たちだ。このグループとは明日のグエメスに行く時にバスに誘ってくれたり、残りの区間を楽しく歩くことになる縁が深い人達になるのだったが今は部屋が一緒になったと言うだけだ。でもハーフ夫人はベッドの上下と言うこともあり話しかけてくれるので少し親しくなれた。チームは全員がオランダからやって来た友達同士らしいのも分かる。こう言うのは仲良くなった後になって分かると本当に不思議な出会いだったなと思いだせる。 シャワーも無事すんだがここにはキッチンが無いようなので仕方ないから定食を食べるかと賑やかな町中に行くとレストランはどこも定食30ユーロと出ている。バーガーキングでもあれば大金は使わなくても済むが無さそう。困ったなとさ迷っていると韓国婦人が登場して、アルベルゲにキッチンがあることを教えてくれた。 婦人もこれから買い物なので一緒にミニスーパーへ。でかいトマト2と生ハムにバゲット。1リットルビールも忘れないで買っておく。見たことのない名前の瓶だったのでバイトらしい黒人の青年に、これセルベッサかと尋ねると瓶に付いている名前を言うが、店主がセルベッサだと教えてくれた。とても小さな店だが欲しかった物が取りあえず買えて良かった。 婦人はアルベルゲに戻る前に洗濯するそうだが、私はアルベルゲのキッチンがどこにあるのか知らないので付き合う。街のランドリーなので大層な時間がかかる。待ってる間にビールが温まってしまうでしょうと言う婦人の言葉に甘えてビールのラッパ飲み。婦人もビールは少し飲むそうなので最初に2口勧めると口を付けずに上手に飲んだ。あー美味しいと言ってる(らしい)。 民族服に身を包んだでかいアフリカ人が二人やって来たが洗濯機に入れるコインの両替が上手くいかないでいると婦人が手伝っているので世話好きのようだ。私は馴染みのないアフリカの人なので関わりたくなかったが夫人は親切に面倒みているので凄い人だなと尊敬した。お陰で私も世話を焼いてもらえたって訳か。 ![]() やっと乾燥まで終わったのでアルベルゲのキッチンへ。既に韓国青年が大々的にニンニクを刻んでいた。自分はトマトを切るだけなので簡単。アルベルゲの食堂で二人揃って慎ましい晩ごはん。Wi-Fiが通っていたので翻訳を駆使して色々話せました。今回は公営アルベルゲにWi-Fiが通っていることが多い。電話持たない身としては非常にありがたい。 19 ラレドからグエメス オランダチームに混ざって に続く |