21 サンタンデルからBoo de Piélagos 最悪のアルベルゲ![]() 6/4(水) 7:10 サンタンデールを出発。さすがに大きな街なので市街を抜けるのに1時間以上も掛かる。休んでいると巡礼女子が近付いてきてニコニコと手を振っているのでポベーニャで一緒に食事したアメリカ女子と気づく。「私を覚えてる?」と言ってきたが、本当の名前はジェイディンだがすぐに出てこないので「ジェジェ」と言ってると「イエーッス」と喜んでいるのでほぼ正解かな?今日はやっぱり私が2日掛かりで訪れるSantillana del Marまで歩くそうだ。また会えると良いねとバイバイ。 ![]() 最近は朝から体が重いので元気に歩くことができない。疲れが溜まっているのか栄養不足なのか?きっと両方だろう。なんとか解消したいもんだ。今日はBoo de Piélagosまでの14-5kmなので短めで良かった。 所々で見覚えのある風景が現れるが、それらの点を繋ぐ線はさっぱり覚えてないので、エーッこんなに離れてたのか?と驚くこと多し。ただ今日のアルベルゲへの脇道は覚えていたので間違わずに済んだ。知らなかったらカミーノ本線を行ってしまったかも知れない。 ![]() 相変わらずその位置からアルベルゲまではすぐではなかった。前回はオーストリアのハイジお婆ちゃんとこの辺りを歩いていて、この小さな駅から1駅だけ乗りました。何故かと言うとこの先には鉄道専用の鉄橋があって徒歩では行けないのです。明日もそのコースを辿ります。 ![]() アルベルゲ前のバルに入ると見間違え様のないバックパックがあった。菅傘の巡礼は先輩独りだけだろう。今回3回目の出会い。フランスのシルビーや他の巡礼もやって来たので再会を祝って乾杯しました。何でもかこつけて乾杯します。 ![]() さて肝心のチェックインでは私の予約が出来てないだとーっ!電話を持ってないけど6/4に泊まるとメールして返事も貰ってあるのだが、WhatsAppで予約が必要だと。電話がないのはWhatsAppも出来ないの知らないのかこのオバサンは。結局、予約してないので16ユーロのドミトリーはフルで36ユーロの個室のみだそうだ。ここまで歩いてきて泊まれないのはあり得ないので仕方なくお願いしました。20ユーロも余計な出費だよ。その後にチェックインした先輩は普通のメールで予約してOK取れてちゃんとドミトリーに入れました。要するに高い部屋を空けたくないので嘘ついたんだろう。せこいアルベルゲだなー、くたばれ。 その前に隣のバルで巡礼定食の金を払ってなかったのを思い出したので払いに行く。14.5ユーロ。歩いてる途中で休憩したバルの払いが3ユーロ、離れたチャイナスーパーでの食料買い出しに約10ユーロと、今日は合計で60ユーロ以上も金を使ってしまったよ。日常的な支出としたら最高額じゃなかろうか。 このアルベルゲにはキッチンも食べる場所も電子レンジさえなく巡礼宿の体をなしてません。先輩がカップ麺のお湯が欲しいと頼んだら断られました。コーヒーもカップ麺も食べさせないで、全ての費用は同族経営の隣のバルでさせるのが丸出しです。個室のことに加え、Gronze の評価には最低を付けてやろうぞ。 先輩がスーパーへ行くと言うので一緒に歩いていくと向こうからシルビー登場。三人でチャイナスーパーで買い物して私の個室で慎ましいミニ宴会となりました。個室で良かったのはこの一点だけ。 ![]() 個室なのにトイレもシャワーもなくドミトリーの人たちと共同。ボディーシャンプーもタオルさえありません。部屋にはテーブルはなくて椅子がひとつだけなのでベランダにあった椅子を運び込みました。こんな部屋でよく36ユーロも請求できるな!今日の宴会用テーブルは私のベッドです。 後日、Gronzeに手厳しい評価を投稿したらあっという間に削除されました。宿の評価なのに宿側で削除できるんだ!?Gronzeの評価が当てにならないと気がついた瞬間。 22 Boo de Piélagosから中世の観光地Santillna del Mal へ続く |