22 Boo de Piélagosから中世の観光地Santillna del Mal

6/5(木) 7時半にアルベルゲ近くの駅に向かう。先輩の他3人の巡礼が電車を待っている。すぐ電車はやって来たので乗車する。今回も車掌はやって来なかったので無賃乗車だった。これでこの区間の無賃乗車3回目。自分以外は次のモグロ駅で下車し歩き始める。自分も過去2回は同じようにモグロで降りたが今回は大事を取って3駅目のRequejadaまで乗ってみる。下車して歩きだすと駅にあった特徴ある緑の大歩道橋は二度も渡った奴だとすぐ分かった。線路を2本もまたぐ歩道橋なのですごく大きいです。

2回も泊まったRequejadaのアルベルゲを見に行くと情報通り閉鎖されてるようで荒れ果てていた。受付していた向かいのバルも閉まっていた。バルが閉店したのでアルベルゲの管理者がいなくなったのか。

レインウェアを仕舞っていると昨日一緒に歩いた夫婦がやってきたので手を上げて挨拶。夫はなぜだか「スシ」と良く言っているが何が寿司なのか意味不明。道路は大渋滞が始まっており、ただの通勤ラッシュではなさそう。進んで行くと人だかりが出来ていてパトカーも数台が待機しているので事故のようだ。人混みを搔き分けて進むと地元のおじさんがカミーノを手で教えてくれるので人垣の間を通って先に進む。

バス停に座ってバナナ。通りにパン屋があったのでクリームがたっぷり挟まったパンとファンタレモンで小腹を満たす。時間はまだ10:18でAlbergue El Conventoの受付は13:00なので観光地ESantillana del Marに付いたらあちこち観て回りたい。アルタミラ洞窟は前にも見たから今回はパスだ。

デルマルが近付いて来たら2方向のカミーノが現れるが親切に両方の距離が示されていた。こう言うのは判断の基準になってありがたい。

デルマルに到着。一緒に到着したフランスグループがアルベルゲの呼び鈴を押して出てきた人にバックパックを置かせてとお願いしたので自分も便乗させてもらう。これで観光地デルマルを身軽な身体で散歩できる。

ここは中世ヨーロッパの町並みが残る観光地なので身軽になれて歩けるのは嬉しいが、バックパックの重りがないと腰がフワフワして歩きづらいので良いような悪いようなだ。

世界遺産らしい修道院を3ユーロ払って見物する。修道院に回廊はお馴染みだが立派な聖堂まであった。まぁ修道院は何度も見ているので見ましたって程度。今日の宿も元修道院だしね。

初顔の日本人夫婦巡礼と出会った。昨年フランス人の道を歩いて感激したので今年は北の道にやって来たが、意に反してこんなに大変と思わなかったとのことで、明日はバスでフランス人の道に行ってしまうとのこと!エーッそんなこと出来るの?考えもしないことするな。確かに北の道と比べたらフランス人の道の多くは平地を歩くので、その積りで来たら大変だろう。でも北の道が本当にハードなのはこれからなので良いタイミングで方針変換できたんかもね。

13:15になったのでチェックイン開始。部屋は二段ベッドが1台のみで手洗い洗面まで付いている。元修道院らしく、個室がいっぱいってことか。施設も広くて綺麗で素晴らしいアルベルゲだった。昨日のくそアルベルゲより百倍快適に過ごせるでしょう。でも徐々に巡礼が増えてきて自分のベッドの上にも誰か入りました。まぁアルベルゲなんでそれは仕方ないです。

買い物に出かけると、間違えて他の私営アルベルゲへチェックインしてしまった先輩に遭遇。コンベントは予約した時点で支払が済んでいるので間違った方に二重払いしたらしい。面倒だからこのままで良いと言ってるが、コンベントは夕飯と朝食代金が含まれているので私営の宿賃は捨ててもコンベントに移った方が良いですよと言うと、その気になったので荷物を取りに二人で私営アルベルゲに行ってみる。こちらもすんごい古いアルベルゲで、gronzeで見ていたAlbergue Gándaraだった。名前からして大げさで凄い。

コンベントにシルビーもやって来たので昨夜のメンバーが揃いました。夕食の前にイベントがあるそうなので指定の部屋に行ってみると、泊まっている全員ではなくて希望者だけなので3割くらいしかいなかった。何かスピリチュアルの集まりのようで私はこういうの苦手。どっちかと言うとスピリチュアル系は毛嫌いするタイプです。さすが天の邪鬼カトリック(?)。

イベントが終わると同時に夕食の時間です。ここは朝晩とも食事が出るので楽しみだったのです。私のテーブルには先輩の他にシルビーと昨日の糞アルベルゲで一緒だったフランス人達なので、言葉は通じなくても楽しい。食後も同じテーブルの6人で暗くなるまで翻訳の助けを借りて楽しい時間を過ごしました。

23 Santillna del MalからCobreces オープン2時間違い へ続く