01 オビエドからEscamplero プリミティボの道スタート 6/16(月) 今日からはプリミティボの道を歩きます。プリミティボの道は知る人ぞ知る山岳の道。身体が本調子でない私には無謀な気もするけど、だいたい始めれば何とかなってるので今回もそうなってくれるんじゃないかなーと安易な気持ちでやってきました。(あとで痛い目に遭います) 昨日は28kmと長距離だったけど痛み止め無しで歩いても大丈夫だった。それまでも痛み止なしで出発したはいいが歩きだすと気になって途中で飲んだので、暫くはお守りの積もりで毎朝飲んで出発したが、これで本当に飲まなくて大丈夫かも知れない。でも先のことは分からない。 ![]() オビエドのアルベルゲを出発。8年前はオビエドからの巡礼路が分からず、プリミティボ方面へ歩いていけば矢印が現れるだろうと大雑把に歩いたが、今回は正しいカミーノを辿って行くとちゃんとカテドラル前に巡礼路は続いていた。でも無駄に遠回りした気になったのは気のせいだろうか?せっかくカテドラルまで来たのだから貴婦人のブロンズ像をパチリ。 ![]() 今日の殆どの巡礼は25.2km先のグラドを目指すと思われる。自分も8年前は何の疑いもなくグラドを目指したが身体に不安がある今回は途中のEscampleroアルベルゲを予定している。その村に10時までに到達できたらグラドを目指そうと思っていたが、とんでもない。Escamplero村のアルベルゲ到着11:20でした。この鈍足で13km先のグラド迄行こうとすると到着は午後4時過ぎでヘロヘロだろう。安全策でEscampleroで手を打つ。 ![]() Escampleroのアルベルゲは庭が広く、カミーノからは少し引っ込んでいたので見るのは初めてだ。無人で夕方に集金人が来るタイプらしい。勝手に入ってのんびりとシャワーと洗濯。そしたら誰か来たのが分かった。意外や二人のセニョーラが掃除しにやって来たのだ。二人でたっぷり1時間掛けて念入りにアルベルゲ中を掃除していてトイレと洗面所は塩酸の臭いが立ち込めている。洗面所に置いていったトイパーの量から想像すると、週1で掃除しに来ているらしいのが分かる。無人のアルベルゲだけにこうして管理しているのだろう。有り難いことです。 ![]() 村唯一のティエンダまで100m歩いてお買い物。途中ですれ違う巡礼からは逆歩きしてるのかとからかわれる。8年前にコーラを買ったティエンダで、その時はおかみさんが隣の部屋で豚の解体中だったのでドキッとした。今日のおかみさんもスペインの肝っ玉母さんのようで、きっと同じ人だろう。1リットルビールは無かったので缶ビールを3つとチンして食べるパスタみたいのとサクランボ。今回は明日の朝も食べるので少し多め。 ![]() 午後になると年配で巨漢の巡礼がやって来て、4時には年輩カップルもやって来たので宿泊者が4人になったので嬉しい。年輩おじさんにコンセントを譲ったらカモメールティー(?)と言うのを飲ませてくれる。自分は今お茶を飲むと寝られないとジェスチャーで伝えると、このお茶は良く寝られると言うのでご馳走になる。 スペイン語しか喋らない男だが何となく話が出来て、プリミティボの道がフランス人の道と交わるメリデで終わりにするようだ。メリデからは小さい袋だけ持った観光気分の巡礼だらけでうんざりするからその先へは歩かないとのこと。まぁそう言うのも分かるけど多くは一生一度のサンチャゴ巡礼を歩ける喜びで百キロに挑戦してるんだと思うと無下に批判することは出来ません。 ![]() 6:20にソロの女性巡礼がやって来たよ。凄い根性してるね、どういう行動パターンするとこんな時間に到着するのか知りたい。 な、何とそれどころか6:40に到着した幼児連れの若夫婦がやってきた。どうなってるんだろう!3才位に見えるが言葉はまったくのようであーとかうーと言うばかり。普通の乳母車と違い、明らかに旅行用の乳母車で巡礼しており2階のアルベルゲまで運びこんでいた。 ![]() とても可愛い男児で親はメロメロだろう。歩いている途中はきっと乳母車に乗ったままでストレスが溜まっているからなのだろう、アルベルゲの広い庭で目いっぱい遊ばせている姿が微笑ましい。幼児は部屋を暗くすると泣くものだが、この子は大してぐずらなくて親孝行だった。 結局、管理人はやって来なかったので無料で泊まれてしまった。お陰でスタンプも使い捨てシーツも無しだった。 02 Escnapueroからグラド 受付の順番 へ続く |