08 CampiejjoからPola de Allande アルベルゲは独り占め

6/23(月) 今日はオスピタレスルートと普通にカミーノを歩くルートの分かれ道があります。最初に家で立てた計画では、前回は行かなかったオスピタレスを歩こうと思って地図もオスピタレスルートしか作って来なかった。ところがその後にケガをしてしまったのでオスピタレスどころか普通にカミーノを歩くのも儘ならなくなってしまいました。今日は勿論、普通のカミーノを歩きます。まぁ普通には歩けないんですが。

7時半Campiejjoを出発。今日も朝からスタミナ不足で元気が出ません。いつものパターンで昨日は夕飯食べなかったからか?巡礼中はついつい昼夜兼用の食事にしてしまうので普通に考えると栄養不足です。夕飯も何とか食べるようにしないとかも知れない。今までの巡礼ではずっと一日二食のパターンで歩いてられたけど、今年は例年と違いました。トシ取ったからかな?それとも怪我の後遺症がまだ続いてる?


オスピタレスルートとの分岐には以前はなかった洒落たベンチがあったのでサクランボ食べて休んでいく。その時に通過した巡礼は6人で、全員がオスピタレスだった。みんな凄い体力だな。

7人目はナップサック下げた地元のお爺さんみたいだが、木の杖を持っているので巡礼のようだ。スペイン人?と聞くとジャパンと返してきたのでビックリ。そう言われると日本人に見えてきたが、一見すると地元のスペイン人そのもの。相当な歳に見えるので自分の歳を言ってから尋ねると何と87歳だそうだ。87歳の人が歩いている噂は聞いたことがあるが、この人だったのか。じゃぁ今晩は一緒のアルベルゲですねと言うとホテルを予約してあるとのこと。全てホテル泊まりで、バスでなくタクシーも良く使うそうだ。カミーノは10回目だが、毎回タクシーは利用してるそうだ。だよねー、この歳でカミーノ完歩してたら三浦雄一郎だよ。
ホテルの値段に興味があったので尋ねると、一泊70-80ユーロで、100ユーロ以上もあるそうです。お爺さんはリッチマンだった。

前にも休んだバルが現れた。山の中の一軒家だった記憶があるが、ちゃんとした村の中にあったので記憶違いか、それとも村が発展して周りに家が増えたのかは知る由もない。以前はお婆さんがやってたが、今日はお爺さんだった。夫婦かな?今回もコラカオを一杯いただく。

今日はカミーノを歩いたり隣を走っているAS-217を歩いたりしてPola de Allandeのアルベルゲには12時頃に到着。もうヘロヘロ。誰か先着がいるかと期待したがゼロだった。

8年前にJulianに譲ったのと同じベッドをゲット。前はコンセントはここだけだったが今回はコンセントの数が増えていた。おまけにWi-Fiがありました。お陰で3日分のFacebookをアップできます。

シャワーしてたら2時を過ぎたがダメ元で町を徘徊。やっぱり前に買えたスーパーは閉まっていた。歩いている地元の主婦がいたので尋ねるとペケーニョならあると教えてくれました。外から見たら店とは分からない小さな店だけど、入ると2部屋に商品が並べてあって、そこそこの品揃えです。2食分を13.70ユーロで仕入れる。今回では初のアスパラガス瓶詰めも買ってみました。でっかいパンは3回で食べます。そうだ、明日の行動食が仕入れてなかったと気付いた。どうしよう?
この公営アルベルゲは16:00を過ぎたけど誰もやって来ませんね。下手すると独り占めか?それより誰かやって来て欲しいよ。

食堂で淋しく夕飯みたいのを食べていると物音がして爺さまが入って来た。巡礼じゃなくてオスピタレロだった。スペイン語で電話がどうとか言ってるので、到着したら電話しろと言ってるらしいが電話は持ってないと言うと伝わったらしい。無事に宿賃を払えてスタンプも押してもらえたが、結局この日は私の他は誰もやってこなかった。

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