14 San Román da RetortaからAs Sixas この旅2番目の悲劇

6/29(日) 今日は(も)とんでもないことが起こりました(予告)。
巡礼路は50mから150mの丘が連続する道で、今までのカミーノからみたらずっとマシです。でもやっぱり腰は痛いし下りは股関節に来ます。
7時ちょっとに出発。少し行くと向こうからタクシーがやって来た。車の窓越しに野球帽の少年が私を凝視してるので気付いた事があった。昨日、家族でアルベルゲにやって来たが気に入らなかったようで泊まらなかった。そのとき野球帽の少年に「疲れた?」と聞くと首を二回振りました。きっと昨日はそこからタクシーでホテルに行って、今日はホテルから昨日歩き終えたアルベルゲまで戻ったんじゃないかなと想像した。律儀なもんだね。

次の村にはバルがあったのでコラカオとサンチャゴケーキで朝飯みたいなことをする。もっと実力のある物を食べたいけど、このバルにはこれしか無かった。食べられないよりずっとマシだったけど。

格好の日陰があったので、これ幸いと休んで行くことにする。そうしたらここは良く覚えている場所だった。日陰の中に入って行くとここだったのかと思いだした!後方に石仏みたいのがありますが、サンチャゴの石像です。像の前には小川も流れていて休むには最適なところでした。ただのお休み処としては懲りすぎてるので何か言われがある場所なんだろうけど分からない。

またお墓を撮ってます。スペインのお墓はこのように団地になっている所が多いです。金持ちのお墓は凄い豪華ですが、庶民はこれが平均と思います。団地の上の方が値段が高いのかな?

今日のアルベルゲには12時半の到着と、ここまではいつもと同じです。「この旅2番目の残念」とは雨で濡れたために壊れたカメラを干そうとバッテリーケースを開けたところ、SDカードがピョンと飛び出して床の隙間にするすると入ってしまいました。えっまじで!YouTubeではスマホが側溝にスルッと落ちるのを見たことあるが、それが自分にも起こるなんて!ライトで隙間を照らして見ると大分下にカードが見えてます。50cmほどの深さなので持参の割り箸じゃ届かない。外から長い茎を取ってきて、それに使い捨てシーツを小さく巻き付けて先端に接着剤を付けて引き寄せようとしましたが無理でした。見えてるんだがなぁ。

床が剥がせないかと試みたが流石に無理らしい。どうせ駄目だろうけどオスピタレラに言うと見に来てはくれたが手だてはなさそう。どっかから先端に挟む物が付いた長い棒を持ってきてくれたが、穴の幅が狭すぎて入らなかった。
この人もガリシアWi-Fiについては知らない人でした。

ずっと変な体勢で床と格闘してたら腰が本格的に痛くなってきたし、これ以上の手立てがないので諦めました。カメラは駄目になったけど、今までの写真だけでも持ち帰ろうと思ってたのにこんな事になるとは夢にも思わなかった。腰の事と言い今回のカミーノは私史上最悪になりました。せめてタブレットだけは守ろうと思います。

腰痛が最悪レベルなので、シルビーの必殺クリームを塗ったのに今回ばかりは効きません。更に2度塗ったのに効かないとは困りました、クリームは最後の頼みの綱だったのに。仕方なしに初めて痛み止めを2個飲んでみました。これで効かないと困るんですが。
8年前、巡礼中に酷い腰痛を発症したことがあって、立ち上がったら激痛で一歩も歩けなかった。今回はそれと同レベルです。前回は歩幅を15cmにしてソロリソロリと暫く歩くことで痛みは改善したので、今回もそれだと良いんですが。明日やってみないと分かりません。

公営アルベルゲのWi-Fiは使えないので夕飯を食べに行った隣の私営アルベルゲ兼バルのWi-Fiを使って送信してます。今日の公営は綺麗だけど床がなー。床に隙間なんか作るなよ!日本の宿なら建物の不具合でSDカードが落ちてしまったのなら宿の責任で何とかしてくれると思うけど、ここはスペインだしおまけにアルベルゲなので困ったわねで終わってしまいました。

良かったことはメッセンジャーで二人の方とビデオ通話が出来ました(隣のバルから)。憂さ晴らしで高いビールとカーニャを飲みました。夕飯は7時半から隣で食べられるようです。隣に行くのに杖を二本突いて一苦労。アルベルゲ二軒だけの村で買い物はできませんが私営アルベルゲにはバル兼レストランもあるので心強いです。メニューは20日ぶり。はす向かいのオジサンが凄い恰好で歩いていた長身の人とすぐ気付かなかった。夕食の時はとても明るかったし座ってたので故障してた人だと分からなかった。
歩数計のリセットボタンがバカになったのでルーゴからの累積計算になりましたがこれも数字の上部が消えているので歩数は想像になりました。想像で書いてもしょうがないので書きません。

15 As Sixasからメリデ メリデと言えばプルポ へ続く