03 LabrugeからVila do Conde やっと海岸の道
   Albergue de peregrinos Santa Clara

7/7(月)
日本は七夕ですかね?暫く前から一般家庭では七夕飾りをしなくなりましたが、私の子供時代は親が笹竹をどっかから持ってきてくれたので竹飾りを色々くっつけました。そして七夕が終わると七夕飾りをまるごと川に流すのが習いでした。幅が1.2メートルほどの川に流したので、あれ川下の人には迷惑だったと思います。必ずどっかで引っかかってましたよね。呑気な時代でした。

今日は17km先のアルベルゲを目指す筈だったが、朝からどうも腰が痛いので調子が出ません。昨晩のアルベルゲで数少ない平ベッドをあてがって貰えたので喜びましたが、これ実は腰に悪いのです。今まで二段ベッドの下段が定位置でしたが、起き上がるときには上のベッドの枠を両手で掴んで腕の力で起き上がれましたが、平ベッドだとそれが出来ません。お陰で数回、ベッドから起き上がるときには毎回痛い思いをしてました。どうやらそれの影響が残っていた模様です。無理して悪化は避けなければならないので、今日はビラドコンデの10km手前で歩くのは止めます。痛い思いをすると自ずと慎重になります。

それでも今日のカミーノは期待通りの素晴らしい道でした。これを歩きたかったから海岸の道を選んだのです。本当はポルトからこの道に入って最初から海岸の道を歩きたかったけど、泊まったポルトのアルベルゲがぐっと内陸に入りこんでいて海岸に出るには距離があり過ぎたのです。その中間にあったのが昨日のアルベルゲLabrugeだったわけです。こう説明しても分かりづらいですよね。と言うことで図解です。

右下の赤い丸がポルトで泊まったアルベルゲで、赤い線が歩いた道です。左上の赤い丸が昨日のアルベルゲLabrugeです。ポルトのアルベルゲからいきなり海岸の道に出るには三角形の二辺を歩かなくてはならないので無駄が多いんですよ。それでなるべく余計に歩かなくても良いように斜めに歩いて海岸の道を目指したって訳です。お陰でしょうもない道を延々と歩くことになりましたが。
それで今朝からはやっとラブルゲから海岸に出て快適に海沿いの道を歩き出せたって訳です。

ビラドコンデ手前からは内陸に入りました。ちょうどイタリアの3人組親父と一緒になりました。やっぱりイタリア人は陽気で楽しい奴らです。この連中と一緒に歩けたら楽しいだろなぁと思ったけど、彼らはビラドコンデを通り越して次のアルベルゲを目指したので、これで会うことは無くなってしまいました。

ショートコースにしたのでビラドコンデには早い到着となりました。たまに時間前でも入れるアルベルゲがあるので扉が開いてないかなと手で触ってみましたが、このアルベルゲはそういうことはなかった。隣に広場があって噴水も日陰もあるので、そこで暫く待つことにしました。

ただ待つのも退屈なので、近くのスーパーで買い物をすることを思いつきました。買ってきたのはやっぱりビール。噴水のそばでいっぱいやりながら優雅に待つことになりました。暫くしたら婦人巡礼がやってきて噴水の周りで休んだので、聞いたらやっぱりこのアルベルゲに泊まるそうです。
30分前になったので、入口前に移動して1番を確保して待つことにすると、中にご婦人がいることに気付きました。あれ?もうオスピタレラがいるんじゃん!じゃぁ開けてくれないかなと期待したけどやっぱり時間までまたないとならないそうです。徐々に他の巡礼もやって来て、5,6人が待つようになりました。地元の女性が何か話しかけてきて中に入って行くのでこの人が本物のオスピタレラで、中にいた夫人は掃除の人だったのが分かりました。

順番にチェックインしてシャワー・洗濯してから先ほどのスーパーに再度買い物に出かけました。今度はさっきみたいな取りあえずの買い物じゃなくて本気の買出しです。

さっきも飲んだけどやっぱり缶ビール500ml、白ワインも買ってみました。チーズ、ミニトマトのパック、ヨーグルトにハム、パン2種類は明日の朝と行動食です。買い物が出来るのは巡礼で何番目かの喜びなんです。

計画では明日は海岸の道を歩いてマリンハスでしたが、ショートコースを入れたのでマリンハス手前の町にある私営アルベルゲにメールでお伺いしたけど返事待ちです。

04 Vila do CondeからApúlia 日笠初使用 に続く