05 Apúliaからマリンハス 今年2回目のスイカ Albergue de São Miguel de Marinhas ![]() ポルトガル、スペインに来て初めて朝焼けを撮りました。 7/9(水) 起き上がる時に腰が痛くならない!アルベルゲに毛布があったので折り畳んで背中に当ててたのが功を奏した。腰が真っ直ぐの状態で寝ると痛くなるのは分かっているが、前日は毛布が無くて出来ませんでした。長い枕だと2つに折り畳んで背中に当てられるけど、小さな枕だったし起き上がるために掴める物がない平ベッドだったので二重に悪い条件が重なったのでした。いつでも毛布があると助かるけど、それは運次第と言うか宿次第です。 今日の部屋には平ベッドが3台で1台は空いてます。二人だけなのに同室のベルギーおじさんは大イビキだった。大部屋なら一人くらいはイビキが居るもんだが、二人だけなのにイビキ確率100%とはついてない。あれだけの大音量出しといて自分には聞こえてないようなのが不思議。 まもなく5時になります。スペインなら6時なので起き出して下のキッチンで朝ごはんにしたいが、だーれも目が覚めないらしい。音を立てないように静かに行動しなくては。 アルベルゲを7時前に出発すると表へ出られる通路には幅一杯にシャッターが通せんぼしていた。反対側からは出られないので何か裏ワザでもあるのだろうとシャッターに近づくと張り紙を発見。ボタンでシャッターは開くらしい。張り紙からご丁寧に矢印が幾つも描かれていて矢印を追っていくと離れた所にボタンがあったので押すとカチャカチャと音を立ててシャッターが上がっていき無事に脱出成功。 ![]() この私営アルベルゲはカミーノから外れているので、まずカミーノとの交差点を目指しました。暫く歩いて行くと大きめな交差点があったので、これかな?とタブレットで確認すると、既に200m通り過ぎていた。戻って行くと件の交差点をこっちに歩き始めた婦人二人組がいたので、右を指差して正しい道を教えると間違った道を行こうとしてたことに気づいたのでお礼を言われる。 冷蔵庫に入れといたヨーグルトは忘れずに持ち出せたが朝飯では食べなかった。お陰で一時間歩いたごとに持ち歩いているヨーグルトで休憩を入られました。プラスプーンは使った後に奇麗に拭いて再使用します。 通りのスーパーでセブンアップとポルトガル名物の小さい焼き菓子(ナタ?)で休憩。でもこれは偽物とすぐ分かったので、ポルトガルにいる内に本物を食べたい。 ![]() ぐねぐねと歩いて行くと前方に大きな橋が出てきた。あぁこの橋ってここだったのかと気づく。橋の上にあがるのが特徴ある階段だったので忘れようがない。 どうも大きい橋を渡るのが苦手になって来ている。怖くて橋の上から景色を眺めるどころじゃない。なんでだろう? ![]() 道路一杯に黄色い矢印が描かれていた。長い橋を渡り終えるとこの道路に入ってきますが、そこは通行止めになっているので車は入れません。だからこんな巨大な矢印とブエンカミーノの文字が描けたんだと思います。言うなれば巡礼専用道路?今だけだと思いますが。写真を撮っているとソロの女子巡礼がやって来たのでちょっとお喋りしてバイバイ。私は相手から求められない限り一緒に歩くことはしません。 ![]() ポルトガルやスペインの広場にはこのような舞台が時々見られます。フィエスタで活躍するんでしょうか。まさか昔は処刑にも使われたんじゃないだろな? マリンハスがもうすぐだと言う角にスーパーが登場したので冷たいものと軽食を買って店先のベンチでいただく。こういうスポットはバルで休むよりずっと安上がりなのでとてもありがたいです。日本のコンビニでイートインコーナーがある所があるけど、あれはすっごく有難いことなんだと気が付く今日この頃です。 ![]() 10時過ぎにマリンハスのアルベルゲに到着。昔、イタリアのジャンピエールと久し振りに再会した懐かしいアルベルゲ。あと9キロ歩くともうひとつ公営があるが、今日はもうここで良いです。霧雨になってるし、ここからは低山が続くので尚更3時間は勘弁です。その代わり明日はその分を足した21kmを歩いてビラドコンデまで行かなくてはなりません。 マリンハスのアルベルゲは以前はこちら側に入口があったが、今回は正面の石の門をくぐると黄色い矢印がずっと続いていて裏側に導かれた。裏の勝手口みたいなのが今は玄関になっているようなので、その前に幾つか並んでいるベンチに座って待つことにする。 少ししたらご婦人の二人組がやって来て私の隣に座りました。話してみるとポーランドのご婦人でした。一人は英語を話すがもう一人はポーランド語だけのようです。これからの3日間を同じアルベルゲになって親しくなっていきます。その後も数人がやって来て同じように待ち出しました。オスピタレラが到着するタイミングで大柄な男もやって来て当然のように一番でチェックインしました。おぃおぃアルベルゲのルール知らないのか?受付は先着順だよ。でもだれも指摘しないのでそのまま。顔が水墨画の達磨絵を下品にしたようなギョロッした目をしていていかにも粗野な感じ。まぁこの人数じゃベッドがなくなることはないので問題ないですが、ベッド数ギリギリの人数で並んでいたら紛争が起こるとこだったよ。 ![]() 昨日一緒の部屋だったイビキ大王が部屋の右隅ベッドにしたのを見て私は左隅のベッドを確保。これだけ離れていればあの大音響も届かないだろう。大王の周りには若者が並んだが、若者の眠りは深いのでイビキの被害も受けないか知れない。私の眠りは浅いので一度目が覚めてしまうとイビキで寝られません。 マリンハスには前に買い物したスーパーがあるので行ってみたらこれがシエスタでした。悪い予感が当ってしまった。周りを見渡しても開いてるのはバルだけ。こんな所で2時間も待てないのでどうしようと考えていると地元の婦人がやって来たので他にスーパーがないかと尋ねると有るそうです。教わった通りに歩いて行くと、途中で一休みしたスーパーでした。そうと知ってれば最初からこっちに来たけど知らない町ってのはこう言うことだよね。 ![]() 今日の買い物9ユーロほど。コーン缶詰と玉子でスープを作りました。スイカは今回初めて買いましたが食べるのは2回目です。ポルトガレテで佐藤夫妻にお裾分けして貰って食べてましたから。スペインのスイカは種がとても小さく柔らかいのでそのまま食べられます。日本のみたいに食べながらぺっぺと出さなくて良いので食べやすいです。青いのは行動食用のクッキーです。スイカとスープを全部食べたらワインまで手がでなかった。冷蔵庫に入れといたので明日は忘れそう。 06 マリンハスからViana do Castelo またいた横入り親父 へ続く |