06 マリンハスからViana do Castelo またいた横入り親父
   Albergue de peregrinos São João da Cruz dos Caminhos

7/10(木) 昨日の事ですが、私はマリンハスのアルベルゲに2時間も前に到着したので先頭で待ってました。続いてポーランド婦人二人組がやって来ました。その後も数人が並びましたが、いざオープンになると同時にやって来た3人が当たり前のように先頭でチェックイン。エーッずっと待ってたんだよと言っても仕方ないのでチェックインは5番目。それでも好きなベッドは取れたので文句はないですが、こう言う常識のない巡礼もいるんだなぁと認識を新たにしました。殆どの巡礼はルールを守って譲り合うのが当たり前だったので、余りに衝撃的だったのでまた書いてます。

今日はMarinhasからViana do Casteloへの20.8km。内陸に入るので山坂を歩くようです。ビアナ・ド・カステロは数年前にツアーで来たときに丘のてっぺんに白亜の教会があった所です。
今日は公営アルベルゲで距離も手頃なので問題ないですが、明日は26.8kmと長いのに山越えまであるので6キロ手前の町に泊まりたいなと思ってた所、仲良くなったポーランド婦人二人組が同じことを考えていて、しかも既にホステルを予約済みとのこと。電話持ってないので同じホステルに電話予約してとお願いしました。しかし件のホステルはポルトガル語オンリーなので取れたかどうか分からないそうです。じゃぁここのオスピタレラさんに電話して貰うと、既に私の名前で取れてました。ポーランド婦人の電話で成功してたんですね。一安心です。

今日もそこそこの山越えがありました。これ急坂の下りなんですが、まったくそうは見えないですね。こういう箇所は注意に注意を重ねて降りないと大変なことになってしまいます。注意一秒怪我ずっと。こんな所で足を挫いたらその後をずっと足を引きづって歩かなくてはなりません。

一風変わったアルベルゲですが公営です。このアルベルゲの写真を撮るのは3回目だけど一度も泊まってないです。あんまりセンスが良いとは思えないので何となく敬遠します。以前はここの前に場違いなマネキン人形が立っていて違和感を増幅させてましたが、今年はなくなってました。

遠くにViana do Casteloの町が見えてきました。6時前にマリンハスを出発して到着が12時なので予想したよりずっと早かった。腰の方はベッドから起き出すときが一番痛くて、バックパックのベルトをこれでもかと言うくらいギュッとしめて2本スティックで歩きだすと痛みは忘れます。バックパックの重量が丁度良い重さになって腰の安定に役立ってます。

ビアナドカステロのアルベルゲ前から山上の教会を撮ってます。ここからだとそんなに大きく見えませんが、近づくと巨大な建物です。あの教会の後ろに洒落た国民宿舎があって人気だそうですが、そこに行くには有料のエスカレーターに乗らないとならないそうです。往復で3ユーロだったかな?お金と時間の無駄なので私はこのアルベルゲで十分です。
オープン前のアルベルゲの中にバックパックを置かせて貰うと既に3つが置かれてました。近くのカフェで時間潰しです。隣のテーブルには昨日のマリンハスから一緒になってるイギリス人とその召使みたいな女性がいます。男は何となく貴族ぽくて女性はその世話係りに見えるんですよ。あまり見た目が良くない女性で食事の世話などをせっせとやってます。私に会うと貴族男はいつも親指を立ててるので、なんだこいつと思ってたけど、話すとそんな悪くないので謎の男です。

オープン間近にアルベルゲに行くと沢山の巡礼が待ってました。最後に到着したのは昨日の横入り親父。さっさとアルベルゲ玄関前に座ったので、こいつまたやる気だなと思ったらその通りだった。こう言う倫理観の欠片もないのが良く巡礼やるな。顔がそもそも性格丸出しの親父でした。明日はもう会わないだろからどうでもいいや。

このアルベルゲは数人ずつ分けてチェックインする方式でした。私は当然1番最初のグループですが、最後にやって来たルール無視のグループがねじ込んできました。その中で紳士然とした男が達磨親父を呼び入れて最初のグループに入れました。こんな紳士面した男なのに、こんなせこい真似をするんだなと軽蔑した。案内された部屋は二人づつの小部屋だったので、ずるい二人は同じ二人部屋になったので良かった。こんなゲス野郎と一緒の部屋は勘弁だ。横入りしただけでこんだけ言われるとは思ってないだろなゲス野郎たち。

タブレットのバッテリーが巡礼に入ってから具合が悪いです。今までのタブレット2台はバッテリーが弱くなったので3年で買い換えたけど、今度のは4年以上使っているので優秀だと感心してたのに、肝心の今になって弱りだすとは。昨晩はずっと充電してたけど残量が11%のままだったので、今日は写真を撮る時だけ起動させて撮り終えたらシャットダウンしてました。それでも充電を続けていたら、さっきようやく60%になったのでネットしてると言う訳です。タブレットは私の旅の生命線なので、タブレットが使えなくなるのはカメラ以上に困ります。なんとか日本に帰るまで頑張ってもらいたいです。

路銀が心もとなくなって来たのでキャッシングの時間です。前にもここビアナドカステロでキャッシングしたのを覚えているので町の中へ。今回も銀行の中に人がいるのを確認して、外のATMを操作してもらいました。キャッシングは銀行の方にも6ユーロ位の手数料が入るのでお客様には違いないだろう。みなさん操作を頼むと必ずATMを指さしますが、英語で難しいと言うと文句も言わずにやってくれます。

この近くのスーパーから買った覚えがあるけど、その店が見当たりません。地元の主婦に聞くと近くにありました。でも外から見るだけじゃスーパーに見えなかったので分からなかった。スーパーなのに本当に地味~な入口。

07 Viana do CasteloからVila Praia de Âncora 旅友は神父さん へ続く