02 ネダからPontedeume 新しい仲間 Albergue de peregrinos de Pontedeume ![]() 7/27(日) 今日はPonte de Ume迄の14kmの行程です。過去2回はウメには泊まったことがなくて、ウメを通り越した次の町ミーニョ泊でしたが、今年はなるべく短距離にするのがテーマなので初ウメ泊です。ウメに泊まると次はベタンソスが手頃になって、この町もいつも通り越していたので泊まるのが楽しみです。 ウメへは途中から200m登って200m下ってウメに到着しますが、北の道やプリミティボの道から考えたら楽なものと想像します。何ちゃって実際に歩くとどんなもんでしょう? 忘れてならないのが今日が日曜日だと言うこと。日本人には想像つかないだろうけど、スペインでは大きな都市以外では日曜日は店が軒並み閉まってしまいます。それは大手のスーパーマーケットでも同じ。買い物難民(食料難民)の可能性大有りです。そうなったら昨日買ったカステラが便りです。 ![]() 6:50、ネダの アルベルゲを出発。全体的には出発は最後の方です。皆さん早いのでウメより遠い町を目指すらしい。台湾おばちゃんとスペイン親父ルイスの三人で付かず離れず時にはお喋りして歩くので楽しいです。まぁスペイン語は所々しか分からないけど、何となく通じるような通じないような感じでもOKです。台湾おばちゃんは私のことをいつも「おじさん」と呼ぶようになっていた。人生でそう呼ばれることがないので違和感大有りだが指摘するのも何なのでそのままにしておく。私が「おばさん」と呼ぶとどう反応するのかと思うが、自分としてはオバサン呼びは失礼と思うので試さない。名前は呉(ごー)さんと言うのが分かったので、これ以降はゴーさんで通す。 ルイスの名前を聞いたけどいつものように5秒で忘れる。でも何度か聞いてる内に覚えました。年は60才でまだ退職前だった。70歳くらいに見えたが私より15も年下だった。 ルイスは途中のバス停に腰かけて足の手当てを始めたが指が血だらけだった。イギリス人の道を始めて2日目なので身体が付いてこなかったらしい。傷絆創膏を上げようと見ていたが、医療道具を一杯持っていて消毒を始めた。歩くための準備はしっかりしてきたようだ。 ![]() 今日の目的地ネダには11:30に到着。愛想の良いイタリア親子と我々三人が観光センターTorreón dos Andradeで同時にチェックイン。ネダもこれで3回目の訪問だが、この町に泊まったことがなかったので観光案内所も初めて訪れたがビックリだ。中世の時代の塔をそのまま使っているらしく歴史ある観光案内所だった。ここで宿泊代を支払ってアルベルゲの鍵を一人一人預けてくれる。明日の朝はアルベルゲのポストに放り込めが良いそうだ。 ![]() スペイン長屋みたいなアルベルゲも年代物で、今日の宿泊者は今のところ我々5人だけだけど、午後にはフェロールを出発した巡礼が到着するだろう。ルイスは最初、ウメを通り越して次のミーニョに行くと言ってたが結局同じウメのアルベルゲに泊まることになった。 ![]() ルイスが誘うので二人で昼飯を食べに出かける。何故かルイスはこの町の美味しい店を知っているらしく、ぐねぐねと町の中を歩いた先の店は同じ名前のルイスだった。ガリシアスープと肉の丸焼きでボリュームたっぷり。この店はこの料理が有名だと言っている。ワインは地元の何とかで市販はされてない希少種だとも言っている。ネットで調べたんだろうか。二人で一杯飲んだら本当に美味いワインだったのでボトルで頂きました。その割にビックリする程の金額じゃなくて一人16ユーロだった。やっぱり観光客相手じゃなくて地元民御用達の店は良心的だ。 ![]() 隣のテーブルには南アフリカの三人巡礼がいたので盛り上がりました。一人は昨日のネダで一緒だったおばさまで今日のアルベルゲも同じだった。あとの二人は初めて見る顔だったようだが記憶は当てにならない。話してみると南アフリカからやって来たのは一人だけで、一人はドイツで昨日今日と一緒の婦人はスイスだった。スイスは世界一物価が高いと言うと、日本だって高いと言われたがそんな実感はないんだがな。ルイスと共に同じテーブルに座らせてもらって一杯やりました。三人の婦人は全員がソロだったので、きっとカミーノで出会って仲良くなった人たちだろう。初対面でもビールがあれば盛り上がります。巡礼はいつでも仲良しです。 03 Albergue de peregrinos de PontedeumeからBetanzos 大盛り上りのベタンソス へ続く |