06 O OuteiroからSigüeiro スイス流のレストラン決めは
   Albergue Camiño Real

7/31(木) シグエイロへ14kmの行程。昨日頑張ったので今日は短めです。台湾おばちゃんは先に出発したが残った我々三人は揃って出発。
前を歩く二人があっと言う間に道を間違えてました。ここはカミーノから少し外れているので三叉路には標識があっても後ろを振り向かないと見えない位置でした。私はそれを覚えていたので欧米ぽく「へいへいっ」と呼びかけてカミーノの標識をスティックで示すとすぐ気が付いてお礼を言われる。お礼言われるほどじゃないけどね。

木々に囲まれたカミーノで何を思ったのか面白いポーズの撮影大会になりました。何枚も撮るのでポーズを取ってるのが疲れます。でもお陰で楽しい写真が撮れました。中々乗りの良い二人です。上の写真や面白ポーズの写真は二人が撮ってくれて、すぐ送ってくれました。

村のバルで最初の休憩のあと、キレイな草原があったので長目の休憩。二人は足のマメを手当てし出しました。クラウディアは水脹れのマメをハサミで切り開いて消毒する荒療治、見ていて思わずヒェーッと声が出る。こんなことを平然とやってのけるクラルディアって看護師なのかな?

その後も起伏の少ない道を延々と歩いてやがて本日の宿があるシグエイロに到達しました。シグエイロの町に入るルートってこんなだったっけ?と記憶にない道でした。記憶では突然公園が現われて、そこからシグエイロに入ることしか覚えてなかったけど、きっとこっちが本当なんだろう。

12:30に私営アルベルゲCamiño Reaに到着。サービスの良い宿なので昨年も泊まりました。二人はアルベルゲを決めてないのでバイバイしたけど、自分がチェックインしてる間にやって来ました。でも、予約してないので別の棟に連れてかれたので交流がしにくくなってしまったよ。

シャワーして暫く立つと二人が迎えに来てくれて昼飯食べに出掛けました。通りに顔出して撮影するスポットがあったので、二人がやれやれと言うので渋々やってみました。そのあと二人もちゃんとやってるので写真を披露。

ランチのレストランを探しています。自分一人の場合はレストラン、バルの下調べすることなく適当に入るから先日みたいなアホをやりますが、スイス婦人は凄かったです。ネットでこの町にあるレストラン情報をくまなく調べた上での入店。最初に入った大きな店はテーブルに座ったけどオーダーを取る店員の態度が悪いからと、有無を言わせず退店。いきなり席を立つもんだからトイレでも行くのかと思ったが店を出てしまったので面喰った。2つ目の店でも店内に張り出されたメニューをチェックしてから退店。連れ回されてる私に「ごめんね」と言うので、これが当然とは思ってないらしい。3つ目でようやく下の写真のレストランに本決まりとなる。観光客はここまで来ないような寂しい通りにあったレストラン。それだけに素朴なオーナーで心のこもった対応で好感が持てます。今日もやっぱり道端のテーブル。本当に欧米の人って外で飲み食いするのが好きだよな。

私は生ビールのでかいのと好物のピニエントデパドロン。セグンドには肉、ハム、卵焼にサラダが載ったプレート料理。二人はそれぞれ別の料理を注文してました。店のWi-Fiを利用してドイツ語ー日本語の翻訳で沢山話せて楽しかった。右のモナはドイツ語と英語、左のクラウディアはスイスなのでドイツ語も喋れます。ヨーロッパの人はみなさん数カ国語を喋れるので凄いです。
更に夕方からモヒートと言うのを飲みに行くことが決まりました。モナが7時半、クラウディアは8時と言うので、間を取って7:45に迎えに来てくれるそうです。
帰り道、三人で揃ってスーパーのDiaへ。こないだ買って気に入った1リットルの飲むヨーグルトにファンタオレンジ。行動食用にはカステラパン。朝食はアルベルゲが出してくれる筈なので買わなくても良さそう。
アルベルゲのキッチンで先ほどクラウディアが買ったスイカをカットしてくれたので、食べようと塩を掛けたら驚かれた。そうだ、他の国の人はスイカに塩はなかったんだと思いだした。旨いから試しなよと言ったけど、有り得ないことらしく首を振っている。日本人がご飯に砂糖を掛けて食べるようなもので有り得ないことらしい。

アルベルゲのキッチンに一人でいると台湾の呉おばちゃんがやって来たのでモヒートを誘うと参加してくれることになった。毎度のことで愛想のない人で、誘ってくれてありがとうでもないし喜んで参加させてでもなく「いいよ」と一言。この人ももっと愛想がいいなら友達が増えるのになぁ。

時間通りに南アフリカ女性も一緒にやって来て道端のバルで5人で酒盛り。モヒートと言うのはラム酒にライムとミントの葉っぱを入れて砂糖も追加、氷で冷やせば出来上がりのようなので、家で作れそうだ。アフリカ婦人だけはビールだったが他の4人はモヒート。注文を受けると給仕の男性は外から緑のツルと葉っぱを一抱え店内に運び込んだので、あれがモヒートになるのかと思ったらその通りだった。モヒートの見た目はかなり荒っぽい飲み物でした。ミントと他の葉っぱにリキュールと砂糖を加えてかなり甘いです。モナが普通はもっと甘くないと言ってます。乾杯の写真は南アフリカ婦人が(カメラの位置で分かる)撮ってくれたのをモナが送ってくれました。気にいったのでタブレットの背景にしました。

モナがモヒートの写真を撮ってますね。モナとクラウディアのどちらかが教えてくれたモヒートだけど、写真を撮るところを見ると二人にも珍しい酒なのかも知れない。

みんなスマホを持っているのでやたらと写真を撮っては送ってくれます。これも南アフリカ婦人が撮ったものですね。

何故かみんなのサンダルまで撮った人がいます。カメラの位置から想像すると、これはモナが撮っている。みんなサンダルだけど台湾婦人だけはスリッパだった。
ここはシグエイロの町でも大きな交差点なので車がひっきりなしに通ってやかましい。店内に移動した方がゆっくりできるのになぁと思うが誰もそんなことは言いださなくてこのやかましいテーブルが気に入っているようだ。昼もそうだったが、欧米の人は店の中より道端が良いらしいがここは特に車がうるさいよ。
お開きにしてアルベルゲに帰る途中、杖を突いて歩いている私をモナが坂の上からロープで引っ張り上げるパフォーマンスをしています。うんしょうんしょとユーモラスな動きに応えようとしたが、すぐ止めてしまったのでこちらのギャグが出来ず仕舞いだったので残念。

明日はとうとう巡礼として歩く最後の日。やっとここまで来たかと言うのと、とうとう終わりかと言う思いの両方があります。

07 シグエイロからサンチャゴ  憧れのピナリオ へ続く