☆〜越畑便り〜☆
2005年8月27日(土) 《毎週土曜日に更新の予定です》




満月の朝(8月21日)




皆さま、おはようございます。残暑厳しい日が続いていますが、お元気ですか。

台風が越畑にもやってくるかと、長いものは横に・・・など対策していましたが、それました。関東方面での被害が多く出たようです。お見舞い申し上げます。風速57メートルはすごい風でしょうね。

様々な虫の音が夜のしじまに響くようになりました。耳を澄まして日没後の涼しい風の中、ゆったりとした時間を過ごすのも良いものです。

日中はツクツクホウシが賑やかに鳴いています。まるで、ドナルドダックの声のようです。先週小屋の扉の取り付け時、近くで応援してくれていたのがツクツクホ〜シ、とピーチェピーチェチェのホオジロでした。ところで、ツクツクホウシは本当の名前なのでしょうか?

今年は百日紅が咲かないのかなと思っていましたが、柿の向こうに見える下のおうちの百日紅はほんのり赤く染まっていました。オオケタデも赤い花を咲かせていました。

◇◇◇ 蛙 ◇◇◇

火曜日、玄関前ポストの上にいつものアマガエルがいます。(向かって右)まだいるのかい?もう2箇月近くなるのでは?こんなに定位置に長くいる蛙を見たのは初めてです。今日写真を撮ろうと思ったのはあまりに茶色に変化していたからです。

最初は綺麗な緑でした。段々と土色が混ざりまだらになっていきました。この日などポストの上の杉皮の色そっくりになっています。それで、見え難い写真になっています。(^_^;)蛙も保護色に変わっていくこと、確認できた1件でした。

もう一匹は、土曜日完成した物入れの戸の上にちゃっかり乗って顔を覗かせていました。可愛いような、それでいてあまりにふてぶてしいお顔。気になる蛙さまでした。

昨日見たのは、白いキキョウの上で虫を狙っている蛙でした。睨み合いが長く長く続いていました。

◇◇◇ ホオヅキのこと ◇◇◇

これは、ヤブランの花の蕾、いっせいに色づいています。

朝、畑に居ますとご近所のHさんが鉈か鎌か忘れましたが、腰に挿して上の道を通りかかりました。勇ましいいでたち、朝のご出勤です。

「ホオヅキ作ってはるんかな。」「作ってるわけじゃないけど勝手にできるの」「ほー、この辺で栽培しているホオヅキ、カラスが食べて、あちこち種を落とすんや。山のほうにもあちこち生えてるがな。それにしても植えたように生えてるが・・・」「ふーん、カラスがねェ、いえ、勝手にといっても欲しい分だけ残してるんや・・・」・・・な〜んて岡山弁とも京都弁ともつかない返答。

「ところでお客さんにホオヅキ勧めても食べはらへんのや、食べれるんですよね。」「ふん、昔はよく食べてたよ、ちょっと苦いのもあるけどな。」・・・と言う訳で私が、食べられないもの食べてる訳じゃなかったことお聞きし安心。お分かりいただけましたか。それにしても、贅沢な現代人はホオヅキなど食べなくなってしまったのですね。まあ、甘いホオヅキが手に入らないからだとは思いますが。

◇◇◇ 紫蘇ジュース ◇◇◇

電話で在宅確認の上、Tさんが持ってきてくださったのは、紫蘇ジュースでした。青紫蘇も赤紫蘇も沢山入っているそうです。かなり薄めて飲んでみますとあっさりしてとっても美味しいものでした。

お砂糖も入っているのですが、今まで飲んだ中で最高かも。夏のドリンク、梅酢と共に楽しむことにしましょう。ガラスコップに透けるピンクが美しくて写真を撮りたくなりました。

◇◇◇ 不思議なカラスウリの花 ◇◇◇

カラスウリの花、遅ればせながらネットで調べますと、午後8時頃咲くとのこと。これでは開いた花を明るいうちには見られないはずです。

月曜日夜8時半頃、長靴を履き、懐中電灯を持って見に行きますと咲いていました咲いていました。縮こまっていた花びらを綺麗に開き、白い綿毛が花びらの倍くらいに広がっていました。直径4センチくらいでしょうか。レースのように透けて美しいものでした。

なにぶん、片手に懐中電灯、フラッシュの調整もできず、揺れている花なのでうまく撮れず、ボケボケの写真ですが雰囲気だけでもどうぞ。

夜咲く花が越畑にあるとは思いませんでした。月下美人ではあるまいし?・・・身近なカラスウリの開いた花を初めて見ることができました。まだ4センチくらいの長さの緑の実も隣にありました。

◇◇◇ 作業の報告 ◇◇◇

物入れといっても、軒下の壁に貼り付けただけの作りは簡単なものです。奥行き25センチ位ですが、軒下までありますので長い材料が必要で持ち運びが大変でした。ペンキやら、なぜか3本もある長い雪かきスコップを入れようかと思っています。

以前古い雨戸で作った扉に使用したものと同じ、荏油、煤、柿渋、ベンガラを混ぜたものを塗りました。失敗かと思いましたが、その古い板はよく塗料を吸収し、今では触っても大丈夫。これに味を占め、今回も防腐剤代わりに使用することにしました。

ちょっと黒っぽ過ぎるなと思いましたら赤のベンガラを加えるのを忘れていました。塗ってから時間が経っていないので真っ黒になりながらの作業でした。

扉はペンキも落とさない板など3種類の廃材を貼り付けたひどいものですが、このボロさ加減がボロ家にマッチして、またよいです。(^^)写真では立派に見えませんか。でもくれぐれも見にこようなどと思われませんように。(^_^;)

暑い夏は小屋の裏が日陰になりここでの作業が多かったのですが、道具を置くところもなく不便でしたので、次は簡単な棚に挑戦です。浄化槽の送風機を隠すだけの小さな箱の予定でしたが、どうせ作るならと欲が出てきます。それでまた楽しくも大変な日々が始まるのです。(T_T)

次なる思案の日が続いています。

--- 後記 ---

さんま、さんま、さんま苦いかしょっぱいか?

・・・はい、苦かったです。新物の秋刀魚が出回る時期になりました。昨夕、クヌギの枝を燃やし秋刀魚を焼きました。ささやかな贅沢です。サンマの油が落ち、燃え上がるので、どうしても真っ黒になります。

ガスもなかった幼い頃、貧しい中でもたま〜に食べることのできていたサンマ、七輪で焼いていたサンマの姿に重なりました。黒くならないで全部食べる方法ないかな・・・なんて思っていたような。半分しか割り当てが無いので尻尾の方が欲しいと思っていました。尻尾は苦くなくて美味しいからかな。

あの貧しかった時代の・・・でも豊かだった生活に思いを馳せることのできた、幸せな時間でした。

ところで、先週日曜日、サイクリング日記のMさんが越畑にいらっしゃいました。その日のサイクリング日記、アップしておられますのでご紹介です。ぜひ 05/08/21 松尾谷林道 ご訪問くださいませ。



8月23日の夕空。

ではまた (^o^)丿~~~ 
見てくれてありがとう(^o^)丿!!  さよならさよなら

お便りはこちらからお願い致します。!

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