☆〜越畑便り〜☆
2007年3月3日(土) 《毎週土曜日に更新の予定です》




夕映え(24日)

冬はカメラマンはいないかと思いましたが、約2名撮影中でした。
小雪の舞う夕暮れ時、河原邸が不思議な明るさに包まれていました。



こんにちは〜。\(^o^)/お元気でお過ごしでしょうか。

3月3日、きょう〜は楽しい雛祭り〜♪・・今日は小さなお姫様たちが着飾ってお祝いするのでしょうか。郷里の冬は寒いので、4月3日が雛祭りだったのですが。

お雛様を飾ることもない我が家ですが、ネットで各地の素晴らしいお雛様達を見せていただき、Oさんから雛あられも頂き、雛祭り気分に浸ることが出来ました。

蕗の薹が膨らみ、食卓に上りました。やはり今年は早春の恵みも早いですね。

〜〜〜 知らなかった歴史 〜〜〜

雪の舞う寒い日にお仕事していらっしゃる方が・・・。沢山の材木の皮むきをしていらっしゃるのはどなたでしょうか。実は私、この集落に住んで長いのに、家のご近所の方しか知らないのです。

お顔は覚えているのですが?・・・とても穏やかでお元気そうなお顔です。失礼ながらお名前をお聞きしますとご近所のKさんでした。

写真を撮ってもよいとのこと、色々な話お聞きしました。

豊富な水が山から流れていると思っていましたが、以前は水が少なくて困っていたとか。芦見峠の方の川(芦見川?)から水を引く工事は大変だったそうです。

とてもお若く見えましたが、な・なんと87才!でももう一人、最長老が・・・越畑の怪物様が88歳で男性では一番上との事。

今は亡き「きっちゃん」とも同年代。きっちゃんはこの下の畑で野菜など作っていたそうです。頭が良くて手先も器用で働き者だったそうです。

何と言いましたっけこの道具、この鋭い爪で材木を移動します。これは長い木の持ち手ですが、昔は竹で持ち手が作られていたそうです。

鉈で桧の硬い枝を落とし(硬いので難しいそうです)、鎌で皮を剥きます。色々やったけれど鎌が一番具合良いそうです。スイースイーって感じで剥けます。

感動的だったのはこの木を載せる台です。簡単そうに作ってありますが、これは長年の技術ある方だからできるのでしょう。

上も削って木を載せられるようになっています。置く位置によって高さも変えられるようになっています。う〜ん、すごいです。

手で押してもびくともしません。しっかりしています。でも釘など全く使っていません。以前、素人の彼が木を組んで台を作りました。ボルトを沢山使って時間かけてやっとできましたが、ぐらぐらの足でした。

こんな素晴らしい技術は引き継いでいって欲しいものだと思いました。

「材木は何に使われるのですか?」「Yさんが栽培されている千両のハウスに・・・千両は光を嫌うので遮光の為・・・。」お正月に飾られたりもする赤い実の千両、日光に当たると葉の色が変わるそうです。

千両のハウスを覗かせて頂きました。まだ苗は小さかったのですが、出荷の頃はかなり大きくなりそうです。

[応仁の乱」の頃はなあ・・・・は?え?応仁の乱?記憶力の悪いのは今に始まったことではなく子供の頃からだった私は日本史は苦手、成績悪かったのですー。(^_^;)

今は便利ですね、インターネット辞書があります。あとで調べてみました。「応仁の乱」1467〜10年位(室町時代?)続いた京都の戦乱のようです。

戦乱を逃れた人が、この山奥の集落までやってきたのか、80軒もの家があったそうです・・・今は40軒くらいに減っています。

「昭和6年京都市になった。」「わ、そうですか。」そんな歴史も知らずにいました。調べてみました。1931年(昭和6年) 4月1日 葛野郡嵯峨町、太秦村、花園村、西院村、梅津村、京極村、梅ヶ畑村、松尾村、桂村、川岡村が京都市に編入して、右京区が誕生。

確かにそのようです。確か以前は葛野郡・・とかおっしゃっていました。

日本全国の山村がそうだったのでしょうけれど、昔はほとんどの家で炭焼きをしていたそうです。作物や木材や炭を京都まで売りに行くことが多かったとか。京都に縁が深かったので京都市になったのでしょう。

それにしましても長い歴史の生き証人、知恵も豊かな長老様。これからもお元気で長生きして頂きたいものです。


ハウス裏からの風景

◇◇◇ 作業の報告 ◇◇◇

熊笹は熊が食べるからこの名前?もしかしたらこの隈取の為かな?・・・調べてみますと冬になると葉の縁に白いくまどり(隈取り)ができるからということのようです。隈笹が正解。間違えて覚えていました。

葉が綺麗なので使えるかなと思っていましたが、何にも使わぬまま土手に蔓延ってしまいました。これをほおっておくと後が大変・・・もうなっていますが。

雑木の整理やら掃除、頑張りました。春のような陽気に誘われ・・・気持の良い日でした。

しかし頑張りすぎ、膝の痛みと疲れをもらいました。でも気になっていたことがなくなり少し安心の日々です。

柿渋、ちょこちょこ塗りたい所がでてきます。見上げた庇(ひさし)裏には昨年の芸術品が見えました。足長蜂と土蜂の巣なのでしょうか。

--- 後記 ---

台所の小さな安物の時計が壊れました。やっとのことで修理に持っていきますと、確実に修理代の方が高いのです。

電気店ではなく時計屋さんに持っていっても同じです。どちらでも、捨てればよいのにといった風な呆れ顔です。

ゴミに出すべきなのでしょうが、今の時代どうやって捨てるか考えるだけでも頭が痛いのです。こんな変な時計は色んな材料で出来ています。分別ってどうすればよいのか、いつも頭を悩ませています。

時代に取り残されている私は頭が古すぎるのでしょう。しかし、みなさん、バンバン捨てますね〜!変な匂いのしている埋立地は将来どうなるのでしょう。恐ろしささえ覚える今日この頃です。

買い替えを考えていましたが、もう一つ選択肢があることに気づきました。買わないこと。あまり利用していない時計をここに持ってくれば良いかも。

ゴミを減らすには物を増やさなければ良いのでしょう。育ちの悪さ故の悪い癖、安物買い・・・もやめたいものです。

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夕空(24日)

ではまた (^o^)丿~~~ 
見てくれてありがとう(^o^)丿!!  さよならさよなら

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