☆〜越畑便り〜☆
2008年9月25日(木) 《週半ば、更新の予定です》




朝霧とコスモス(23日)

霧の中ではコスモスらしさがよく見えます。

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こんにちは。お元気でしょうか。

台風一過、雨の後は空気が澄んでいます。被害はありませんでしたか。

こちらも、かなりきつい風が吹いたようで、桜の枯れ枝が折れて落ち、背が高くなりすぎた畑のコスモスが倒れていました。

でもミニトマトの支柱が一本歪んだくらいで、畑の被害はありませんでした。

鎧田地区はまだ少し残っているようでございますが、こちらの棚田はただ一つの無農薬?の田を除いてきれいに刈り取られているようです。

残された稲は手刈りなのでしょうか。この田には今年も鯉が放されたのでしょうか。

ほとんどの田は機械で刈り取られ、こんな風景は珍しいのですが、一角に少しだけ天日干しの稲が干されているのを見かけました。

もち米でしょうか、それともお正月のお飾り用?

懐かしいです。私が幼い頃は高い木に何段も長い木を渡し、こんな風に干していたものです。私も稲掛けを手伝った記憶があります。

脱穀の時は体中が痒くなりました。そして晴れた日に筵(むしろ)に広げて干し、夕方には片付けていた祖父の後ろ姿。

何日何日もかけて乾かしたものでした。昭和30年代のあの頃を思い出します。今は大規模な乾燥施設に集められ手間なく短時間に乾燥させています。

でも確かに天日干しのお米は美味しかった。庭で放し飼いしていた鶏の卵での卵ご飯。今ではもう望めないあの味

値段の高い平飼い卵を買ってみても同じ実家のお米を精米してもあの頃の美味しさには程遠い感じがするのです。

ないものねだりをしても仕方ありませんね。

せめて味の変わらない柿でも食べることにしましょう。昨日知らぬ間に赤くなっていた柿に気がつきデザートにしました。

今年は暑過ぎた天候の為なのか柿の実が少ない気がします。


ところでこの刈り取られた田の中をトットコ走っている鳥を見かけました。

前回見かけた所と同じ草陰にとびこんで隠れたのは雄のキジでした。

一度きれいに土手の草が刈り取られていたので巣は無くなったのでは?と思っていましたが。

再度巣作り挑戦?それともそのまま巣が残っていたのでしょうか。あの時と同じ鳥なのでしょうか。

赤い頭が見えますか? この写真ではね。^_^;

天高く透明な空にうろこ雲。気持ちのよい朝の空が広がっていました。

◇◇◇ イタドリ「虎杖」 の実 ◇◇◇

イタドリの花が実に変わっていました。薄く不思議な形で触るとさらさらと音を立てます。

しかし育ちの良い場所ではかなり大きくなるので私たち住民にとりましては伐採が大変な植物でもあります。

イタドリについて、またまた教えて頂きました。いつもありがとうございます。

クズと同様イタドリも役立つ野草で、若葉、根は痛みを取る薬として使われたり(イタドリの名は「痛み取り」から付けられたという説もあるとか)、葉を乾燥し代用タバコとして戦時中戦後利用されたとか。

薬草なのですね。「痛み取り」から名づけられたという説のこと知りませんでした。代用タバコにもなっていたとは!これまた驚きでした。

◇◇◇ キクイモ ◇◇◇

キクイモの黄色は目立ちますね。緑の中、鮮やかです。

今年はこれでも?まめに草刈しまして例年茂り放題だったキクイモはほんの少ししか育っていません。

これ一本のみかと思いましたが、生命力は強そうです。あと数本花を見せてくれるのかもしれません。

ギボウシも満開。雨の雫と共に一段と鮮やかな色を見せてくれていました。

◇◇◇ 作業の報告 ◇◇◇

ご存知のように、珍しい花を植えるでもなく、大して代わり映えのしない庭ですが、咲いてくれるもののみを楽しめば楽なものです。(^_^;)

それでも挿し木でまだ小さい紫陽花などは雪避けをしなくちゃならないかと冬に向け、今から億劫がっております。

小屋の壁、作ったばかりの時は、隙間に差し込んでおいただけの端材が陽にさらされ風に飛ばされ、ある日突然落ちてくるのは困りものです。故にうちは危険ですよ。(^_^;)

雑な仕事のつけは、やはりいつの日か回ってきます。やっと接着剤で留め、こつこつ修理しています。

毎日見回りすれば楽勝と思った崖の草刈はやはりできるはずもなく、久しぶりに2周しました。花が何度も咲き終わったようなミョウガを見つけ今年最後の香りを楽しみました。

--- 後記 ---

中国汚染ミルクで5万人以上の被害とか!薬害以前の生鮮食品にこんなことがあるとは!

一人っ子政策の中国のことですから被害者のみならず家族の悲嘆は察するに余りあります。

日本とは関係ないのかと思っていましたら様々な食製品になって日本でも出回っていたのですね。食の国際化は良いことなのか考えてしまいます。

資本主義社会の弊害もあるのでしょうか。中国でも母乳で育てる母親が減り、粉ミルクが主流になっていることにも改めてびっくりしています。

近代化の名のもとに食の安全が脅かされないことを祈るばかりです。

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夕空(9月18日)

ではまた (^o^)丿~~~ 
見てくれてありがとう(^o^)丿!!  さよならさよなら

お便りはこちらからお願い致します。!

【9月18日】      【10月2日】

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